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ドラキュライブ! 百合ハーレム吸血鬼アイドル誕生夜話  作者: シロクマ
F面 終の章

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52/52

筆者あとがき&登場人物紹介 アクシア

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 本作を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

 これにてドラキュライブ! は〆となります。


 読者の皆様にお楽しみ頂いていることを願い、以下に蛇足のあとがきと最後の人物紹介を記載します。

 読み飛ばして頂いて差し支えのないものですので、あしからず。

 なお感想、評価等はもちろん大歓迎です。


 本作は前作「〆サヴァ ~招き猫とはじめる冒険者ギルド開業記~」に続いて百合モノ長編第二作として書かせていただきました。

 前作と違い、最初からなろう掲載を意図したものとなりました。

 途中、特別掲載させていただいているファンアート二点をいただくなど、思いがけないこともあり、前作とはまた違った手応えを得ている次第。

 なかなか数字上は伸び悩んでいたり前作比で進歩があったか否かでいえば難しい点もあります。

 が、大幅に増えた主要キャラクターや文章量(前作は12万文字くらい、今作18万文字ほど)を同じ期間で書き上げたという物量面ではなんとか安定してきたかなとおもいます。

 次回作は、また違った路線に挑戦したいかなと考える次第。


 さて、物語について。

 「ドラキュライブ!」は主にアイドルものと恋愛もの作品群を参考に書かせていただきました。

 世界観は現代伝奇とSFの軽い合せ技で、現代ガジェットが数多く登場しました。

 筆者はスマホをもっていないのにスマホの登場する場面のなんと多いことか!

 なにか間違ってたらすみません!

 可憐な吸血鬼がにゅっと出てくる機能は皆さんのスマホにもありますよね?


 物語はふたりの閉じた秘密の関係にはじまり、少しずつ人の輪が広がっていきます。

 「百合ハーレム」と「アイドル」という主題にあたって、内側と外側のバランスが大事でした。

 その点では、じつは長島糸衣が作者にも予想だにしない役割を担ってくれていたかも?


 なろう掲載に差し支えない範囲でのエロい描写にも注力いたしました。

 神良のセクシーレズビアンヴァンパイアっぷりをご堪能いただけたでしょうか?

 ひとりで四人も眷属に寵愛を授けるのは……ここまでいくと一番の試練かもしれませんね。


 一番工夫したのは、複数の登場人物視点を切り替えていく三人称一視点です。

 神良にはじまり、音々、勝利、翼とスイッチングすることで多角的にキャラを掘り下げたく。

 はたしてちゃんとうまく表現できていたのでしょうか…?

 

 もう一点、3人-5人での地の分を挟まない会話の連続描写も挑戦的に試してみました。

 地の文を交えすぎてテンポを落とさず、セリフだけで誰だかわかるための苦労ときたら……。

 神良とアクシアの人外キャラならではの個性溢れる口調は大助かりでした…。




 キャラクターについて。


 神良はパワフルな反則チート設定と極端な弱点を持つアンバランスなキャラクターです。

 吸血鬼らしさ、いわゆるロリBBA属性らしい相反する要素が散りばめられております。

 D章の、実際には場にいないのに存在感を示すところがなんといってもお気に入りです。

 

 音々は……エロ担当? 一番自分に正直な人ですね。

 多角的に描く、という点では神良よりも色んな側面を見せてくれました。

 うっかり筆を滑らせるとR-15を越えちゃうので作中最大の爆弾でした。おっそろしい。


 勝利は清純派ヒロインといいますか、気弱で引っ込み思案な不人気属性もち。

 物語前半は勝利編といっても過言でない勢い! 百合ハーレムものとしては最重要要員です。

 最後まで友情と恋愛がどっちつかずなノンケ勢だけに、今後が楽しみ……?


 翼と光流、長島は中盤を支えるライバルポジションで引っ掻き回し役!

 いきなり新キャラ達が物語を乗っ取ってしまうものだから神良の出番が激減しました。

 翼と光流は作中語られないサイドストーリーがたっぷりある、というのも作者のこだわりです。

 翼は芸能で、光流は闇の世界で、最大のライバルであってくれたとおもいます。


 アクシアと伯爵はラスボス!

 光流おねいさんがいなければ、ひょっとすれば大惨事を招いていたかも?

 しかし百合の間に挟まるとこうなるのだ、ということを身を以て示す。南無三。

 アクシアは敵役と最後のヒロインを兼ねる悩ましい子でした……。

 登場直前まで、伯爵は執事でアクシアは神良の義妹で高飛車系の高貴な吸血鬼という案でして。

 しっくり来なくて大幅に書き直した結果、カタコトロリに……。


 最後に皆さん、ゲームネタ各話サブタイトルは何問おわかりいただけましたか?

 本作を振り返ってみるとき、ぜひそこも数えてみてくださいね!


 以上、乱文失礼、あとがきでした。


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◆『アクシア』


挿絵(By みてみん)


【誕生日】未設定

【年齢】 未設定(外見年齢7-8歳)

【血液型】未設定

【身長】 標準設定120cm

【体重】 0kgもしくは24kg  (必要に応じて設定) 

【BWH】つるぺったん

【属性】 プレミアム

【好きなもの】よくわかってない

【苦手なもの】きゅうけつき

【ひとこと】「アクシア、あっぷぐれーど。もっと、かんぺき」


『パラメーター』(吸血鬼にちなんで、V.A.M.Pの四要素でE~Sで評価)

【Visual :S】幼くも妖しき、究極の次世代型吸血鬼に相応しい美少女です

【Action :F】なにをやるにもたどたどしく、演技力は壊滅的です

【Music :D】音楽はなんにもわかりませんが、聴くのは好きです

【Protect:S】電子生命体ゆえにスキャンダルや体調不良とは無縁かつ自在に管理できます

【V.A.M.P:B】なにかと規格外ながら潜在的ポテンシャルは高く、今後に期待です


『人物解説』(他者による)


【神良】

「……愛娘である」

「血縁関係は無い、という以前に電子生命体って何じゃ……? ひめの灰や血を得たり色々参考にしたようで共通するところは無きにしもあらず」

「父親? 母親? とにかく生みの親である吸血鬼『伯爵』を倒してしまった責任を取るカタチで保護観察しておる。吸血鬼という種族にとっての新たな神、といわれてもなぁ」

「今年271歳になるひめ、ついに親になる。スキスキ言ってくる一方でキライが多い。そのへん妙にリアルな親子っぽさが出てしまっておる……。親は好き嫌いで選べぬからなぁ」

「当初は吸血鬼になりたがっておったが、今はあいまい。実際は吸血鬼そのものではないので弱点や吸血衝動がないようじゃ」

「ひめののじゃ口調が嫌いらしい。なんでじゃ、なんでじゃ……!」


【音々】

「この泥棒ネコ!! ずるい! 私も神良様のことママって呼んでみたいわよ!」

「……こほん。アクシアは伯爵という吸血鬼の人為的に作り出した存在だと聞いているけれど、産みの親に愛されていた点はフランケンシュタインの怪物とはまた違った被造物といえるわね」

「私が知っているのは断片的な情報にすぎないけど、どうも伯爵なりに自主性を尊重していた様子で。だからといって意外とアクシアは伯爵へのこだわりが薄いのは皮肉よね」

「自動車をジャックした時、細かい点だけど交通法規を守っていたりして、元々わりと良い子というか良識があるのよね。インターネットを通して色んなことを見聞きできるから、自己学習の結果、ああみえて社会常識はむしろ神良よりあるくらいかも」

「私のことをたまに“ねねママ”と呼ぶのはちょっと可愛げがあっていいかも……。神良との間柄を認めてくれているのかしら。私もアクシアのお母さん……?」


【勝利】

「アクシアちゃんのせいでおもらしするハメになった辛い思い出が……」

「神出鬼没でいきなり現れるの、こわいよね。けっこうホラーだよ」

「前々から神良ちゃんの周辺を観察してたみたいで、わたしや音々先輩のことは好きみたい」

「なんで好かれてるのかなぁ……? 人懐っこいのかな?」

「神良ちゃんのまねっこをするけど、そっくりそのままになるのはイヤみたいで複雑なお年頃」

「外見や意匠はミュージックロイドが参考元っぽい? もしかしたら本当にミュジロとして活動できちゃう、かもね? 音楽をあれこれ教えてみたら楽しそう」

「まねっこはいいけど、時々あの時みたいにエッチな迫り方してきてこわいよぅ……。わたしの血に興味があるっぽいんだけど、神良ちゃんには止められてるんだよね」

「神良ちゃん! 親子丼なら許すとかいわないで!?」


【翼】

「三番目は私です。契約は前後しましたけどあくまで三番目は私です」

「彼女のせいで【狼の眷属刻印】担当に。本音をいえば、あのレッサーパンダもどきと同じ狼というのは不本意なのですけど、交換もできそうにないので前向きに狼を選ぶことにしました」

「心なしか、狼耳を生やすと光流お姉さんの目つきがいつもよりギラついてみえるのですが……」

「アクシアは妹分です。私に対しては比較的、従順に従ってくれます。神良に対しても芸能面では師匠っぽく振る舞っているおかげか、尊敬されている気がします」

「表現力に大いに問題アリ。けど、あのたどたどしい口調はキャラ立ちしているので成長して普通になっていく将来を予想すると少々切なく。あ、これが子役のジレンマ……」

「なんで勝利さんや音々さんは時々『ママ』呼びするのに私だけ『つばしゃちゃん』なんですか。誰ですか幼少期の私のドラマ見せたの!」

「気まぐれにお胸を揉んでおいて『ちっちゃい』とか言わないでください小五ですからね!!」


【長島】

「……え? 私に聞きます? わりと部外者なんですけど、そうですねー……」

「ハロウィンでの大騒動は何事もなかったように扱われているみたいです。日本政府も一枚噛んでいたというから驚きですけど、闇の狩人って国家規模の案件も扱うんですねぇ……」

「アクシアちゃんは基本的に子犬みたいな人懐っこさと子猫のような気まぐれさを併せ持っていて、気分屋さんなのか機嫌がいいと私にもじゃれついてくるんですけど。なんか、私のことを一番の下っ端と認識してるのか、幼女にパシらされることが。とほほ……」

「ま! マネージャーとしてはかわいい女の子のために走るのは本望ですけど!」



【光流】

「ギターケースでぶん殴ったり日本列島縦断剣で斬りまくったもんなぁ……」

「僕すごい嫌われてるんだけど、けっこう傷つくんだけど……」

「翼があることないこと教えるから僕だけ『ざんぱん係』とか言ってくるのマジで何なんだよ!』

「正直なとこ、神良ともども観察対象。いつでも処刑する気構えではいるんだよね。どっちも潜在的脅威度が高いんだ。これでも総理大臣に直談判して今のカタチに納めた影の功労者なんだけど、あいつ絶対そのへん感謝してないよ」

「ま、伯爵とは違うってのは十分わかったよ。被害者はせいぜい貧血や目眩どまり、誰一人として死なせなかったんだからさ。僕が止めなきゃどうなってたかはさておき」

「今度また悪さしたら今度こそ最強の僕が叩き斬ってやる! せいぜい良い子にしてろよな?」


最後までお読みくださり誠にありがとうございます。


もし面白かったと感ずるならば、そなたの血を捧げるのじゃ!

こほん……、もとい、感想、評価、ブックマーク等お待ちしております。

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