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9冊目 滑舌とロリ声とその他諸々ください

 どうも、吾輩です。

 根暗な目立ちたがり屋です。

 自己顕示欲全開の回です。声ネタ。

 

 そもそもネットに小説や絵を公開し、展示会にも出し、今は昔と言えどもコスプレなどしていた人間が目立ちたがり屋じゃないわけがないのである。

 リアルでは「あっはい」「ええと」「ああー」からしか発言できず声も小さいが、一枚フィルターをかけさえすればこのようにして雄弁かつ傲岸不遜かつ頭悪いのである! はっはっは!

 

 できればもっと目立ちたいのである!

 

 吾輩は演技が好きである。小学校の学芸会ではメインキャラを2回張ったことがあり、中学生になったら絶対演劇部に入るんだと心に決めていたのだが、進学した年の演劇部がつぶれた。無念。

 高校にも演劇部はあったがそのころの興味はもっぱら小説であったため、文芸部を選んだ。以降そのまんま暮らしてきたが、しばらく前にふと「音声作品とか1人でも作れんのかなー」思ったのが運のつき。

 

 Skype用に安いマイクは持っていたので、それでとりあえず声を録音してみた。

 自分の声に可愛げがないのは知っていたが、やはり聞いてみるとショックである。喋り方からサブカル(笑)の匂いがする。もそもそしていて歯切れが悪い。

 

 ここで練習しようと思ってしまうのが吾輩の悪いところである。何が悪いって、テキストの選択が絶望的なのだ。

 

 いくらか練習してましになったので、悪友へびやまくん(※1)に聞いてもらった。本を朗読したものである。

 

「なんか……NHKっぽい」

「NHK」

「NHKの……人形劇っぽい!」

「人形劇!」

 

 目指すものには程遠いな畜生!

 確かに自分で聞いてみても、「おはなしのくに」感が否めなかった。

 もうちょっとヒロインの出てくるラノベなんかの、ヒロインのセリフを読めばよかったのかもしれない。ジェローム神父(※2)で練習したのがよくなかったか。

 

 続いて別作品を練習して再度聞いてもらった。「ヒロインのセリフを読めばいいのに」という考えに至っていなかったのでまた男性台詞であった。気づけ。


「呪文にしか聞こえん」

「多少予測はしてた」

 

 やはり漢文(※3)はいけなかったようだ。

 

 今現在、何の性懲りもなくラーオ博士のサーカス(※4)を読み上げています。

 いやー古典系は読んでて気持ちいいなー!(開き直り)

 

 将来本当に音声作品を作るとしたら、どんなジャンルのものができるのだろう……。


※1 へびやまくん

 非常に長い付き合いの悪友。ニコニコ動画で実況主をしている。今後も登場するかもしれない。


※2 ジェローム神父

 サディズムの語源、サド侯爵の著書の1つ。とにかく女性がレイプされて死ぬ。ホラー・ドラコニア版は字が大きく読みやすいので朗読に便利。


※3 漢文

 高校時代の漢文教科書ガイドを愛用している。教科書そのものには書き下し文が載っていないので読みにくい。

 

※4 ラーオ博士のサーカス

 おそらくドクトル・ラーオ(※5)の元ネタであろう小説。サーカスや幻獣やナンセンスが好きな方

にはおすすめ。


※5 ドクトル・ラーオ

 漫画「からくりサーカス」の登場人物。こっちを先に読むと、「ラーオ博士のサーカス」における博士の顔が全部こいつで再生されかねないので注意。

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