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寝癖男と怪しさ全開な男

相変わらず展開に無理があります。

暇で暇でしょうがない方へぜひ。

やる気になったはいいものの、結局私はどこへ向かえば良いのか分からず、ただ辺りをブラブラと彷徨っていた。この類稀なる計画性の無さはもはや家宝と言っても過言ではなく、親から子へ、子から孫へと代々受け継がれてきたものである。親も祖父母も全員計画性のカケラも持っておらず、母親に至ってはシチューの材料を買いにスーパーへ行ったというのに、「美味しそうだったから」という理由でナンを一緒に買い、米を炊き忘れてシチュをナンで食わすという事件を起こした前科すらもある。

とりあえず人のよく集りそうなショッピングモールに赴き、何か手がかりになりそうなものは無いかと探していたその時、

「そこのお前、一旦止まれ。」

と声をかけられた。私はコミュ障でビビリでもあるので初対面の人と話すのは至難の業である。しかも話しかけてきた男はフードで顔を隠し、全身に黒い洋服を纏い、サングラスもかけるという黒すぎる格好をしていて、それにより怪しさが跳ね上がっている。

「先日起きたスキンヘッド事件について、少しでも情報を集めたい。今俺は髪の毛の残った者を集めている最中だ。もしよければ明日21時、海沿いの第3倉庫まで来てほしい。」

怪しさ全開の男はそう言った後、すぐにどこかへ消えてしまった。一度はためらったものの、一度スイッチの入った私はなかなか折れない。どんな事にでも全力で飛び込む青春のような心が呼び起こされる。それがどんなにくだらなく、どんなにしょうもないことでも。

しかし、私はスイッチこそ入れば凄まじい行動力を発揮するが、先程も述べた奇跡の計画性の無さを持つ。当然明日の予定を立てることもなく、ダラダラと1日を過ごしていたら、なんともうすでに21時を過ぎている!私は時が加速しているのではと疑ったが、ともかく第3倉庫に行かなければならない。コンクリ詰めにされて海に落とされないことを祈りながら、40分の大遅刻をして倉庫に到着した。

その時、ドォン、と何かを殴るような物音が聞こえてきた。私は酷く震えながら、倉庫に入っていった…

前書きの使い方を恐らく間違えている

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