表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/18

 


 一方その頃ー

 裕樹ユーリ達はー



「では特訓を早速始めるとするかのう!」


「うっす!お願いしゃす!」


「じゃあまず精神世界に移動しよう。」



 パチン!



 フェルンが指を鳴らすと同時に一瞬意識が飛び、目覚めると精神世界に立っていた


「何で精神世界に来たんだ?特訓とかなら現実の世界の方がいい気がするけど…」


「まぁ普通はな……だがお主、現実だとわしが本気を出さないと魔力少なすぎて話にならんじゃろ?」


「うっ…」


「で、聞くがお主。魔術の知識についてどこまで覚えてる?」


「あ〜」

(覚えてるも何も一昨日始めて聞いたんだよなぁ)


「なんか魔力に色ってのがあって、俺はその中の黒ってやつってことしか…」


「…………ほんとに何も覚えとらんのじゃな…」


「ハハハ……」


「まぁいい、1から説明してやろう。まず魔力にはできる事が基本的に3つある。

 1ー肉体の強化

 2−魔術の使用

 3−結界の生成」


「1の肉体の強化は簡単じゃ。強化したい部位に集中力を流し込むだけ、魔力は言い換えれば精力・精神力だからな」


「集中力を流し込む?」


「まぁちょっと違うけどその部位に集中力を向けるって感じじゃな、お主がさっきやったように」


「ああ…あんな感じで良いのか」


「問題は魔術の使用じゃ。こればかりはお主に教えてやれることがない」


「!?なんで?」


「魔力は色によって全く出来ることが違う。しかもそいつの魔術の捉え方によって出来ることが全く変わってくる、魔術とは発想だしな」


「魔術の捉え方?」


「例えばお主は赤魔法と聞いて何を思い浮かべる?」


「う〜ん、炎の玉飛ばすとか?」


「それが物事の捉え方。ここで人によっては爆発を思い浮かべる奴もいるし炎の剣を思い浮かべる奴もいるし両方思い浮かべる奴もいる」


「つまりそいつが思い浮かべた物がそのまま魔術に現れるってこと?」


「まぁだいだいそういうことじゃな。だからそもそも色が違うお主には発想のコツとかは教えられない」


「う〜ん、別の奴に教わるしか無いのか…」


「いや、それも厳しいじゃろう」


「?」


「黒は他の魔力に比べて極端に人数が少ない。特に人間はな。だから恐らくこの学校に黒を扱う人間はいないじゃろう。この国に1人居れば良い方なんじゃないか?」


「げっ、まじ…そんなにいないのか……ってことは…、ほぼ独学ってことか………」


「で、3つ目のの結界の生成についてじゃが……………、」


「?」


「まだ教えない」


「!?教えない!?」


「結界術は難しいからの。お主には当分教える気はない。結界術を今教えるくらいだったら別のことをしたほうが何倍もましじゃ」


「ふ〜ん、って教えること(ほとん)どなくない?」


「ん?」


「だって1つ目の肉体強化はさっき半分出来たし、2つ目の魔術と3つ目の結界は教えないんでしょ」 


「いや、心配するな。お主には体術、つまり戦闘の仕方を学んでもらう」


「いや、それだったらあのクソジジイが……」


「あのクソジジイはお主がとある一定のレベルに到達している前提で組手をしておる。今のお主が行った所で何も学べずにボコボコにされるだけじゃぞ。」


「……」


「しかもお主、あのクソジジイをいきなりボコボコにしてみたくはないか?」


「………………してみたい!」


「じゃ早速始めるとするかのう。お主……かかってこい」


「?」


「一旦今のお主がどこまで出来るか知りたい」


「ああ…そういうことね」


「使えるなら魔力による肉体強化を使って構わんぞ、この空間でのお主の魔力の量を増やしておいたからな」


「はっ、殴られて泣くなよ」


「ふっ、やれるもんならの」



「ふー………」

 両腕に集中する

(両腕に集中力を流す感じ…)


「いくぞっ」

 フェルンに殴りかかる


「ふんっ」

 フェルンは腕を組みながら()ける


 もう1回殴りかかるがー


 これも腕を組みながら(かわ)される


「クソッ」

 ブン!

 スッ…


 ブン!

 スッ


 連続して殴りかかるが片足しか動かさずに避けられる


「ハァハァ……当たらねぇ…」


「ここまでにするかのう。お主の今の力もだいたいわかったことだし…」


「ハァハァ……で……今の俺はお前的にどんな感じ何だ?」


「…………カス」


「へ?」


「カス、ゴミ、ザコ、3流以下」


「んん!?」


「まず振りが大きすぎる。そんなんじゃ当たらん。

 次に力み過ぎ。体力が無駄。魔力の肉体強化も当たらないのに拳だけ強化してて無駄。とにかく色々と無駄が多すぎる」


「うぅ…」

(こちとら人と殴り合って喧嘩したこともないんだよ!無理!)


「んじゃ次やるぞ」


「次?」


「わしの攻撃を避けてみよ」

 そう言うとフェルンの横に剣が現れた


「ぇ゙、剣!?そんなん死ぬって!?」


「安心せい、この精神世界はどんな傷喰らっても死なない設定にしてあるから」

 そう言ってフェルンは剣を抜いた


「じゃあ行くぞ」

 そう言うとフェルンが向かってきた


 フッ

 ザシュッ!


 フェルンが振り下ろした剣は当然避けられず自分の横腹に一撃入る。


「くっ…」

 反射的に横腹に手を当てるが、


「!?血が出てねぇ…」

(てっきり血が吹き出るぐらいの一撃くらったと思ったんだけど…)


「言ったじゃろ?この空間では死なんと」


(はっ……それなら痛覚もoffにしてくれよ…)


「では、まだまだ行くぞ」

(…………傷を浅くされた……?……普通に反応されたのか…?)

(もう少し速くしてみるか…)


 ブン!

 ザシュッ!

「ぃ゙っ…

 ザシュッ!


 ザシュッ!


 体感さっきより早くなった攻撃を避けられるはずもなく連続で攻撃をもらい全身に痛みが走る


「ッッッィ゙ッテッッェ゙」


「お主………今見えてたか?」


「ぁ゙?何が?」


「わしの攻撃」


「ッッ見ぇ゙てたらごんなにくらってないわ!」


(……小僧……やはりこいつ…無意識のうちにだが攻撃に反応して避けている!)


「ふっ…驚いたな」


「すみませんね。驚くほど弱くて!」


「いやいや、そうではない。お主、無意識のうちにだが攻撃に反応して避けておる。」


「………?避けられて無いんですけど………」


「まぁ正確には反応して避けようとするも避けきれない。じゃな。恐らく記憶を失う前の戦闘経験がお主の肉体に刻み込まれていて本能的に攻撃に反応しているからじゃな」


「ふーん」

(本当は記憶喪失じゃないだけどなぁ……)


「よしっ、今のでお主に教えるべきものが分かったぞ」

 フェルンがニカッと笑う

(小僧は攻撃は壊滅的だが防御……特に受け流しに発展できそうな部分には目を見張る物がある…。無意識のうちに攻撃を避けようとする性質…これは武器になる。……多いに活用するべきだ。)


「おぉ!ぉおおお?」

(大丈夫……か?また俺が記憶喪失だと言う前提で話進んでるけど…)


「お主に教えるべき物!それは……………『水帝流』じゃ!」


「スイテイリュウ?」


「武術の一つの型じゃな。攻守一体、相手の攻撃を受け流し、そのまま攻撃の動きに繋げる事に特化した型。体に自動回避機能がついているお主にとって一番あってる武術だと思うぞ」


「ん〜まぁ、俺そういうのよくわからないから全部任せるけど…それって素手想定?」


「ん?」


「いや〜……出来れば素手じゃなくて刀使いたいな〜なんて思ってたり思ってなかったり…」


「刀か…いいだろう。たが、それを極めるかどうかは水帝流の基本の動きを覚えて他の武器を一通り試して得意かどうか分かってからだぞ」


「おいっす…」


「ま、三節棍とかマイナーな武器はやらせんから安心せい。じゃあまず水帝流での基礎的な体の使い方を教えるぞ。その後はひたすら色んな武器持って組手して肉体に体の動かし方を染み込ませていく」



「ん?魔術やらないなら現実世界の方が良くない?その方がなんか手っ取り早い気がするけど…筋トレにもなるし…」



「………現実世界だと武器出せないじゃろ……アホか」


「あぁそうだった」

(てか精神世界ってまじで何でも出来るんだ…便利だな〜…)


「じゃ始めるぞ」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ