リバーバードの群れ
リバーバード・ソルジャー レベル:33
スキル〈吶喊〉〈硬化〉〈羽飛ばし〉〈飛行〉〈体重変化・低〉〈暗視〉
〈筋力強化〉レベル:20〈俊敏強化〉レベル:20
リバーバード・コマンダー レベル:35
スキル〈吶喊〉〈硬化〉〈羽飛ばし〉〈飛行〉〈体重変化・低〉〈暗視〉〈統率〉〈かたき討ち〉
〈HP最大値増強〉レベル:20〈筋力強化〉レベル:10〈俊敏強化〉レベル:10〈知力強化〉レベル:20〈精神力強化〉レベル:20
空を旋回している鳥はリバーバードというらしい。名前的に兵士と指揮官か。さっき飛んできた羽根は〈羽飛ばし〉で飛ばしてきたやつだね。今もシュンシュン飛ばしてきてるけど、ぶっちゃけ害はない。私の体に当たってもカンカン言いながら落ちていくだけだし。これ良い金策だな?彼らがあきらめるまで羽根を集めさせてもらおう。
ははは、たった五分で30本採取できたぞ。合計24,000Gだ。しかし彼らも効かないと学んだらしい。空を飛んでいる一体、おそらくリバーバード・コマンダーを残してこちらに突撃してきた。
しかしただでさえ軽い体重は〈体重変化・低〉で下がっており、いくら急降下攻撃で運動エネルギーの力を借りることができているといっても所詮鳥サイズ。嘴で突っつかれようが羽根でたたかれようがちっとも痛くない。
あ、なんで何もせず攻撃されてるのかって?そりゃ魔法が当たらないからよ。こいつら小さいし機動力高いしで魔法が全く当たらない。火、水、土属性は見てから避けられるし、風属性はほぼ不可視のはずなのに風を察知してるのか避けられる。
これどうしよう。杖の物理攻撃も当たらないし魔法も当たらないし。というか上を見過ぎて首が痛い。生えてきた角も重いし、太陽がほぼ真上だから目もいたい。なんでこんな時に限って眩しいんだ。曇りであれよ、このゲームに天気の概念あるかわかんないけど・・・あ。
「『光よ、私から広がり周囲を照らせ』」
リバーバードが突っ込んできたタイミングで私の周囲を照らす。完璧な不意打ちだ。光を出すだけの魔法だが効果はあったようで、リバーバードが地面に墜落した。
そりゃ唐突に目が見えなくなったら飛べないよね。眩しくて目がくらんでるだけなら〈暗視〉も効かないだろうと思って光属性をチョイス。成功して何より。もう一度飛ばれる前にとどめを刺しておかねば。
≪リバーバード・ソルジャーたちの魂を収穫しました≫
≪リバーバード・ソルジャーたちのステータスを一部収穫しました≫
≪リバーバード・ソルジャーたちのスキルを収穫しました≫
よし。上がったステータスは筋力と俊敏がプラス2。意味のない器用とかが上がらないならいいや。
で、あの一匹残った指揮官はどうしようか。絶対もう降りてきてくれないでしょ。




