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不可

現在、教室に向かって歩いているが非常に

(教室に入りたくない…)

当たり前だ

この結果じゃ恐らく3組確定だろう

期待の新人として特別に入ってきた奴がまさかの3組。しかも3組の中でも実力は下の方

どういう目を向けられるかなんて容易に想像がつく

(終わったな…俺のスクールライフ……とりあえずぼっち確定かな…)

夢を膨らませた異世界の新学期はどこへ行ったんだろうか

今の所絶望しかない


「ここだ。お前がこれから過ごす教室……」

(……4ー3か…)

「4ー0だ」

(やっぱり4ー0か……4ー0?)

「4のゼロォッ!?」

「ああ4ー0だ」

「は?え、いやだってあんな結果だったじゃないですか!」

「お前は校長命令で元々4ー0だ。さっきのは参考程度に測っただけにすぎん」

「えぇ…」

(4ー3じゃないのは嬉しいけどどう考えても実力不足じゃない!?何考えてるの校長!)

今振り返ると4ー0に配属されるよりも4ー3に配属された方がまだ嬉しかったかもしれん

これはこれでなかなかに絶望する



「入りたまえ、お前のことはこいつらに事前に言ってある」

ガラガラガラ

先生が扉を開ける

「あっはい……失礼しま~す」

そう言って俺は教室に入った


広々とした教室なのにたった4人しか人間がいない。

机に足をのっけたオールバック、白髪ロングのイケメン、なんか根明そうなやつ、そしてアイシャ


唯一顔見知りのアイシャのほうをみるとアイシャが微笑み返してくれた

やっぱり0組に来てよかったかもしれない


「初めまして、僕の名前はユーリと言います。これからよろしくお願いします。」

頭を下げる。

やはり礼儀はちゃんとしないとどの世界でもやっていけない

「おい、…苗字は?」

オールバックに聞かれる

(やっべ、考えてなかった…)

(とりあえず苗字だし、てきとうにそれっぽい名前出すか…)

「グレイス…、ユーリ・グレイスです」

「グレイス…聞いた事ねぇな」

オールバックが顔をしかめる

「おいソロン……この学校で生まれは関係ないはずだぞ…」

白髪のイケメンが口をはさむ

「あーそーでした。で?魔術の色は?」

(げ…)

「え~と……分か…り…ませんでした…」


「はぁ?」


ソロン(オールバック)以外の3人も驚いている

まぁ、そりゃそうだろう


「おい先生!さっきこいつの魔力、測りに行ったんじゃねぇのかよ!」

「ああ、測りに行った。だがこいつの魔力の保持量と魔力出力があまりにも低すぎて剣が何色にもなんなかったのだよ」


「……」


全員黙ってしまった

アイシャも驚いている


「……」

「おい…舐めてんのか……?」

「!」

口を開いたのはソロン(オールバック)だった

「何でこんな実力も何もねぇ奴がこの学校に入れんてんだ?!ああぁん!?しかも0組だと!?ふざけるな!」

(俺にも訳分かんねぇよ!)

「私を怒鳴るな。校長の推薦と命令だ」

先生が答える

「校長もついに墜ちたか?こんな奴入学させるなんてよぉ!それとも…」


ギロ… 


なぜ俺の方を見る


「てめぇがなんかしやがったのか?」


ゾクッッッ!

背筋が凍るような凍てつく視線。

怖い、まさに蛇に睨まれた蛙、思わず足がすくみそうになる


「まぁ落ち着けソロン、まだこいつが弱いと決まったわけじゃないだろう」

白髪のイケメンが諭す 

「どういうことだ?ヒース」

「こいつの剣の腕が、化け物並みに強いかもしれないということだ」

「……あぁ~なる程な~」

(納得されても困るんですけど…)

「じゃあ……おい、ユーリなんちゃら!」

「はいっ!」

「俺と決闘しろ」

「へ?」

「俺にお前の実力を見せてみろ、そうじゃなけゃ俺は納得できねぇ」

(えぇぇ~見せるも何も…剣とか振ったことすらないんですけど…)

(てかアイシャも先生も見てないで止めて欲しいんですけど…)


「おい…、まさか決闘やんないつもりか?」

(これ…断ったら断ったで殺されるやつじゃん…)

「やっ…やります」

(ウゥ、終わった…)

「じゃあ30分後に決闘場集合な」

そう言うとソロンとか言うオールバックは行ってしまった


「先生」 

「ん?なんだ?」

「決闘って負けたら死ぬんですか?」

「そりゃまぁ場合によっては死ぬぞ」

「…」


人生ゲームつんだかもしんない























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