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マールグリンと僕の勉強会

『マールグリンとは、自らを鍛えた剣、自らが学んだ魔法、自らが育んだ科学が存在する世界である。この星に生きる者は今日を生き、時に助け合い、時に争い合い、そして愛し合う。――皆の者がどの様に生きるかは自由だ。それが神への道になる』――手引き書1ページ目に書かれた言葉である。


 むぅ、想像としては三大RPGと呼ばれている物の一つ、LastFantasyに近いのかも。科学か……スマホ充電出来るかも。


 しかし、手引き書の1ページ目からゲームの説明書くさい。読まないタイプなんだよねー、けど動かすのは自分の体、コンテニューもないだろうし……はぁ、読みますか。


 この世界は様々な生物がコミュニティーを持ち、独自に、或いは交ざり合い進化を続けている。との事だが、それは納得できる。あの白い空間でも色んな生き物がいた。地球だったら凄い目立つけどこの世界なら普通になるみたい……早く話してみたい。


 更にこの世界では大雑把に分けて一種類、魔物モンスターがいる。生物の危機感からか嫌悪感からか一目でそれだと分かるみたいだ。これはどの様に生まれたかは謎の生物らしい。

 その核となっている物が魔石と呼ばれ、剣、魔法、科学の発展を著しく進歩させたらしい。


 神の手引き書に謎の生物って何さ……解らないってことは無いしねーっと、注意書きに『多分他の創造神の戯れ 』って書いてあるよ……。


 でも魔物がいるんならこの平原にいてもいいのに全くいない。岩山の上から見てもミーザしか見付けられなかったし、なんなんだろ? っと今は勉強、勉強!


 お次は……剣は自らを鍛えた総称、様々な武器、それに見合った流派などがある。

 魔法は自然魔法、自己魔法、召喚魔法の3大魔法を頂点に枝分かれしている。

 科学は生活品から移動手段で発展を遂げている。動力が魔石や魔石を介した魔力となるため、兵器に関しては未だに魔石や魔力に見合った効果が得られずにいる。

 

 『これらを念頭に置いて自分にあったスキルを手に入れよう』との事。


……力は必要だよね。魔物もいるし、色々ありそうだし、異世界だし。


 魔法以外にも何か取ろうかなー。剣とかか……んー、接近戦かー、魔物の容姿を見てからだね。虫系はご遠慮願いたい。

 はっ!? 何げに戦う方向に向いてるけど街に居るだけでゴッドポイントが稼げるなら戦わなくていいのか……でも異世界……機会があれば……一度くらい……。いや、けど痛いのヤダしなー、血もねぇ、殺し殺されで


 また脱線してしまった。


 因みにスキルはゴッドポイントを使わなくても修得出来る。ただ、かなりの修行期間が必要で、この世界の人は皆、修行をして修得する。僕は……ポイントでいいかなー、簡単だし。そこそこ使わないとゴッドポイントを貯められないよ。


 魔法は覚えたけど自然魔法は分かる。火、水、土、風、光、闇の6現象を魔力を使い操る。想像もしやすい。なんと素晴らしきかなアニメーション! のイメージでいけるはず。実際それで土壁を作れたしね。


 自己魔法は自分の身体能力を上げる魔法。うーん、ドーピング? どう想像していいのか分からない……これは練習だ。回復魔法もこのカテゴリー。修練を積めば他者にも使えるらしい。


 最後の召喚魔法は魔力の塊が意志を持ち具現化された者と契約して初めて使える魔法。魔力は召喚時に行きと帰りの移動料替わりに持っていかれる。渡す魔力によって働き具合が変わる意外とビジネスライクな関係らしい。これは出来たらでいいや。


 まだまだ続く手引き書読み。『皆の体はこの世界に順応出来る要にした。言語も翻訳されるので問題は無いだろう』だって。


 この文はちょっとイラっとした。『問題は無いだろう』……無いけど……有るから、有りまくりだから!! そもそもこの世界に来た時点で問題だから! 


 はぁはぁはぁ……落ち着こう、もう無理だし。深呼吸だ。ふぅ。


 で! 目が良くなった、足が速くなった、魔力が付いた! ……他はまだ未確認。


 翻訳能力は大事。みんな安心の日本語ですから。手引き書も日本語に変わってるし、外見が何だろうが日本語なら問題は無い!


 あっ、使った魔力は自然と回復する。世界に満ちている魔力を吸い込んだり、魔石から吸い込んだりも出来る。

 魔力量は使ってれば増えるみたいに書いてあった。


 ウィンドウは色んな情報が保存されているけどステータス的な物は無かった。


 最後にゴッドポイントの獲得方法について……『とにかく行動あるのみ!!』


……だってさ。


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