表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/37

牝豹のポーズだ

獣の賢者と街歩き

獣の賢者を村の宿に連れてく前に、ちょっと街をブラブラしてみた。途中、臨時閉鎖中のスライム楽園通ったら、村民いっぱい集まっててさ。スライムのことワイワイ話してて、もっと試したいって人も増えてる感じ。

「いやぁ、いつでも来れると思ってたのに、閉まっちゃうなんて!」

「消火の時、スライムと超近距離で触れ合ったけど、感触めっちゃ良かったよ。またやりたい!」

「やっぱあるうちにすぐ味わっとかないと!グズグズしてられねえ!」


消火で一緒に頑張った絆か、それとも閉鎖で飢餓マーケティングになっちゃったのかな?


獣の賢者と別れてすぐ、また街で歩いてる獣の賢者見かけた。でも僕には気づいてないっぽい。


尾行してみよっか。自然に弱点見つけられたら……ラッキーじゃん!


僕、忍び足で獣の賢者つけてった。だんだん人けのない森に入ってったよ。


森でエルフ追うの、ちょっとバカっぽくね?


でもまだバレてないし。僕のスキル、また知らん間にレベルアップしたみたいだね。フフン。


獣の賢者、足止めて、目の前のもう一人のエルフに挨拶した。主任だよ。やっぱ繋がりあるって思ってたんだ。


「待たせたな、魔弓箭使い。一族の恥の僕に会いに来るなんて、用件一つしかないだろ。」

獣の賢者、トーン平坦でさ。さっきの会話みたいな媚びた感じじゃねえ。

「今になって後輩、やっと大祖母様が受けた非難の理不尽さ分かったよ。どうか大祖母様って呼ばせてください。」

主任、謝罪してきた。


何!?大祖母?どんだけドワーフだよ!


「これからお前に受孕の秘訣を口伝するよ。それを継いでくれることを期待してる。」

主任、うなずいた。


「まず、僕らエルフって寿命クソ長くて、性質も淡泊だからさ。出生率めっちゃ低かったり、不妊だったりする。平和な時はいいけど、戦乱になると、少子化が種族の危機になるんだ。」

獣の賢者、幻術使って、ゴブリンの映像映し出した。

「ゴブリンとかコボルドみたいな下等種族、脅威じゃねえよ。でも群れになると、僕らにも死傷出るし……」

次、獣人の映像。

「人間っぽい肉体、僕らより強いよ。僕らには生まれつきの魔法才能で互角になるけど、消耗戦になったら、出生率の差で絶望的な負けだ……」

次、エルフと他種族の子ども映像。

「出生率追いついたとしても、子孫の成熟期、僕らの方が長すぎる。」

映像終了。

「だから、僕は高出生率の種族の生殖行動研究して、そこから僕らの受孕率上げる方法探ったんだ……」


変異エルフって、こんな崇高な目的だったのかよ。名誉捨てて一族の恥って呼ばれて、すげえな。

「んで、一番効果的なのは快楽だよ!」

「でも僕、毎回気持ちいいよ……?」

「野獣みたいにガッツリ求めたか?」

「いや……」

嘘つけ、僕、命の危機感じたぞ。


「他の相手ぶっ倒す気概あるか?」

「あるよ……」

これは僕が証言できる。


「全身全霊で愛の言葉ぶつけたか?」

「それは……」

それはないね。


「これが僕らエルフの足りないとこだよ。言葉は心に響いて、心が体に影響する。僕が教えてやるよ:淫語の術だ!」

獣の賢者、手振ったら、空中に映像出てきた。文章っぽいね。


「これ読んでみ。」

「え、ここで読むの?」

「恥ずかしさ捨てろ!いや!楽しめ!」

「……大っきいOO好き……」

主任、声どんどん小さくなった。

「飯食ってねえのか!もっとデカく!」

「大っきいOO好き~~私のXXにOO入れて~~」

「感情込めろ!語尾全部、ハート飛び出しそうにしろ!」

「はい!」

「今のお前は卑しい牝豚だ!主人のOO乞え!」

「はい!」

「豚が人語喋るか?豚声で返事しろ!」

「ブヒ!」

「動きもつけろ。僕に合わせて、牝豹のポーズだ!」

「ブヒ!」


……


こんな体育会系の活動かよ。


訓練のオマケ:

「いいか!お前の特技はなんだ?」

「SEX!SEX!SEX!」

「お前の作戦目的はなんだ?」

「FUCK!FUCK!FUCK!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ