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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

妖精、要請する女の子達を間違える

作者: 孤独
掲載日:2025/12/11

「助けて欲しいです!」


タダで助けるのか……


「構わないけど、ロクなのはいないよ」


悪の組織に襲われてしまい、妖精は別の世界の人達に助けを求め、たどり着いたところがとある喫茶店。


「可愛い女の子達が来てくれると嬉しいです」

「まるで、●●募集中のようなモノだね」


店主にその手の知り合いは何人もいた。しかし、彼が最初に言ったが、ロクなのはいない。

紹介されてやってきた女の子達と出会う妖精は、自分の世界の秘宝にして、悪の組織に対抗できる代物を見せるのである。


「この魔法の力は女の子の力で発揮されるんです。この伝説のステッキを持てる女の子達ですか!?」


バギイィッ


「とりあえず、行かせてよ。可愛い女の子達が行きまーす」

「伝説のステッキをへし折ったーー!!?ちょっと、これは由緒正しき、伝説のステッキでして!!悪の組織、ノゾキミールに対抗するために作られた、クロハリというものですよ!」

「そんなの良いから、あたしは拳で語るタイプだ。後ろの連中もそんな感じ。な?」


可愛い女の子達……(暇してた奴、6人くらい)。


「あの、もうちょっと年下が……」

「なんか言った?いちお、20になってないんだけど、まだ?あたし達」

「灯ー、稼げる仕事なんでしょー?これ」

「ちっこーい、これが妖精って奴?現実にいるんだー」


小中学生を希望していたようだが、やってきたのは大学生共。なにが悪いんだ?

面白そうだからやってきただけの、バトルジャンキー共。


「子供の世界なんだからね。行き先。灯ちゃん、引率頼むよ」

「とりあえず、敵の親玉をぶん殴ってくればいいんだろ?アシズム」

「女の子が軽々しく殴ってはいけません!!……いや、したりもしますけど!最終的な必殺技は違うのです!!」

「ゴチャゴチャ言うな、妖精。必殺技は殴るだけで良いんだよ」

「ロマンねぇー!!」


こうして、彼女達は妖精に要請されて、異世界にやってきたわけだが。

異世界って聞いたわりに、なんとカメラの多い異世界だ。ここの世界よりも進んだ管理社会。


「この世界は、ノゾキミールに支配され、あらゆる映像を奴等に送ることになったんです。だから、あたし達のプライバシーが筒抜けなんです」

「なんだその悪の組織は?随分と陰湿で陰険なクズ共が作った組織ね」

「だったら、こんな可愛い女の子達を希望するの、おかしくね?」

「惨めな連中連れて来て、晒しまくった方が相手の士気も削がれると思うけど」


ノゾキミールのそのカメラに支配された世界で、住民達は怯えた暮らしを強いられた。監視される事の恐怖に包まれた世界であり、ノゾキミールの親玉に辿り着こうにも、こちらには相手の位置が分からず、向こうからは全部筒抜けなのだ。そして、ノゾキミールの法を破れば、この世界の警察と呼ばれる組織が来て、幽閉されてしまう。


「全部カメラを壊せばいいでしょ」

「ですから!あの伝説のステッキを持ってれば、法を無視しても」

「法律だろうが、暴力の前では無意味だぜ」

「行くぞーーー」


バギイイィィッッ


「…………ホントにカメラを壊し始めたよ、この人達」


◇         ◇


灯達が異世界にやって来てからのこと


「ぎゃああああ」


悪の組織、ノゾキミールの親玉は、灯達の行動に悲鳴をあげていた。


「高いカメラを壊さないでーー!!なにこの無法共は!!」


カメラを壊したら、罰金だけでなく、重たい刑罰を与えるのであるが。


「なんて羞恥心のない、女共だ!!この世界のカメラ達はすでに、女の子達のあられもない痴態を映すことに特化した、変態型のカメラに魔改造したというのに!!」


暴力しか映させてくれない、その姿に


「まるで久しぶりの休日で1人家で生活している、粗雑で魅力のない乱暴な女の一風景だ!!どこに需要があるんだ!これは盗撮の美にはない!我々のモットーは、何気ない幸せな日々に映る、儚げな少女達の姿と成長にあるんだ!!パンツは見たいが、パンチは見たくない!!」


はだける胸元、下着、太もも、……そんなのを気にして、暴力ができるかというべき、羞恥心のなさで攻め込んでくる様。暑い夏に見る光景。そして、次々にカメラを拳や蹴りで壊され、法律など知るかという暴力で押し返してしまう、灯達の暴の強さ。

そして、彼女達の読み通り


「て、て、撤収!!こいつ等と接敵せってきしたら、命はない!!lこんな女には近づくな!!」


カメラを通じて恐怖は巡り、悪の組織、ノゾキミールはこの世界から逃げ出してしまうのだった。

さすがに情報の巡りが早いとあっては、親玉を殴れはしなかったが


「ま、いいでしょ」

「あああああっ!!こんなにカメラを壊してーー!一体、何十億の被害が」

「敵の連中のモノでしょ?これで盗撮されない日々が戻って、万々歳と」


妖精が焦っていても仕方がなかった


「あたし達、ショータイムは、少年達のあられもない私生活を映すことに特化した、そらぁもう、可愛い少年達を見守る世界だったんですよ!!カメラが壊れたら、生き甲斐を失います!!」

「お前も似たようなもんじゃねぇーか!!」


◇          ◇


「こーなるなら、先に言いなさいよ、アシズム。カメラ壊して損した。なんか奢りなさいよ、ビールとか」


妖精の世界を救った?壊した?……とりあえず、悪の組織を追い出してあげた灯に、アシズムが提出したのは請求書


「彼女達の世界からカメラの請求が来ているよ」


それに一枚の写真で返す、灯。


「こーなりてぇのか?」


複数の男達が、灯の拳でグチャグチャになってる様子が映し出された写真で返してあげた。



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