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「?……久しぶり……って…初対面…ですよね…?」

「…ああ~、そういえば()()だったね。ごめんごめん」

「……??」


「まぁ、いいや。早速本題に入ろうか。明日から君には訓練を受けてもらうよ」

「…は?」

「基本的に朝から晩まで、授業とか…」

「おいおいおいおい…ちょっと待てよ、」

「ん?」

「急に何言ってんだ…お前…、才能無いのに勝手に入学させて…才能無いのに勝手に0組に入れて…才能無いのに勝手に訓練とか言いやがって…あんたのせいでどれだけつらい思いしたと思ってんだ!あんたは俺に才能があるとか勘違いしてるけど残念でした。俺に才能なんてねぇよ!剣も…魔力も…出力も…俺は何も出来ねぇよ!俺には何も出来ねぇよ!」

抱えていた気持ちが溢れ出す


「…………ああ、知ってるさ」

「……………?………おい?………どういうことだ?……」


「俺が君に見込んだ才能はそこじゃない。魔力の保持量でもなく魔力の出力でもなく剣の腕でもない。君が持つ『黒』だ」

「…黒?」

「魔力が色を持っていることは知ってる?」

「ああ……」

「魔力は基本的に赤・青・紫・茶・緑・水色・白・黄・薄緑の9色しかないとされている。が、君が持っている魔力はこの中のどれでもない『黒』という物だ。黒色の魔力はごく稀にしか発現(はつげん)しない魔力でね……、君を0組に入れたのも黒色の魔力というすごく珍しい魔力をもってるからって理由だよ。」

「……黒い魔力…」

「黒い魔力には面白い能力があってね、他の物を全て拒絶する能力がある。例えば相手が火の玉(ファイアーボール)を放った場合、通常の剣では受け止められない。でも黒色の魔力を剣に纏わせると受け止めることが出来る。なかなか使い勝手がいい能力だよ」


「でも君、………そんなにいいもん持ってるのに今くそ雑魚じゃん」

「……」

「だから…」


ズイッ


「鍛えて強くなろうねって話」



「…………はい…」


「ということでー、明日は朝6時にここ集合ね。

んじゃっ、とりあえず今日は~解散!」












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