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春の日  作者: なつめ
1/1

惇也と???

「おーい、起きろー、朝……は過ぎて昼だぜー


「……誰だ、俺のスイミングタイムを邪魔するのは


「えっ? 俺だけど? てゆうかスイミングじゃなくてスリーピングだよな、お前そんなにバカだったっけ?


「バカじゃねえよ、ほら、スイミングのスイミンに睡眠の意味を持たせて……説明させるなバカ野郎、古林の真似だよ


「ああ、古林なら言いそうだなそれ、むしろ古林が言ったなら理解できたわ。でも惇也が言ってもあれだな、そもそもお前はツッコミ専門だからボケるな


「あのな……お前とか古林が何かとボケたがるから、俺がツッコミに回ってんだからな? だいたいお前らひどいよな、俺がボケても、お前はアホだから伝わらないし、古林はそもそもツッコミ放棄してるし


「アイツはボケたがりやさんだからな


「逆に、アイツのボケは変に頭使うから、お前じゃツッコミどころが分からねーから、全てのツッコミは俺に回ってくんだよ


「お前ちょいちょい俺をバカにするよな、でも俺が古林と二人だと、アイツはツッコミに回ってくれるぞ? お前ほど巧くはないけどな


「わざわざお前のしょうもないボケに反応してやってんだから、悪く言うなよ。てゆうか古林ここに連れてこいよ、どうせアイツも暇だろ


「まあ、基本的にそうだよな。でもアイツ勉強してんじゃね?


「してるだろうな、お前と違って真面目だし


「俺らと違ってな、メールしたからそのうち来るだろ


「三人揃うのも久しぶりだよな、卒業式以来か?


「夏休みも何だかんだで会わなかったもんな、半年ぶりか


「半年も会ってねーのか。高校生って忙しいんだな


「お前は行ってねーから分からねーよな


「高校なんてつまらねーじゃん。だからお前も辞めたんじゃん


「どいつもこいつも気持ち悪い奴ばかりだったからな。さすが三流高校だったぜ


「古林も辞めたらいいのにな、だいたいアイツもっと頭良いとこ行きゃよかったのに、なんでお前と同じ高校にしたんだろうな?

「アイツの考えって理解不能だからな、まあそのおかげでそれなりに高校も楽しかったんだけどな


「てゆうかお前よく古林残して高校辞めれたよな。アイツ一人残して罪悪感ねーのか?


「そりゃあ……無いな


「無いのかよ、ひでえな


「アイツは一人でも頑張れるさ、きっと、たぶん、おそらく


「なんの根拠もねーのな、まあアイツが来たら聞いてみるか「そーだな、それより惇也、いい加減布団から出てこいよ


「……しょうがねーな、出てやるよ。でもどうせ外でねーんだから良くね?


「いいから早く出ろ、本当お前はダメ人間だな


「お互いにな、よいしょっと


「っと、古林からメール来た。もう着くらしいぞ


「分かった、その前に着替えてくるわ


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