表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Original magic online ~固有の魔法で世界を冒険する~  作者: あるにゃとら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/130

装備を作るために

「はい、これで登録は完了となりました。こちらが冒険者カードです。なくさないようにお気を付けください」




【大切なもの】冒険者カード

冒険者としての身分を証明するほか、転移門のアクセスに使うこともできる。現在のランクはE。


【スキル】解体

倒したモンスターを解体し、素材を手に入れることができる。解体した死体はそのまま消える。



 南門近くの冒険者ギルドで冒険者になったので、そのまま〈解体〉も取得。これで金策と死体処理が楽になった。解体した死体はそのまま光になるっぽいし。



 Dランクに上がるために必要な依頼を達成するため、簡単そうなフォレストウルフ討伐の依頼を受けておく。EからDまでは一つ達成でいいので、多分チュートリアルみたいなものなんだろう。


 リーゼと別れてから30分くらいたつけど、彼女の装備メンテナンスは終わっただろうか。ゲームらしく魔法で一瞬だったらもう終わってるだろうけど、現実準拠だったら終わってなさそう。とりあえず行ってみるか。


 鍛冶屋の前でひげもじゃのいかにもな親方とリーゼが分かれるところだった。ちょうど終わったみたい。魔法で一瞬パターンだ。私の装備もすぐにできそう。


「あ、ルピナス。登録終わったんですね。私もちょうど終わったんです。親方、さっき伝えたのが彼女です」


「そうか!俺は鍛冶屋のゴンデスだ!」


「ルピナスです。お姉さんの紹介で装備を作りに来ました。」


「そいつは構わねえぇが、お姉さって誰だ?悪い、名前を教えてくれ」


 確かに。お姉さんじゃ普通は伝わらないか、えっと、名前名前・・・あれ?


「私、お姉さんの名前知らない・・・」


 これはショックだ。私の名前は聞かれたときに伝えたのに、私はお姉さんの名前を聞くのを忘れた。外見で伝わらない?だめ?


「えっと、あっちの路地でお店を構えてる美人で髪の長いお姉さん。ポーションとか売ってる」


「ああ!ルキナの紹介か!あいつの紹介ってこたぁお嬢ちゃん腕がたつんだな!どんな装備が欲しいんだ?見た感じ後衛なのはわかるんだが」


「これを使って装備を作ってほしい」


 お姉さんの名前はルキナっていうのね。覚えた。そのまま取り出したるはコンク・スライムの質量ある体液。あれから少し時間は立ってるけど、依然しっかりとした形を保ってる。


「こいつは・・・コンク・スライムの体液か。コアを打ち抜いたんだな。体液の状態がいい。物理に強い装備を作れるはずだ。ただこれだけじゃ無理だな。」


「無理なの?」


「あぁ。形を保ってるとはいえ液体に変わりないからな。成形ができない。こいつに見合う丈夫な皮でもありゃいいんだ」


「あ、それなら心当たりあるよ」


 心当たりとはコンク・スライムと同じように、一定数倒したときに現れるボスみたいなやつだ。フォレストウルフならボスはリーダー的なのが来るはずだし、毛皮も〈解体〉すればとれるはず。


「わかった。それじゃそいつを手に入れてから来てくれ」


「うん。あ、ごめんリーゼ。放置しちゃった」


「いえ、私も抜けるタイミングを失って惰性で居ただけですから。私のほうこそ謝るべきですよ。希少そうな素材のことを聞いてしまいました。明日はその心当たりとやらを討伐に?」


「リーゼならいいよ。そうだね、討伐に行くのは明日かな。多分夜」


「そうですか・・・迷惑かもしれませんが、私もついていってもいいでしょうか?これでも最前線組なので、足手まといにはならないと思います」


「私からお願いしたいくらい。それじゃあ、明日の夜7時に噴水に集合しよう」


「了解です。それじゃあ、私はいきますね」


 リーゼと約束をして別れる。私はどうしようかな。まだ時間に余裕はあるけど、戦って疲れた。・・・綿ウサギを見に行こうと思ったけど、明日に備えて宿で魔法を創ろっと。それと現場視察。リーゼに比べたら、私は大分弱いだろうし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
それ寄生ですよ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ