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season7-2 FBI

 ブラッド=クルーは元海軍のパイロットで現在はFBIの捜査官として活躍している。しかし彼の経歴については、不明な部分も多く、FBIの中でも特別な存在として位置している。


 海軍時代のデーターもほぼ皆無で、ブラッド自身もそれを多くは語ろうとはしない。


「おーす! トレバー!」


 ブラッドはその性格で、FBIの中にもたくさんの顔なじみ、いわゆる友達がいた。誰にでも話しかけていき、陽気な彼はそれでいて結構な人気ものだ。恐らくFBIの中で最も友達の多い人物だろう。


「お! レイマー、ちょうどよかった」


 レイマーとは、FBI内でのブラッドの相棒で、FBIからの事件は一緒に捜査している女性だ。彼女は調査などの面で非常に優れた能力を発揮していろいろ実績も上げている。


「レイマーに調べて欲しいことがあるんだけど……」


「調べもの? あなた今確かUFO関係の事件に関わってるんじゃない?」


「ああ、そうだよ」


「ってことは、UFO関係?」


 ブラッドはレイマーのその言葉に頷いた。レイマーはそのブラッドを見て、腰に片手を当て大きなため息をついた。


「あのねブラッド、UFOなんか存在しないのよ。飛行機や人工衛星の見間違いやプラズマ現象などの自然現象、幻覚などが引き起こす超現象に過ぎないわ。そんなものをいくら調査したところでなにも出てこないわよ」


「そんなことはないだろ? 証拠のあるUFO事件もある」


 ブラッドはレイマーの否定に肯定の意思を示した。


「証拠? そんなのがあるなら見せてほしいわ」


「うっ……、今はもってないが……」


 その言葉にレイマーは、再び大きなため息をついた。


「まぁいいわ。暇だし、少しくらいなら手伝ってあげるわよ、それでなにが知りたいの?」


「ほんとかい? ありがとうレイマー」


「お礼なんていいから、なにを知りたいの?」


 ブラッドはその言葉に少し考え込んでいた。一体なにを調べたらいいのか。最近起こった出来事が多すぎて分からなかった。ブラッドは少し考えた末、調べてもらうことを選んだようだ。


「そうだ、UFOの擬態について!」


「え?……、UFOの存在すら不確定なのにその擬態について?」


 ブラッドは頷いた。


「分かるわけないでしょ? ん〜、あ! じゃあ、あれを調べる? X−FILE」


「X−FILE……、ほんとに存在しているのか?」


「存在はしてるわよ。事件の資料をA〜Zに分けてあるからね。ただドラマのようにはいかないけど……調べてみる価値はあるんじゃない?」


 ブラッドは頷き、二人は資料室へと向かった。


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