表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Original magic online ~固有の魔法で世界を冒険する~  作者: あるにゃとら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/131

邂逅

「いた、フォレストウルフの群れ。あいつらを100匹狩る」

「100匹もですか?」

「うん。コンク・スライムはスライムの群れを短時間で100匹倒したら出てきた。こっちでも群れがあるなら、同じことができるはず。手分けしてやろう。私はこっち」

「そんなことが・・・わかりました、それでは、私はあちらを狩ってきます」


 リーゼと手分けしてフォレストウルフを狩る。一つの群れが大体5匹だから、都合10回倒せば終わりだ。

 〈解体〉によるフォレストウルフ素材の採取は・・・半分だけでいいか。

 多分そんなに使わないだろうから、ギルドの依頼達成の分と少し残るくらい。


「『暴風よ、(ケアルン・)我が敵を(エツウエ・)全て切り裂け(ヒミ・ツミュウィス)』」


 新しく創った風の魔法がフォレストウルフたちを切り裂く。

 今回はパーティーでやるから、前の『風よ、(クツ・)目の前の集団を(ロウウィン・ヅンフ)切り裂け(・フヨロウ)』だとリーゼを巻き込むのではと思って別の魔法を創ってきた。


 うん、ワンパン。このあたりの敵ならボス以外敵にならないね。さて、初〈解体〉。



【食材】フォレストウルフの肉

固く筋張っていて味がいいとは言えない。家畜のえさにするべきだろう

〈鑑別〉500G



【素材】フォレストウルフの牙

フォレストウルフが主に攻撃に使う牙のため、かなり鋭利になっている。うっかり手に刺さらないように注意しよう。

〈鑑別〉500G


 

 解体することでこれが2つずつ取れた。全部で10個、依頼分はすでに足りている。これ以上は解体しなくてもいいな。


 肉に至ってはひどい言われようだ。家畜のえさって。この世界の家畜ってどんなのなんだろう。おとなしいモンスターでも飼ってるのかな?


 そのままフォレストウルフを狩り続けること50匹。リーゼが戻ってきた。あっちも終わったみたいだ。


「こっちは終わりました」


「こっちも終わったよ。多分そろそろ何かが・・・あれ、なんか暗くなってきた」


 もともと夜で暗かったけど、何かそれに輪をかけて暗くなった気がする。気のせい?いや気のせいじゃない。何か、足音が・・・


「っ!ルピナス!」


「っ!」


 私がさっきまでたっていたところを、大きなフォレストウルフのようなものが通って行った。

 危なかった、リーゼに飛ばしてもらえなかったら死ななくても大ダメージだった。


「ありがとリーゼ」

「いえ、役目です。しかし面倒です。これでは姿が・・・ルピナス、照らせますか?私は光属性魔法を持っていないんです」

「大丈夫。ちょっと待ってね。」


 多分備えて創ってきた魔法じゃ足りないから、〈真髄〉も使ってバフしてやる。それ狼、姿を現せ!


「『光よ、(ンレ・)私から広がり(フヅア・ムアメ・)周囲を照らせ(ヅツシ・プツロ)』!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ