進路
高校進学を頑なに拒否をする私
せめて高校は出なさい、と
折れない父と母
私はまた小学生の頃と
同じ過ちを繰り返そうとしているのだ
頭では認識している
また学校に行かず親にただ養われ
恥を晒すのだ、私はそう言う人間だった
とにかく人と交わることに不快感があった
でも気持ちはどうしようもない
中学でいた友人とも連絡しなくなり
余計に引きこもるようになった
結果、自宅から車で2時間の
全校生徒が23人の学校への
入学が決まった
そこは寮があり週末にだけ
家に帰るという生活になった
女の子は私ともう1人だけ
あとは全員男子だった
学校へは行きたくない私が
心が傾いたのは誰も私の
両親のことを知らない
〇〇先生の子というブランドが無くなる
ただそれだけの理由だった
入るとやはり人と関わるのが不向きゆえ
友達はひとりも出来なかった
まず自ら関わろうとしなかった
とにかく浮いていた
無視されている訳でもないが
おそらく嫌われていた
居心地が悪い
ひとりがいい
学校が嫌い
そんな自分にまた
死にたくもなった
自傷行為も再発した
と、そうこうありまた
不登校の生活が始まる
入学を機にはじめて携帯電話を
買ってもらったが早く学校に行きなさい
そればかりの電話がほとんどだった
週末は2時間かけて迎えに来てくれる
母と父に対しても何も感じなかった
結局のところだが出席日数が足らず
その学校は退学することとなった