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Original magic online ~固有の魔法で世界を冒険する~  作者: あるにゃとら


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私の強み?

ちょっと書き方変えました。多分こちらの方が見やすい。

「戦う前に少しすり合わせをしましょう。ルピナスはどの属性の魔法を中心に使いますか?私は土属性を中心に使います。その中でも数を撃つより一発の威力を重視するほうですね」


 どの属性を中心に使うか?・・・考えたことなかった。

一番多いのは火属性だから火属性になるのかな?それでいっか。一応他も使えることも言うけど。


「私は火属性が中心かな。でも一応光と闇以外の3属性も使えるよ。このために昨日から4つくらい魔法も創ってきたから」


「そうなんですか?ずいぶん前から準備してたんですね。大変じゃないですか?このゲームで魔法を創るの。私、一つの魔法を創るのに1日はかかっちゃいます」

「?準備したのは昨日だし、魔法も簡単に作れるよ?」

「え?」

「え?」


 なぜ?になるんだ。別のゲームやってる?

 一番美しくなるように並べるだけだから、対応する図形みたいな文字さえわかればすぐだと思うんだけど。


「あの図形みたいな文字を並べるの大変じゃないんですか?一私の知り合いも半日以上かかるって言ってましたよ」

「大変なのは対応する文字を探すほうじゃない?並べるのは簡単だよ。一番美しくなるようにすればいいから」


「・・・あの、私が対応する文字を調べるので、今ここで新しく並べて魔法を創ってみてくれませんか?信じてないわけじゃないんですけど、現実味がなくて」

「大丈夫。どんな魔法を創る?」

「それじゃあ・・・こんなのでどうでしょう」


 そういったリーゼが出したのは『風よ、真空の鎧となり我を守れ』。へー、風で鎧を作るんだ。その発想はなかった。

 まぁ文字を出してくれるなら簡単にできるね。フレンドチャットにリーゼが書いてくれた文字を並べなおして・・・7分くらい?


「ここをこう並べて、これをこっちに、これはここが映える。よしできた。試してみて。」

「『風よ、(ローム・)真空の鎧となり(ウプク・ヅツベク・)我を守れ(ヅロウィン)』・・・すごい。本当に魔法が発動してる・・・」

「良かった。簡単でしょ?」


 成功した。やっぱり簡単だよね。美しくする、言い換えればきれいにすると言えるのかも。掃除と変わんないよ。

 ・・・それはさすがに嘘か。私の中では、美しくすることときれいにすることは明確に違うし。


「・・・ルピナス、これはあなたの強みです。他の人はこんな簡単に魔法を創れません。なるべくほかの人にこれを伝えるのはやめておいたほうがいいです」

「え、なんで?」


「ルピナスがいるだけで攻略がどれだけ楽になるかわからないからです。最前線でクランを作っているようなガチ勢が勧誘しに来るでしょう。ルピナスがそれを望むならいいと思いますが、見た感じそうではないと思います。穏便に済むならいいですが、どのゲームにもバカはいます。うまくいかなかったら、下手すればリアルにも影響を及ぼそうとしてくるかもしれません」


 クラン、そういうのもあるのか。これがリーゼじゃなかったら煽ててるのかなって思って聞かなかったかもしれないけど、多分本当なんだろうな。

 だってリーゼ、私に歩幅を合わせてくれるような優しい人だよ?信じるよ。


 ちなみに仮にリアルに影響が出たら、開示して確実につぶすけど。


「わかった。リーゼのこと信じるよ。」

「ありがとうございます。・・・そろそろフォレストウルフが出てきますね。どうしますか?」

「昨日偵察にきたときはもう少し奥に行ったら群れがいたから、そこまで行く」

「了解です」

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― 新着の感想 ―
まあ普通に考えてまだ究極魔法にたどり着いてるのはほとんど居ないだろうからなあ
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