表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/93

season5-5 アブダクション

倉庫には五人の人間がいた。拓也にレン、それに美奈にFBIにCIA。

美奈は『アブダクション』という言葉を出し二人に質問していた。レンはそれに答えた。


「そうよ。正確に言えば、不可解な誘拐事件の総称なんだけど、今では異星人による誘拐事件の意味が多いわね。私達3人はアブダクション事件を追っているの。

はじめ、アブダクションのことを知ったのは偶然だった。ある誘拐事件をそこのデイビットが担当していたんだけど、その誘拐された人間が三日後に突然戻ってきたの。そしてその人の口から『異性人に誘拐された』と・・・。

その後デイビットは、過去のUFOによる誘拐事件を調べてたの。それを私が偶然知って興味を持ったのよ。それで私がFBIに言ってブラッドにも捜査に加わってもらったの」


「ってことはもしかして大学生っていうのも・・・」

レンが真剣な表情で言う。


「正式に大学生であることには変わりはないわ。ただそれは新井拓也・・・たっくん・・・いえ、アダムに近づくためだったんだけどね。

アブダクションについて調べているとある一人の女性に突き当たったの。彼女は15歳の時から現在の45歳までの30年に渡って数十回も異性人に誘拐されているのよ。

そして私達は、彼女に会った。そこではじめてアダムという人物が日本にいることを知ったの。それからは意外と早く調べることが出来たわ。アダムと呼ばれる人間が新井拓也ということ、ある大学に入ろうとしていること。そして過去にアブダクションに遭っていること。ねぇ?たっくん・・・」


美奈のその言葉に拓也は目を見開いた。そう拓也は高校生の時にUFOによる誘拐事件に遭遇しているのだ。拓也は、その時のことを思い出していた。


「その後私はその大学に入り、『宇宙の謎研究サークル』という変なサークルを作ったのよ。たっくんに接触するためにね。まんまとたっくんは罠に引っかかったわ」

拓也はその言葉になぜか馬鹿にしたような言葉があるような気がしたが、あまり気にせず流した。

「じゃあ、美奈さんは俺が誘拐されていたことも知っていたの?」

拓也が聞く。

「ええ、知っていたわ。そして、あなた達をロサンゼルスに連れてくる予定だったのよ。ちょうどその話をしているときにたっくんから電話がかかってきて。そしたらブラッドが誘拐事件を・・・」

美奈はまた誘拐事件のことを盛り返した。

盛り返されたブラッドは焦りながら言う。

「まぁいいじゃんか!おかげでレンの実力も見れたわけだし!彼はすごいよ!」

ブラッドは必死だったが、それは納得いく理由だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ