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8話 心配
2時間目になり
ああ、ヤバい、めちゃくちゃしんどいけど、頑張らないと…
「これは…」
黒板の文字がにじんでよく見えない、先生の声も遠くに聞こえる。
あれ、なんか、力が入らな……
ガタッ、バタン
「や、山田さん」
「やまちゃん!」
「せ、先生山田さんが倒れました。」
「だ、大丈夫か、佐藤、山田を運ぶのを手伝ってくれ、」
あまり良く聞こえないな、
でも、「はい」と言う佐藤くんの声は聞こえた。
「山田さん」
そう声が聞こえたような感じがして、目を開けると、そこには佐藤くんがいた。
「え、佐藤くん…なんで…」
心配そうな顔で見つめる
「そりゃあ、倒れてたし…」
佐藤くんは、困っているような顔をしている
(や、ヤバいそんな顔されたら、すごく可愛い)
「佐藤くん、心配してくれて、ありがとう」
佐藤くんは顔が赤かった。
「お、おう、じゃあな。」
あれ、佐藤くん、いつも大阪弁なのに今日は違うような…
私はそのまま早退した。




