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新たな軌道を進む  作者: tetutaka
序章
2/38

明治に突撃!!part2

 「・・・・・。」

 ここはどこだ、俺は・・・。

 「・・お・・・。」

 「だい・・ぶ・・。」

 小さな声が聞こえてくる。

 まだ頭の中を反響するようによく聞こえない。

 「うっ、うーん・・・。」

 「おい、めぇさましたぞ。」

 「あんたさ、大丈夫かぃ?」

 「えっ、えっま、まあ大丈夫です。」

 大丈夫じゃねえだろ!頭痛もするし、何かに呑み込まれるし・・・。

 って、それ以前にここはどこだ?

 「すいません、ここはどこですか。」

 「えっ、木嶋きじまの家だらぁ。」

 「そんなことよりおめぇさんは誰だい?」

 「俺は、皆川玲汰です。南日本平中学校1年生の。」

 急にあたりが静まってしまった。

 いったい何があったのだろう。南日本平中学校もとい、母校は部活動で多くの結果を残している有名校なのに知らないのだろうか。

 「んにゃ、聞いたことないなぁ。」

 「あんたどこから来たんね。」

 やっぱり知らなかったか。いったいここは・・・?

 「えっ、静岡市ですけど・・・。」

 「静岡市?ああ、県庁のとこっか。」

 「ここの地名は何ですか?」

 「おいおい、ここは豊田村だで、そんぐらい知っているやろ。」

 トヨダムラ?聞いたことないな。豊田なら、市内の町名にあったと思うけど・・・。

 村じゃないよな。しかも豊田村なんて聞いたことも見たこともないな。

 ハッと気づいた。

 周りにいる人たちの服装からして現代日本の服装とは思えない。

 そして家の中にある家具などからしても今の日本とは到底思えない。

 そして方言。

 そして多くの歴史を見てきたような不思議な感覚があったあの空間。

 「い、今何年ですか?」

 「変なこと聞くねぇ、明治29年さぁ。」

 「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」

 なんで明治にいるんだよ!!

 俺は平成に住んでいるんだぞ!!

 なんで、平成から明治になるんだよ!!


 しばらく混乱していた。


 やっぱり続く。

 

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