学園編 ②
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(校長やら色々偉そうな奴が出てきたが言っているのは、大体この担任と同じような事ばかりだな・・・
しかし学生達も少し見えたが強そうな奴がたくさん居そうだな。後ろの方には上級生なのかなさらに
強そうな奴がいやがる。やはりあの担任が言うように俺達は実力的にまだまだこいつ等には敵わない
のだろうか?まあ良いさ、それならそれでさっさと力を付けて本校舎に行きこいつ等も纏めて倒す
のみだ。それにしてもつまらないな。さっさと多種多様な戦闘方法とやらを学びたいんだが、まだ
続くのかな・・・)
『それでは最後にこの方、我が校に多大な協力をして頂いているだけで無くあらゆる分野で、多大なる
貢献をされている、KTグループ会長のキリディス・T・ツヴァイ様です。』
『おお、会長が来るなんて凄いな』
『ああ、流石アルストロメリア学園だな』
『しかもあれはグリフォース様では無いのか?』
『会長の護衛という事かな?』
『おお、我らの守護神様だ。天使達を束ねる最高司令官様だ。』
『ささ、会長こちらに・・・』
『うむ、私がKTグループ会長のキリディスです。皆さん宜しく。え~、先ずはご入学おめでとうございま
す・・・・・』
(ん、ちょっとうとうとしてしまったな・・・また何処かのお偉いさんかな。早く終わってくれないかな
・・・・・!!!こ、こいつは・・・こいつはまさかあの時、慧と俺を殺した奴じゃないのか?
何でこんな所に?もしかして人違い?・・・いや見間違うはずが無い!!!こいつが慧と俺の・・・)
(どうしたんだ?武。何を興奮しているんだ。大人しくするんだ。)
『くそ、こいつのせいで、こいつのせいで慧と俺は!!!』
『武、冷静になれ。』
『何を騒いでいるんだ。』
『まずいぞ、武』
(こいつのせいでー)
『うわっ、熱、あっつーー。』
『どうした?』
『中継先の本校舎で何か起こったようです。』
『どうしましたか?新入生の方からだぞ。』
『あの一帯から物凄い熱量が。』
『どうした?誰だ?何をしている?』
『こうなったら制圧するぞ。』
『皆様、ごめんなさい。こんな有名人に会えるなんて私興奮してしまって。申し訳ございませんでした』
『あらあら、私も人気者になったものね~。』
『ははっ、さすが会長ですね。』
『何だ、何事かと思ったぞ。』
『さあ、式を続けて下さい。もう収まりました。大変失礼致しました。』
『この声は!!!慧なのか?まさか生きていたのか?・・・・・いや聞き間違えるはずが無い・・・
慧・・・良かった・・・』
『武・・・大丈夫なのか?』
『・・・・・・・』
『武?』
『・・・いや悪い悪い、まさか宿敵を見つける事が出来て、更に死んだと思っていた幼馴染がまさか
生きていたなんてな・・・今日はなんて日なんだ。』
『武、何を言っているんだ・・・』
『ジオ、俺は俄然やる気が出てきたぜ!!!必ずここでの競争に勝ち抜いて本校舎に行ってやる!!!』
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『いいかお前達、サバイバルとは言ったが基本的な戦闘方法等は勿論しかっりと教えるからな。
しっかりと学習して活かすように。』
『・・・・・』
『・・・まあいい、先ずは防御の仕方を教えるぞ。』
『え~、防御かよ~。面白くないな~。』
『誰だ?防御は必要ないみたいに言った奴は?正直言ってお前達が一番出来ていないのが防御だ。
前にも言ったがここまでは強い攻撃方法があれば、それだけでも良かっただろう。しかし断言する。
ここから先はそれだけでは絶対に進めない。それは本校舎の連中も同じだ。ここから先に進みたい
奴はしっかり肝に銘じておけ。』
『・・・・・』
『先ず一般的な防御方法としては、共通スキルの物理障壁がある。これは自身の前方に物理攻撃を
軽減する障壁を展開する。同じように共通スキルの魔法障壁の場合は魔法攻撃等の特殊攻撃を
軽減する障壁を展開する。これだけだ。』
『え、それだけですか?』
『これだけだ・・・が勿論これが全てでは無い。共通スキルも固有スキルもレベルというものがある。
勿論レベルが高ければ高いほど強力となる。攻撃系スキルなら威力が上がったり、防御系スキルなら
防御効果が高くなるといった具合だ。そしてレベルを上げるには基本的にはステージを上げなければ
ならない。だからステージが上の奴には基本的には勝てないと言ったのはそういう意味だ。
極端な話、物理障壁と魔法障壁のレベルが相手より上であれば負ける事は無いという事だ。
因みに先程防御障壁を展開するだけと言ったが、それにも個人差というものがある。障壁を展開する
速度、障壁の大きさ等、細かい事を言い出したらきりが無い。これらは勿論術者の才能もあるが
やはり一番は練度、つまりどれ程努力を重ねてきたかという事だ。特に防御系のスキルや魔法等は才能
よりも練度が結果に表れやすい。よってこれからしばらくは、防御方法の訓練を行う。ではまず初歩
の初歩から行くぞ。まずお前達の前に一体の敵が現れたはずだ。こいつは私が作り出した人形だ。
しかし今のお前達よりは間違いなく強い。こいつを使って訓練していくぞ。』
『・・・はい・・』
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数か月後・・・
『良し、基本的な所はもうかなり出来ている者もいるな。では次の段階へ行く。今までは近接攻撃
や物理攻撃が主だったが、これからは遠距離攻撃やスキルや魔法等の特殊攻撃も取り入れていく。
因みにまだ大半は基本の部分がまだまだだが、皆で足並みを揃えてやっている訳ではないぞ。
出来ていない奴は遅れないようにしないと後で大変だぞ。』
『・・・はい・・』
『全く何でうちの所はこんなに防御訓練ばかりやってるんだよ。』
『そうだよな、他のクラスでこんなに防御訓練ばっかりやってる所なんて無いぞ。』
『あ~、かったるいな~。』
『しっ、聞こえるぞ。』
『・・・・・おい、お前達・・』
『止めておけ武、他人の事は気にするな。俺達も他人の心配が出来る程余裕って訳じゃ無いんだ。』
『・・・そうだな・・』
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数か月後・・・
『良し、この段階も上位陣はクリア出来てるな。では次の段階へ進むぞ。この段階では実戦と同じように
様々な攻撃を織り交ぜてそれに対応して貰う。因みにここからはお前達も攻撃して良い事とする。
そうでなければ実戦と同じとは言えないからな。』
『げっ、出来てる奴ってほんの数人だけど、物凄く置いていかれてる感が凄いんですけど・・・』
『本当に大丈夫かな俺達・・・』
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数か月後・・・
『良し、よくここまで付いてきたな。もうひと踏ん張りだ・・・と言っても残ってるのは二人だけか。
武とジオと言ったか。最後は俺の人形を複数に増やす。こんな事は実戦では日常茶飯事だろう。
これをクリア出来ればこの訓練は合格だ。』
(ん、今この訓練って言ったよな・・・)
『あの・・・』
『何だ、武?』
『いや、今ここにいるのは俺達二人だけなんですけど、だからって他の奴全員がやる気が無い訳では
無いんですよ。必死でやってる奴もいます・・・』
『分かっているさ、その位。成長の速さだって個人差があるんだからな。それに何もチャンスがこの一回
だけとは言ってないだろう。優秀な人材は一人でも多く欲しいのが現状なんだ。心配するな。』
『はい。』
『それよりも先ず自分の心配をするんだな、武。最後が一番難しいんだからな。』
『はい。』
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数か月後・・・
『良し、二人共それだけ出来れば良いだろう、合格だ。よく頑張ったな。』
『ありがとうございます。』
『さて、他のクラスも合格者が出揃ってる頃だな。ではこれより二人には他のクラスの合格者と
戦ってもらう。そしてその中で勝ち残った者のみが本校舎へ行く事が出来る。』
『ついにここまで来たな。』
『ああ、臨む所だ。』




