寝癖男ともう一人の仲間?
一ヶ月は間空き過ぎ。反省します。
「…まだ着かないのか?」
「もうすぐだ。…多分。」
さっきからずっと小梅の声が震えていて不安要素が大きすぎる。こんな田んぼしか無い場所に本当に仲間がいるのか?
15分間徒歩でさまよい続け、少々メンタルが弱っていた。恐らくコイツ、極度の方向音痴だ。博多駅に一人で行ってはダメなタイプの人間である。
「!着いたぞ!あそこに我々の仲間がいる!」
小梅が急に大声を出したので、少し驚いた。そこは一見すると平凡な一軒家だった。壁や屋根は一面白で、緑の海であるこの田舎では異質な存在感を放っていた。
「オイ、いるか?連絡した通り、仲間を連れてきたぞ。」
小梅がインターホンを押して数秒経つと、中からは長髪の女性が出てきた。女性にしては身長が高く、凛とした顔つきをしていた。
「彼が話していたもう一人の寝癖能力者、寝癖男だ。」
「…は?今聞き間違えじゃなければ寝癖男って聞こえたんだけど…そんなフザケた名前あるの?」
「あ、寝癖男は本名です。よろしくお願いします。」
「マジだったの…まぁ、ひとまず置いときましょう。私はサラ。仲良くやりましょ。」
そうして我々はひとまずサラの家にあがり、そこで桃鉄をした。小梅もやらせてきたし、流行っているのたろうか?しかし特に反対する理由もないため、我々は桃鉄を初めた。
4年目に私がさぬきを独占し、平賀源内を仲間にした。
7年目には小梅が千葉県で集めたカードを使ってから大暴れをした。私は持ち金を0にされた挙句、カードの無い状態で最北端へと飛ばされてしまった。
10年目にサラにキングボンビーがついた。台パンしていた。
10年目の決算を終えた時、小梅がサラの異変に気づいた。
「お前、何か変だぞ?髪の毛が妙に逆だってるし、そんなブチギレた顔、今まで見たことが…」
次の瞬間、バリンと窓が割れる男がし、気づけば空中に追い出されてしまった。
「オイ、味方じゃないのか!?」
「わからん!ただ、能力だけの話をすれば…ヤツは俺たちと、相性が最悪だ!!!」
台風10号ノロノロすぎて大迷惑