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キス慣らし

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

喚かないのが~の二人。

多分お家デートの起承転結の『起』。


○ッキーゲームを正式名称で打ち込みたいと思いながら、品名なので、著作権が。

という気持ちです。

部屋に来た彼は私の部屋を視線だけで見回して、ある一点で視線を止めた。ベッドの上に貼ってあった恋愛五ヶ条の張り紙。けれども特段指摘すること無く、私の顔を見た。

「とりあえず座ってて」

内心冷汗塗れだが、何でもない笑顔で部屋の中心を指さした。

「何か飲む?」

「あぁ」

「麦茶持ってくるわ」

とりあえず今、落ち着こう。下の階に足早で降りて、冷蔵庫から麦茶を引っ張り出す。

戻ったら何の話をしよう。前に来ていた様に、漫画でも引っ張り出して、互いに読むのは……。あ、それは恋人だと違うのか。何が正解なんだろう。どうすれば、そうなるんだろう。彼に尋ねたら、どんな回答が来るだろう?

部屋に戻ると、彼は部屋の中心で脚を崩していた。テーブルの上に麦茶を置く。

「有難う。こっちもお菓子持ってきた」

「あ、有難う」

彼から受け取ったビニールの中を覗くと、スティックチョコが幾つか。それからビスケットが幾つか。何方も私が好きなお菓子だった。

そこでふと思い付いた事。〇ッキーゲームすれば、それっぽい事が出来るのではないかと。もしかしたらそれを折り込み済みで持ってきたのかも知れない。けれども今、そこはどうでも良い。

「じゃあ○ッキーゲームしよう」

「いや、待って」

予想外の発言が飛んで来て、目が点になる。今までかなり積極的に迫ってきたものだから、今回もノってくれるものかと……。

すると彼は手を伸ばして私の髪を掻き回す。目は優しかった。

「多分お前は慣れてないから、初っ端から口にするのは」

それは恐らく、この間水族館で別れた後、キスされそうになった事を言っているのだろう。私が怖気付いてしまった事が原因だろう。

ではこのスティックチョコの意味は? なんの考えもなく持ってくる様な彼ではないという事が分かる故、ついつい裏を読もうとしてしまう。

「だからまず、指から、手首、額、頬、それからこれ」

彼は私が持っているスティックチョコを指さした。

「○ッキーゲーム」

彼は最初から○ッキーゲームするつもりでしたよ。

ただ今ではありません。状況を見て、今だと思ったら事に移るタイプです。


彼女のマミーが認める程に強欲で計算高い。


そもそも怖気付いた彼女相手に無理やり迫るのは、『自分が恋愛的な意味で幸せにしたい』という意味から外れてしまうので。

そもそも迫っているのも、彼女の許し、『恋人っぽいこと』を自分から言ってる事にあるので。

故にまずは彼女が何処まで許してくれるのか、強ばらないか、そこを図るつもりです。


最後には彼女の全てをにするつもりですけどね。

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