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序章

これは序章で、本編ではありません。本編を別視点から書いたもので、内容がそこそこ変わります。序章で、「あまりハマらない」と思っても、本編までは見ていただきたいです。

私の名前は竹田愛菜。この春入学した高校一年生で、今日から登校日。でも、早速寝坊してしまった。


「遅刻遅刻〜っ‼︎」


曲がり角を飛び出すと、大きな音を立てて人とぶつかって転んでしまった。


「すみません、急にぶつかってしまって」


「怪我はないか?」


目の前には、ぶつかったであろう男子が、手を差し伸べてくる。手を繋ぎ、私は立ち上がった。


「俺、急いでるんで」


冷たい声で、間髪入れずに走り去ってしまった。


「なによあいつ!私がありがとうも言わない奴みたいになったじゃないっ!」


しかし、気を取られている暇はない。私はさっきの男子とは別の方向に走り出した。


□ ◇ □ ◇ □


道を間違えていた。どうやら、先ほどの男子とぶつかったところで曲がらなければいけなかったようだ。投稿初日から遅刻なんて最悪な気分だ。

しかし、切り替えていかなければ。頬を2回両手で叩き、気合を入れ直す。第一印象が大切。


「おはよーございますっ!」


先生はまだ来ておらず、騒がしかったクラスが一瞬で静まり返る。やらかしてしまったかもしれない。

しかし、一人の笑い声がすると全体が笑い始めた。スベったのが逆に良かったのかもしれない。緊張のほぐれた私は、教卓に置かれている席の表を見て、自分の席に座った。


「えっ、なんでここにあんたがっ⁈」


隣には朝ぶつかった男子が座っていた。


「なんでも何もないだろ」


朝と同じく冷たい態度であしらわれた。すると、さっきスベったおかげか、私の周りには人が集まって来た。


「どうしたの、知り合い?」


私は朝あった出来事を話した。その反応は、「ひどい」と私同様の意見や、「でも、イケメンじゃない?」と言う者もいた。たしかに、顔はいいけど、性格が少し…


そんなことを考えているとチャイムがなり、先生が入って来て、ホームルームが始まった。


□ ◇ □ ◇ □


とくになんの変哲もなく、一週間が経った。

その間、私はあいつ—高橋康太と事あるごとに衝突したり、友達がいっぱいできたりと、なんだかんだ楽しい高校生活を送っていた。


「中学の復習として、古文について班で調べてください。班は色々な人と話してもらいたいので、くじ引きで決めたいと思います。」


先生の自作くじ引きを一人づつ引いていく。


「私は、」

「俺は」


「3班。」


最悪だ。高橋と同じ班になってしまった。しかも、今日の高橋はどこかおかしいのに。私に何かある度にとっかかるくせに、今日は全く話していない。


しかし、意外なことにも課題はスムーズに進んだ。高橋は、班員の女子と話している。名前はまだ覚えきれていないので、わからない。


そして何事もなく授業は終わり、昼休みになった。


「竹田さん、一緒にご飯食べない?いいところ見つけたんだ!」


教室の外から呼ばれる。


「えっと、どなたでしたっけ?」


「ちょっと、忘れないでよ!B組の明美だよ!」


完全に忘れている。何一つ明美さんとの思い出が見つからない。

とにかく、話を合わせながらも穴場らしい理科室に向かう。途中で明美さんの友達の二人と合流したが、やはり思い出せない。


「竹田さん、私本当は竹田さんと話したことないの。私、竹田に」


頭から、水をかけられた。明美さんの友達が、私の頭上で水筒を逆さまにしていた。


「私、竹田に制裁を下したかったんだ〜!調子乗ってるあんたが気に食わなかったんだよ」


何を言って


「何を言ってるのか、わからないって顔してるね?教えたげるよ、知らない人にも話を合わせる優し〜い竹田さんに。高橋くんと仲良くして、いい気になってるでしょ」


本当に何を言っているのかわからない。私は高橋には迷惑していて


「抑えてろ」


明美の取り巻き2人が私の両腕を掴む。

明美が、メリケンサックを鞄から取り出し、手につける。


殴られ


「何やってる!」


声の主は高橋だった。


「高橋くんっ⁈ち、違うの!」

「誤解よっ!」

「ご…ごめんなさいぃいい!!」


3人は外へと走っていった。


「大丈夫か?」


「うん。…なんでここに?」


高橋は少し間をおいてから「偶然」と答えた。高橋は目を逸らし、私も何故か下を向く。


「…顔、赤いぞ。熱でもあるのか?」


「な、無いっ!」


私の額に伸びる手を振り払い、私は理科室から飛び出した。


僕には王道恋愛は書けませんでした。それと、漫画の方が馴染みあるのでセリフ多めになってしまいました。申し訳ありません。


昔、ばっちゃまの家にメリケンサックありました。

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