恋 愛
*こい*
小さな頃に憧れていた「恋」
少し大人になって「恋」をしてみると
それはとっても難しくて
それはいつまでも憧れである事に変わりはなかった
ずっと上手くいくまで憧れていくのだろう
どこまで上手くいけば良いのかさえもわからないくせに
一人前に失恋をしたつもりで涙の流す
ただただ寂しいだけの子供の涙を流す
本当の意味も理解も出来ないまま
楽しい思い出ばかり思い出して
嫌な思い出は浅はかな記憶にして
沢山夜の経験をした事を
恥ずかしくも無くたなにあげ
大人ぶって友の恋愛相談にのる
こなした数を恋愛の経験と勘違いしていたよ
幼いその頃も憧れていた「恋」
もう少し大人になっても恋がしたくなる
それは今でも難しくて
それは今でも憧れであることに変わりはなかった
*あい*
知らず知らずのうちに君が私に教えてくれていた
人を「愛」するという事の意味
その言葉は子供の頃から知っていたけど
どんな意味なのかはわからなかった
でも今は「愛」というのがわかりました
君と過ごしたその時にも愛はあって
ただ好きという感情と似ていて
気づけなかっただけで
それに気づけた今は少しだけ少しだけ大人になれた気がした
知らず知らずのうちに君が私に教えてくれていた
「愛」というものにも終りがくる事を
「愛」に気づけなければそれはただの「恋」
思いやりとか優しさとかそんなのでは無くて
大切だった尊い日々は毎日の筈だったのに
それに気づけなければ終りがくるんだね
今頃今頃君がいなくなってから気づく「愛」も
知らず知らずのうちに君が私に教えてくれていた
それに気づけた今は少しだけ少しだけ大人になれた気がした