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史萊姆楽園

主任と紅龍の訪問

ちょうど僕がこの増えた本どうしようか考えてたら、急な足音がドアの中の僕にも聞こえてきた。だんだん近づくけど、音が小さくなってさ。しばらくしたら、ドアがコツコツって軽く二回鳴った。

「どうぞ。」

「やっと帰ってきたね。この子は?」

主任、ソファに座ってる禿尾見てきた。

禿尾、一瞬固まって、僕の前にサッて飛び出して、主任に低く唸って威嚇してきた。

「落ち着け、落ち着け。胸見てよ、あの悪いエルフじゃないから。」

僕、禿尾のアゴ下ガリガリ掻いてあげたら、低い唸りがゴロゴロ音に変わった。

主任、「胸」って言葉にちょっと反応してさ。腕組んで言った:「また新しい相手?」

めっちゃ呆れた口調だけど、どうしようもないって感じだね。

「オスだよ!ほら、こんな平ら。」

僕、禿尾の胸サッて撫で下ろしたら、小さい突起擦れて、禿尾、また可愛い喘ぎ声出しちゃった。

主任、首傾げて、何か考えてるみたい。

「子どもみたいだね。まず子育て試してみても損じゃないかもよ。」

「子ども……子ども欲しい?」

「とりあえず育ててみるよ。」

「夜、また来るね。」

主任、キリッとした顔して、何か決めたっぽい。

テストするつもりかな、僕の予想。


主任出てってすぐ、今度はドンドンって規則的な足音響いてきた。掛け声と一緒にドア開いてさ、半裸の男二人、椅子担いで入ってきた。紅龍、どっしり座ってるよ。

「伴侶、君の噂聞いたよ。あれ、僕への土産?もう香り嗅ぎつけてるよ。」

紅龍、トカゲみたいに冷たい目で禿尾ガン見してきた。

紅龍の威圧感で禿尾、汗ダラダラ、顔真っ白。本能フル稼働で逃げろって叫んでるけど、震える足、僕の後ろ隠れるか前に立つか分かんなくてさ。尻尾ギュッて挟んで、耳もペタンって下がっちゃった。

紅龍、のんびり片足を跪いてる半裸男の背中に乗せて、もう一人の半裸男、扇子出して扇いでる。


ちょっと待て、この裸男二人の満足そうな顔なに!?これ、寝取られ現場?まあこれなら僕、楽っちゃ楽だけど、この不快感なんなの。


「この二匹の豚、気になる?」

紅龍、跪いてる裸男蹴って、「ブヒッ」って音した。

「いや、そうでもないよ。」

ペットなら別にいいよね、たぶん。

「僕の土産渡してくれる?それとも君が遊び終わるまで待つ?」

禿尾、ガタガタ震えて、僕の背中に隠れた。

「オスだよ、怖がらせないで。」

僕、禿尾の頭撫でて、励ました:「ほら、お姉ちゃんって呼んで。」

「お……お姉ちゃん?」

禿尾、勇気振り絞って、小声で言った。

「弟か。じゃあ食べられないね。でも匂いくらい嗅いでいいよね。」

紅龍、カカッて笑って、禿尾に近づいてきた。禿尾の顔両手で持ち上げて、震える表情楽しんでさ。長い舌でペロッて顔舐めた:「いい香り。」

禿尾、ピクリとも動けなかった。


「あとでまた仲良くしようね、弟。」

紅龍、勝手に去ってった。


「ただ脅かしただけだよ。人弄ぶの好きだから。」

僕、あんまり自信ないけどさ。


禿尾の助けてって目線に、僕、全力でなだめた。

紅龍に姉弟恋の本でも見せとけば安全かもね。

***

史萊姆楽園へ

僕、禿尾安置して、スライムを培養槽に入れた。フルーツと僕の濃厚な一発入れてあげたら、スライム、すぐ成長し始めてさ。コップくらいの大きさになったら、さらに栄養足した。

あとは待つだけだね。


そういえば、スライム楽園ってスライムの親戚みたいなもんだよね。様子見に行くの普通だよな。

僕、スライムに「楽園で親戚見てくるよ」って言ったら、スライム、うなずくみたいに反応してきた。


許可もらったし、行くか!


すぐスライム楽園着いたよ。いろんな看板、サービスのスライムの効果説明しててさ。男女問わず、もうこの施設に慣れて楽しんでるみたい。昔は怖い魔物だったなんて信じられないね。


スライム研究員として、全部の施設試さないとね!


スライム楽園の施設、属性別にこんな感じだよ:

男性向、女性向:

一、養生エリア

いろんな治療効果あるスライムで洗浴。傷治したり、肌キレイにしたり、便秘解消にも効くよ。

二、リラックスエリア

スライム体内に貯めて発酵したドリンク味わえる。スライムが直接飲ませてくれるよ。


あと親切に大衆エリアと個室に分けてて、客が選べるよ。


一般向:

一、食事エリア

普通の料理以外に、大人気のスライムゼリーあるよ(酒ゼリー開発中)。

二、プール

優しいスライムが泳ぎ教えてくれて安心!周り、日光浴によく使われてる。


僕、順番に全部楽しんでみた。でも女性向けのやつ、ちょっと迷うね。

ただ果汁の出る部位が違うだけなんだけど……。


禿尾に試させようかな。



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