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愚痴っぽい考え事

自分で考えててよくわかんない物語です。頑張ります。

今、俺の腰には剣がある。選ばれたものしか手に入れることのできない剣だ。

その剣を俺は抜いて目の前にいる敵に向ける。敵は剣を見ると、その顔色を真っ青にした。


「き、キサマ! その剣はまさか・・・!」


「ふっ、手練れのものならば剣を抜かずとも私が何者か分かるのだが・・・。貴様もやはりその程度というわけか。秒すらかからんな。」


その俺の言葉を聞いて何やら口を動かしていた奴は、それを聞かずに剣を迸らせた俺にみじん切りにされていた。断末魔が聞こえることはなく、ただそこには静寂だけが残る。俺は血すら付かなかった剣を布で拭き、再び鞘に納めた。


「さて、いつかこの剣を錆びらせるものは出てくるのだろうか。」


呆れと共にこぼれた言葉を最後に『剣聖』は歩き始めた。






ちなみに、ここまでのシーンはすべて俺、宗道朝雄そうどうあさおの自作自演であった。






八畳ほどの部屋で演出通り歩み始めた俺はそのままベッドに倒れた。

そういえば思う。なんでこんなことしてんだ俺。

あ、そうだ。

あーあ、なんか面白いことないかな。そんなこと思って適当にゲームの主人公の真似をしてたんだったな。なに高校生がこんなことやってんだろ。虚しいな。痛いな。

てか最近おもうんだが、この現代日本は平和すぎないか? うん、唐突だな。頼む、気にしないで聞いてくれ。俺なりに真剣に考えたんだ。

やっぱさ、平和っていいもんだと思うし、俺もその方がいいと思ってる。

だけどさ、やっぱつまんないもんだよな。こうやって暇になることができるって。

俺はただ毎日を家やら学校やらで過ごすだけで対して何もしない。生きるのに苦労したり死ぬほど疲れ果てるなんてこともない。それはとてもいいことだと思う。

だけど、本当にそうなのか。今考えたらよくない事のような気もする。

だって俺がこうやって怠惰してる時にも死んでる子供だってたくさんいるし、そもそもそんな奴らがいるのに俺らがこんな生活してていいのかなみたいに思ったりしてて。

大人たちからは、だったらその分お前がしっかり生きろっていうけどさ、そういう問題なのかね実際。確かに俺が直接なにかできるわけでもないしお前に助けられんのかって話になるけどさ。

一応今はその通りにしっかり生きてるつもり。成績は上位取ってるし、部活動も中々に頑張ってる。ん、まてよ。さっきみたいなことしてる時点でしっかりしてなくね? まぁ、いいや。


こうやってベッドに寝転がりながらグダグダ考える今日この頃。結局のところ、どうにもならないことをどうにかしようと嘆いているだけで、そしてほかにやるべきことを見失ってる状態なのであった。


「よし、こんな日は寝るが一番。明日になったら忘れているさ。おやすみ、ぐっない。」


布団にくるまり、就寝のポーズ。目覚まし時計によると現在時刻は二十三時五十三分。明日は休日なので約七時間後の午前七時にアラームをセット。これで心置きなく眠れます。

じゃあ毎晩恒例の寝る前に願い事しようかな。


「世界全てが平和になりますように。」















さて、その翌日からだが、俺のふざけた対して心も籠ってない、まぁ、心のどこかに真に祈る気持ちがないわけでもなかったが、そんな祈りとは裏腹に世界は変わった。

まぁ、いわゆる曇天が広がり世界全体が灰色っぽくて化けもんがうろついてるような世界になってしまたわけだ。七時のアラームで起きた俺もビックリだったよ。まぁ、本当はそれとは違うことででビックリしたんだが。


まぁ、そんなよく理解できない世界で俺は何をしているかというと。


右手に剣もって『剣聖』やってます。

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