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season8-1 レイマー

 タクシーに乗り美奈達は数時間かけて、ワシントンまでやってきた。そしてFBIの本部までやってくると正面玄関にブラッドが手を振って立っていた。美奈達はタクシーを降り、ブラッドの元へと寄って行った。


「こっちだ!」


「そんな派手に手を振らなくてもわかるわ」


 美奈はブラッドが手を振っていたことが気に入らなかったのだろうか冷たくあしらった。


「へぇ〜ここがFBIか」


 レンは物珍しそうにFBIの本部を見ている。


「なんだ。レン、FBIは初めてか?」


「ああ、ハッキングしたことはあるが来るのは初めてだ。外見は知らないのに中身だけ知ってるって変な気分だな」


 その言葉にブラッドはなんとも言えない顔をしている。


「……、まぁいいや。とりあえず来てくれ」


 美奈とレンとレイラはブラッドに連れられてFBIの中へと入っていった。エレベーターに乗り、ある階でおりオフィスへと入っていくと女性が出迎えた。


「あら、来たわね」


 美奈達は驚いた顔をしている。


「ああ、紹介するよ。俺の相棒のレイマーだ。なかなか凄腕の捜査官なんだぜ」


 ブラッドは自分のことのように自慢している。そんなブラッドを見てレイマーはクスリと笑い、美奈のほうを見た。


「なるほど、あなたが美奈ね。よろしく」


 美奈はレイマーが言葉の後に軽く会釈をしたので合わせて会釈をした。


「それで、いったい何を見つけたんだ?」


 レンが聞いた。


「ええ、あなた達のことはブラッドに聞いたわ。UFOに関して調べてるんでしょ? そして、その核とも言える人物が突然消えたそうね。私もブラッドに言われてFBIの資料を漁っていたの」


「X−FILEってやつか?」


 レンが間髪いれずに聞いた。レンのその言葉をうけレイマーは軽く笑いレンを見た。


「X−FILEなんて言うのはドラマの話よ。私が調べてのは公式の事件の資料だけ。その中で面白いものを見つけたのよ。まぁ見てみてよ」


 そう言うと、レイマーは用意していたプロジェクターのスイッチを入れ、スライドを表示しはじめた。美奈達は用意されていた席に着く。


「これは?」


 美奈が聞く。


「これは、1998年に起きた殺人事件の資料なの。聞いてね。1998年11月24日、農夫の男性が殺されたの。犯人は近所に住む同じく農夫の男性。動機は金銭的なトラブル」


「ごく普通の殺人事件じゃないか?」


「ええ、これ自体はどこにでも起きそうな殺人事件よ。だからこの資料も解決済み資料の中に会ったの。問題はその後よ。この事件があった場所はニューメキシコ州ロズウェル市の郊外の牧場なの。ここはあなた達なら知ってるわよね?」


「……おい、ロズウェルってあのUFOが墜落したっていう」


 そう、そこは昔UFOが墜落したと言われる場所だった。


読んでいただきありがとうございます。season8です。よろしくお願いします

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