錆びロック
赤い月を映すは、エレキギター
ボディーは風を受け
弦は赤く錆び付き
錆び付き、錆び付き、ついにはどれも錆び付き
弾けど、冷ややかに、鈍り、乱れる。
電気を流せば、エレキギター
弾けば、盛大に、鈍り、乱れ
錆び付いた音は、部屋に響き、
体に響き、血管に響き、ついには心臓に響き、錆び付く。
嗚呼、錆びた心で錆びロック。
赤く染めんは錆びロック。
詩はこれでおしまい。
謎の二百文字という制限が鬱陶しい。
この制限には、私が想像しえない様々な事情があるのだろうが、作品の幅が狭まるのでやめてもらいたい。