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第4話 異世界の日常




 ミカとして生きると覚悟を決めてから3日が経った。

 村をぐるりと囲う柵の内側をてくてくと歩き、村の様子や村の外を眺める。

 柵の高さは2メートル以上あり、木の杭を地面に打ち付け、そこに横板を当てている。

 広いリッシュ村全体が同じように囲われているなら相当の人手が必要に思えた。

 おそらく村人だけでは無理だろう。

 リッシュ村建設の初期に、かなりの人手が投入されたはずだ。

 そうするだけの価値がこのリッシュ村にあるのだろうか。

 若しくは、そう期待される何か。

 それが何であるかはミカには分からないが、村を観察していればそのうち分かるかもしれない。


(時代考証できるような知識はないが……。 イメージ的には中世ヨーロッパの片田舎みたいな感じか? でも、窓ガラスがあるなあ。)


 この世界がどんなところなのか把握しようと努めるが、そもそも自分の中に大した知識はない。

 たしか窓ガラス自体は紀元前にも存在したが、透明な物ではなかったはずだ。

 透明ガラスの窓が普及したのは17世紀頃だった気がするが確証はない。

 最初は大きい透明なガラスを作る技術がなく、窓に使われていたのは小さなガラス。

 そしてこの村にある窓も、一辺が10センチメートルくらいの透明ガラスをいくつも使用した格子状の物だ。


 アマーリアやロレッタからも、それとなくこの世界のことを聞いてみたがあまり得られるものはなかった。

 そもそも二人ともこの村からほとんど出たことがない。

 アマーリアは30年も生きてきて、隣のコトンテッセにも行ったことがないほどだ。

 きっと村に住む高齢者の中には、60年生きてきたけど村から出たことがない、なんて人もいるだろう。


(そういうのが当たり前の時代があったのは知っているけど、さすがにそこに自分がいるというのは……。)


 ミカ・ノイスハイムの記憶のおかげで、日常生活で分からないことは少ない。

 生活していて即困る、というような事態はあまりなかった。あくまであまり、だが。

 知識はあっても実際にそれを行うのは当然違う。

 いわゆる文化的衝撃(カルチャーショック)というやつだ。


(……慣れるしかないけど、さすがに不便だな。)


 まず、上下水道がないので水は毎朝井戸から汲んでこないといけない。

 使った食器も井戸で洗わないといけないので、使うのは最小限だ。

 それでも木製ではあるが器やスプーンはあるし、フォーク替わりに先の尖った木の棒を使う習慣があるだけマシだろう。

 衛生という観念が薄いこの世界で手掴みで食べることを思えば、カトラリーが存在することが心底有難いと思えた。

 料理を作る側の衛生状態に思いを馳せなければ、ではあるが。

 救いなのは、基本的にこの世界の料理は焼くか煮るかされていることだ。

 加熱によって消毒されていると信じるしかないだろう。


 ちなみにフォーク替わりの木の棒だが、要はお箸を1本だけ使うようなものだと想像すれば分かりやすい。

 刺したり、スプーンで掬いにくい時にこの棒で乗せるのだ。

 将来的にはこれがフォークに進化するのだろうか?

 ちょっと楽しみだ。


 トイレはいちおう家にある。お湯で身体を拭く程度の習慣もある。

 ありはするが、上下水道が無い状態でのトイレや清拭なのだから、どういった環境なのかはお察しだ。

 せめてもの救いは、トイレはいわゆるぼっとん式だが床板の下に壺を置き、それにすることだ。

 織物の材料である綿花の広大な畑の肥料にするため、その壺を定期的に回収、交換する仕組みとなっている。

 おかげで最低限の衛生状態は保たれている。

 もしもその辺に捨てるような習慣だった場合は……、考えたくもなかった。


 また、この世界では宗教が生活に浸透しすぎていて、少し恐ろしいくらいだった。

 食事前のお祈りくらいはいいとしても、”思考”の中心に神様というやつが居座っている。

 これが非常に厄介で、物が落下するのも、火が熱いのも、太陽と月があるのも、東から昇って西に沈むのも、花が咲き実がなるのも全て神様のおかげだとか。

 元が日本人だからか、科学の発達した世界にいたからか、俺にはどうにも宗教を中心にした物の考え方や生活が馴染めない。

 年が明けたら神社へ初詣に行き、結婚式には教会でライスシャワーを投げ、法事では寺社で線香を立てるが、それらに”形式”以上の価値を見出していない。

 おそらく、多くの日本人がそうじゃないかと思う。

 まあ、だからといってこの世界の人々に「神などいない」と論じたところで、行き着く先は(はりつけ)火焙(ひあぶ)り。

 そうですね、と基本的に全肯定し”長い物には巻かれろ”、”郷に入っては郷に従え”の日本人の精神でスルーするのが賢明だろう。

 宗教というのは人に寛容、寛大さを説きながら、その排他性が暴走した時の恐ろしさは歴史が証明しているのだから。


(みんな気さくないい人だけどね。)


 仲間意識や村意識なのかもしれないが、ミカに対して村人は本当に優しい。

 怪我をして倒れていた話はすでに村全体に伝わっていて、ミカを見かけた大人たちはみんな「元気になって良かったね。」と言ってくる。

 今朝畑で採ってきた果物を「いっぱい食べて元気におなり。」とくれる人も一人や二人じゃない。

 つい、これがもし久橋律という余所者だったらどういう対応になるのかと考えるが、それは少々意地が悪い仮定だろう。

 村の子供と余所者を同列に扱うのは、いくらなんでも無理というものだ。


「さーて、着いたぞ。」


 ミカは村の南門にやってきた。

 この3日間、他の子供たちと一緒に近所の手伝いをしているが、午後は村の中を散歩していた。

 ミカ・ノイスハイムの記憶でだいたい村の様子は分かっているが、自分の目で見ないと気づかないことも多い。

 子供と大人では注目する点に違いがある。

 ましてや文化水準が桁違いなら、それを当たり前と考える者と初めて目の当たりにした者では全く異なる感想を抱く。

 そのため、実際に自分の目で見て来ようと散歩を日課にしたのだ。







 初日は北門に行ってみた。村のメインとなる出入口だ。

 午前中にも畑の手伝いで通ったのだが、その時はただ通り過ぎただけだった。

 なので今度は北門の周辺も含めいろいろ観察してみた。

 門は石と材木で組まれた、かなり頑丈そうな作りだった。

 門扉は金属製の格子になっていて、村の内側に開く。

 コトンテッセに行く街道は、この北門の正面から真っ直ぐ北に延びている。

 その街道の両側に畑があり、ほとんどが綿花畑だ。

 門を出てすぐに川があり、川に架けられた橋は30メートルを優に超えるくらいはあるように見える。

 村の生命線とも言える橋だ。木造だがしっかりした作りをしていた。

 北門から村に入るとすぐに物見櫓があって、真っ過ぐに村を貫く”大通り”と呼ばれる広い道が南へ向かっている。

 ミカが見た時、物見櫓には誰もいなかった。

 いいのかそれで、と思うがいないものはいない。人手不足なのだろうか。

 大通りの先には村の中心というにはかなり北に寄った、”中央広場”と呼ばれる開けた場所がある。

 広場の手前に教会があり、広場の周りには村長宅、集会場、村で唯一の商店などがあった。

 村長宅の前には、大きな箱型の時計らしき物が広場からも見えるように置いてあり、その横に鐘楼がある。

 時計は機械式のように見えるが、残念ながら中身を確認することはできない。

 針は1本だけで、おそらく短針のみの時計なのだろう。

 分や秒を必要としない、大らかな生活が容易に想像できた。

 ぐるっと1周して24時間を表す時計で、朝6時と夕方6時が水平になる位置に設定されている。


 翌日は村の西側に行った。といっても、こちらは特に何かがあるわけではない。

 広い範囲にぽつんぽつんと家が建っているだけなのだが、そこを「ここは〇〇さんち」「ここは■■さんち」と遠巻きに眺めながら確認していた。

 あとは柵の傍に建っている納屋のような建物を見て、「柵との間にスペースがあるから隠れるには丁度いいな。」などとリサーチをしていた。

 一言で言えば徘徊していたわけだが、元いた世界でそんなことをしていたら通報案件だろう。


(……まあ、顔見知りの子供ならどっちの世界でも通報されることはないか。)


 どうしても久橋律としての視点で物事を捉えてしまうが、それは仕方のないことだ。

 むしろ元47歳のおっさんが3日で7歳の子供になりきれたら、そちらの方が怖い。

 なるべく気をつけてミカ・ノイスハイムの振りをする、くらいの気持ちでやっていけばいいだろう。


 ぐるっと村の西側一帯を歩いてみたが、やはり見ておくべきものはなかった。

 あえて言うなら柵の向こうに森があるくらいか。

 ミカは柵に近づき、横板の隙間からその先にある森を眺めた。

 この森は村の南から東と西を囲んでいる。

 というより、この森に北から食い込むように村ができたという方が正解か。

 もしかしたら、村の拡張で少しずつ森に食い込んでいったのかもしれない。


「なんでこっち側に村を作るかね?」


 ミカは森を見て疑問に思った。

 北にある川のことだ。

 森には獣がいて、危ないから行かないように言われている。

 実際、昔から野犬や狼などの群れが村を襲ったり、猪などが柵を壊して侵入してくることがあるようだ。

 獣による怪我人は毎年必ず出るらしい。

 だが、森があるならそれくらいの被害は誰にでも予想がつくだろう。

 すぐ北に川があるのだから、川の向こうに村を作ればそういった被害はかなり減らせたはずだ。

 川は天然の障害。これを利用しない手はない。

 森との間に川が1本あれば獣による被害はかなり減ると思う。

 腕を組み、顎に手をやり「んー……。」と考え込む。


(想定している外敵が獣じゃないのか……?)


 森の獣による被害を減らすのなら、川の北に村を建設するべきだろう。

 だが、北からの外敵を想定しているのなら今の立地は理に適う。


「……考えすぎか。」


 西の空が赤みを帯びてきたのを見て、ミカは踵を返すのだった。







 そして今日は南門。

 北門と比べても遜色のない大きく頑丈そうな門で、物見櫓もあった。

 こちらは物見がちゃんと居て、いちおう森を警戒していることが窺える。

 だが、南門は閉じられているようで、大きな閂がかけられていた。

 人の行き来がほとんどない南門がなぜこんなに大きいのかと思ったが、もしかしたら材木を運び入れるためかもしれない。

 薪や食材を取ってくるだけならこんな大きさは必要ない。

 馬車や牛車を使って、まとめて材木を運び込むことがあるのだろう。


「こんにちはミカ君。」


 南門の周辺を観察していると後ろから声がかけられた。

 振り返ると修道服を身に着けた小柄な女性がミカの方に歩いてくる。

 優しく微笑み、陽の光にきらきらと輝く美しい金髪と相まって、その姿はまるで聖母のようだ。

 だが、この美しい聖母が笑うとおっさんくさいことを俺は知っている。

 突然ロレッタに抱きつかれて慌てふためくるミカの姿を、腹を抱えて爆笑していたことを俺は忘れていなかった。


「こんにちはシスター・ラディ。」


 そんなことを考えているとは微塵も感じさせない明るい声で返事を返す。

 ラディは毎日のように村の年寄りや怪我人、病人のところへ赴き、【癒し】を与えたり様々な相談に乗っているらしい。

 今も村人の誰かの家に行った帰りなのか、若しくは誰かの家に向かう途中なのだろう。


「もうすっかり元気なようね。 良かったわ。」

「はい。 シスター・ラディに助けてもらったと聞きました。 ありがとうございました。」


 ミカは丁寧に頭を下げる。

 つい「おかげ様で。」とか「お礼が遅くなり申し訳ありません。」とか言いそうになるが、年齢を考えればこれはさすがに変だろう。

 多少乱暴な言葉遣いでも「子供だから。」で済まされるだろうが、むしろそっちの方がやりにくい。

 子供にしては丁寧、くらいでやる方が元社会人としてはまだやりやすかった。

 謝罪の言葉ひとつとっても、ミカはかなり気をつけながら「ごめんなさい。」と言っている。

 普通、大人になると「すみません。」や「申し訳ありません。」といった言い方に変わるからだ。

 特にこの「すみません。」という言葉は便利で、様々な場面で使ってきた。

 感謝を伝える時や何かを依頼したい時も「すみません。」と言うことは多い。

 この万能の言葉を封じられると、ちょっとした会話でも言葉を選ばなければならないことが度々あった。


「ふふ……ミカ君はちゃんとお礼が言えて偉いわね。 いいのよ気にしなくて。 でも、もう危ないことをしてはいけないわよ? みんなが心配するんだから。」

「ごめんなさい。」


 ラディは目の前にしゃがみ込み目線を合わせると、素直に謝るミカの頭を優しく撫でる。

 真っ直ぐラディの目を見つめると、青い瞳に自分の姿が映る。

 ミカには、ラディについてどうしても気になることがあった。

 そう、【神の奇跡】だ。







 ミカが街道に倒れた時、その命を救ったのは【癒し】という【神の奇跡】らしい。

 ロレッタに説明された時に出てきた言葉で、ミカ・ノイスハイムの記憶にもあった不可思議な現象。

 入れ代わる前にも何度か見たことがあったようだ。

 農作業で怪我をした人や、獣に襲われた人を瞬く間に治してしまう【神の奇跡】。

 不思議だし不気味とも思ってしまうが、その現象自体を否定する気はミカにもなかった。

 ミカ自身が全身に擦り傷を負い、それが一晩で治っていたからだ。

 だが、どうしても思ってしまうのだ。

 それはいったいなんなのさ、という疑問を。

 今いるこの世界が元いた世界とはまったく違うと言える最大の根拠。

 そして、この力があるために人々の”思考”の中心に神様とやらが居座り、そこで思考が停止してしまう。

 重力も燃焼も熱伝導も天気も天体の動きも人の病も生き死にさえ、神の行うことなのだそうだ。

 実際にこの”とんでも”な現象があるから、人はそれ以上踏み込もうとしない。

 【神の奇跡】の介在しない物理現象さえ「神様の定めたこと。」で済ませてしまうからだ。







「シスター・ラディ。 【神の奇跡】とは何ですか?」


 ミカはラディに直接聞こうと思っていた。

 こういう時、子供というのは有難い。知らないことを責められないで済む。

 大人なら知らなかったでは済まされないことも、子供なら許されることが大半だ。

 何かあっても「ごめんなさい。」で許してもらおう。


「【神の奇跡】は、……神々の愛です。」


 一瞬きょとんとした顔のラディだったが、次の瞬間にはとてもきらきらした表情でそう言った。

 そんなラディを見て、今度はミカがきょとんとする。


「神々がその偉大なる御力で世界を創造された時、人もまた一緒に創造されました。 神々は世界の管理を人々に任されましたが、人の身では大いなる自然の力に立ち向かえませんでした。 それは当然のことでした。 人は神々により造られましたが、世界もまた神々により造られたのです。 神々は人が正しく世界を形作れるようその大いなる御力の一部を貸し与え――――。」


 出てくる出てくる。

 それは神々を賛美し、褒め称えるオンパレードだった。

 いかに神々が素晴らしく慈悲深い存在か。

 その溢れる愛で人々を包み、見守ってくださっているかを延々と語り出した。


(あ、やべ……。)


 ラディの口から紡がれる神々への崇敬の念と愛は留まることなく、その表情はいつしか陶酔から恍惚へと変わっていく。


(ここが地雷だったかー。 ……頼むから誰か止めてくれ。)


 どこかでうまく口を挟めないかとタイミングを計るが、いつ息継ぎしてんの?と不思議になるほどラディの言葉は淀みなく紡がれる。


「その御力は正しき者を癒し、満たしますが、邪なる者は乾き、滅します。 水の神は言いました。 聞け、忠実なる神の子たちよ。 そなたたちは永遠に潤い、癒し、満たされるであろう。 最初の聖人。 最初の【神の奇跡】の使い手。 聖者ヒルディンランデルが水の神より祝福を賜り、その栄光の右手を掲げると――――。」


 どうすりゃいいんだ、と思わず頭を抱えたくなる。

 その時、頭上から声が降ってきた。


「どうしたんです、シスター・ラディ?」


 上を見上げると物見櫓からミカたちを見下ろす男がいた。

 40歳くらいだろうか。少し長めの髪を後ろで縛った、左頬と顎の右に傷のある厳つい顔だった。

 少々迫力のある顔だが、今はなんだか気の抜けた表情をしている。


「あら、ディーゴさん。 お勤めご苦労様です。」

「ええ、シスターもご苦労さま。 それより、こんなとこに居ていいんですかい? 今日はもう終わりで?」


 ミカ・ノイスハイムの記憶に、この男のことはほとんどないようだった。

 たまに姿を見かけることがある、というくらいしか分からない。

 ディーゴと呼ばれた男の言葉に、ラディは「あっ!」と声を上げる。


「そうでした。 この後まだ用事がありましたね。 ありがとうございますディーゴさん。 それではミカ君も。 その様子なら明日は大丈夫そうですね。」


 それでは失礼しますね、と言ってラディは歩き出すが、すぐに立ち止まるとミカの方に振り向く。


「明日、教会に来た時に試してみましょう。 少し早いですが……いい機会かもしれませんね。」


 微笑みながらそれだけ言うと、ラディは再び歩き出した。

 ぽかーんと見送るミカに、再び頭上から声がかかる。


「災難だったなぁ坊主。」


 ラディには届かない、ぎりぎりミカに聞こえる程度の声でそう言うとディーゴは苦笑を浮かべる。

 どうやら、ミカが困ってると思い声をかけてくれたようだ。


「あの……ありがとうございました。」

「おう。」


 物見櫓の手すりに肘を乗せ、頬杖をついたままラディを視線で見送る。


「あの人もなあ、いい人だし、すごい人なんだが、あれだけはどうも……な。」


 そう言ってディーゴは渋い顔する。

 ラディの溢れすぎる神への愛に、少々辟易しているのかもしれない。


「僕もこの前助けてもらいました。」

「おお、大変だったって? まあ坊主くらいの年になると、そういうこともあらぁな。 なあ?」


 7歳で死にかけるって、そうそうあるのだろうか?

 なかなか怖いこと言うな、この人。

 返事をできないでいると、またディーゴから声をかけられる。


「まあ、あんま無茶はしないこった。 周りが心配するってのもあるが……。」

「……あるが、なんですか?」

「今急いで無茶しなくてもよ、そのうち嫌でも無茶する時が来るさ。 楽しみにしとけ。」


 そう言って、ディーゴはわっはっはっと豪快に笑いだした。

 その後、「加減を覚えるために、適度な無茶はしとけ。」という有難いお言葉も頂いた。


 言いたいことは分かるが、子供に言うことじゃないだろ、それ。





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[気になる点] 句点の後にヒトマス入れてるせいで読みづらいなぁと思いました
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