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9: 再びの奴隷商※

あれから10日ギルド内はオーク討伐準備で慌ただしい


「ハルトさん報酬の用意が出来ました」

「ありがとございます」

「オーク肉の納入とオークロードの情報料で金貨11枚です」

「随分多いですね」

「オークロードの情報はギルド以外に領主様からも出ていますし、なりかけを討伐したハルトさんは期待されています」

「期待ですか」

「はい、領主様から準備をしてオークの大規模討伐でも力を貸して欲しいとの事です」

「わかりました期待を添えるように頑張ります」


サイカと2人では厳しいが、幸い金はあるから奴隷商で戦力を増やすしかないな




「これはハルト様ようこそいらっしゃいました」

「どうも、オーク討伐は聞いてると思いますが、奴隷の購入に参りました」

「ちょうど奴隷を仕入れたばかりなのですよ」

「それは有難い」

「奴隷需要が高まってますからね、近隣から送られてくるのですよ。では、ご紹介します」


前にきた個室へ向かった


「本日のご予算は如何程でしょうか?」

「金貨5枚で3人程と考えています」

「雌がよろしいですか?」


サイカの事を考えると男を増やすのは時期尚早かもしれないな…


ホントだよ?


「ええ、人に近い見た目がいいのですが居ますか?」

「居りますが宜しいので?」

「ええお願いします」

「わかりました金貨3枚以下で人型の雌をご紹介します」


この数日で分かったのだが、この世界では獣人は人ではないと考えられて居るらしい


その為、人に近い姿の獣人は好まれていないという


この前見たあのケットシーが人気なのは、ペット扱いだからだそうだ


サイカが安いのは家畜の見た目だから人気が無いらしい


ふざけんな!


「お待たせしました。順番にお見せします」


連れて来られたのは5人の女の子だ


「人型は人気が無いのでそれぞれ金貨1枚です」

「何人くらい居ますか?」

「あと3匹ですね」


匹で数えるんだ…


連れて来られた5人を見て見たが…


うん最高だね


ケモ耳に尻尾


いかんいかん


「右から紹介します、牛族のミルク17才です。力があるので前衛として使えるでしょう。この種族はみの「買います!」え?はいわかりました」


ロングヘアーので腰あたりまであるおっとり系の美人さん


うん大きい…


何が?


胸部装甲がだよ!


「次は…」


他はパッとしないな…


一芸に秀でているわけでもないから他の3人を見てからだな


「では次の3匹をご紹介します。右から狼族のサーニャ19才です。この種族は鼻がいいので斥候役に使われますがご覧の通り人型ですから獣型より劣ります。耳はいいので人種より斥候に向いてますが技術は無いので使えるかは分かりません」


髪は肩ぐらいまでの長さがある、顔は美人だね。意志の強そう感じがする


「買わせてもらいます」


「ありがとうございます。次は…」


「最後は人種の犯罪奴隷になります」


おや?おかしいとは思ってたが犯罪奴隷とは…


「この女性は元帝国騎士所属で士官候補でした。ある貴族が女性を無理やり連れて行こうとしている場面に遭遇し止めたそうですが、揉め事を聞いてやってきた貴族の騎士に捕らえらたそうです」


陰謀の匂いがプンプンするね


「彼女の言い分は通らなかったそうです、そのまま貴族の権力で奴隷にされましたが上司である騎士団長によって王国まで売られたそうです。貴族から逃がしたかったんでしょうね」


それはまた悲惨な…


「騎士団長より信用出来る者にしか売らないこと、性奴隷として扱わず戦闘奴隷扱いしてくれる者にだけ紹介して欲しいと言付かってます」


見た目は騎士そのものって感じだな、背筋を伸ばして直立不動を維持してる


ポニーテールでかなりの美人だ、これは貴族が狙っていた女騎士を嵌めて手篭めにしようとしたと考えられるな


だから騎士団長は王国に逃がしたんだろうな…




「少し話しても良いですか?」

「分かりましたしばらく2人で話して見てください」


奴隷商が出て行ってから話し始める


「俺はハルト、元騎士であれば剣術は教えられるか?槍や盾の扱いも出来るなら有難いんだが」

「ソフィアです。騎士として基本的な技術は修めていますので武具の扱いはお任せ下さい」


「そうか、士官候補ならば部隊指揮の経験はあるか?」

「はい、兵士を率いてのモンスター討伐の経験があります」


優良物件だな


「俺の奴隷は獣人が多いが問題ないか?」

「自分も今は奴隷でありますから問題ありません」


「傭兵団を結成したいが副官として仕える気はあるか?」


傭兵団は5人から登録出来るから、ソフィアを買えば人数は足りる


「自分が副官でありますか?奴隷が副官では他の者が着いて来ないと思いますが…」


「俺のスキルには秘密が多くてな、情報を漏らす心配の無い奴隷しか部下にしないから大丈夫だ」

「それなら問題ありません」


「では俺に買われる気はあるか?」

「はっ!自分であれば仕えさて頂きます」


「ではよろしく頼む」

「はっ!」


奴隷商が戻って来た


「どうやら話は纏まったようですな」

「ええ、ソフィアを買わせて貰います」

「わかりました、ソフィアさんも問題ありませんね?」

「問題ありません」

「では他の者も合わせて登録しましょう」


ミルクとサーニャが呼ばれる


「ご主人様〜よろしくお願いします〜」

「よろしく…」

「改めてよろくお願いします」


3人の奴隷登録が管理したためギルドに戻る




「あ、ハルトさん御用ですか?」

「この3人の登録をお願いします」

「美人ばかりですね……」

「はい?」

「いえ、登録ですね」


_____________


ソフィア 24才


スキル

剣術LV3

槍術LV1

弓術LV2

盾術LV2

馬術LV3

部隊指揮LV1



ミルク 17才


スキル

料理術LV3

怪力LV1




サーニャ 19才


スキル

探知術LV1

身体能力LV1


__________________


ソフィアはやっぱり優秀だな。士官学校を卒業して現場で叩き上げられたんだろうな


騎士団長が手を回しのがわかる


ミルクは料理レベルが高いな、奴隷の中でも料理当番があったのかな?怪力は種族特性ぽいな


サーニャは探知と身体能力か、完全に斥候向きだな


オーク討伐の後に後衛向きの奴隷を探すのもいいな。なんとなく種族特性は読めるしな


「はい登録が完了しました」

「ありがとうございます。傭兵団登録をしたいのですが大丈夫ですか?」

「5人居れば大丈夫ですよ」

「ではお願いします」

「わかりました傭兵団のお名前は決まってますか?」

「いえ考えてませんでした」


名前を付けないといけないのか?


「問題ありませんよ、仕事のために一時的に組む方も居ますから名前は決めなくても大丈夫です」

「そうなんですか?」

「もちろん名前があると団の知名度が上がりますが、ハルトさんの場合は団員が奴隷の方なので、指名依頼があればハルトさんに来ますので問題ありません」

「わかりました、いちおう考えてはおきます。それから人数が増えたので宿泊施設は大丈夫でしょうか?」

「お待ちください」


カナエさんはギルド奥に向かった


「宿泊施設があるのですね」

「ああ、傭兵ギルドは働きやすい場所だよ」

「私たちも泊まれるのですか〜?」

「ああ、もう1人奴隷が居るが泊まってるよ」

「もう1人いるのですか?」

「後で紹介するよ」


「お待たせしました」


カナエさんが帰ってきた


「ギルドマスターに確認したところ、大部屋の使用許可が降りました」

「大部屋ですか?」

「はい、傭兵団がこの街に来る事もありますし、今回のような大規模討伐時は必要になりますから」


「なるほど」

「10人まで泊まれますから大丈夫ですよ」

まだ増やすと思われてるのかな?

「月に銀貨50ですが大丈夫ですか?」


随分と安いな


「はい、大丈夫です」


「では荷物の移動をお願いします」

「わかりました、みな行くぞ」


部屋に行くとサイカがベッドで転がっていた


「あっ!」

「ただいまサイカ」

「お、おかえりなさい」

「今日から新しく仲間になる3人だ、挨拶してくれ」


「ソフィアです、団長から副官を任されましたよろしくお願いします」

「ミルクです〜」

「サーニャ…」

「さ、サイカです」


「部屋を移るから手伝ってくれ」

「「わかりました」」


全員で荷物を移動させる



「これが大部屋ですか、騎士団の寮より設備がいいですね」

「キッチンもあります〜、料理が出来そうでよかったです〜」

「ご、ご主人様さま、お風呂があります」

「お〜、楽になるな」


急いで見に行くと、3人くらいなら入れそうな浴槽がある


この世界でも風呂の文化があるが、前の宿泊施設には無かったので公衆浴場に行っていた


「部屋で装備を脱いでから公衆浴場に行くのは面倒だったからな」

「そうですね」

「お風呂に入れるのですか〜」

「ああ」

「嬉しいです〜」

「入って無かったのか?」

「団長、普通の奴隷は主人とは別の物を食べるし、よくてお湯で身体を拭くくらいです」

「そうなのか?」

「奴隷に風呂を使わせるのは金持ちが買う高級奴隷くらいです」


なんだそりゃ?


「うちは全員同じ物を食べるし風呂も自由だぞ、なあサイカ?」

「はい、恵まれていると思います…」

「嬉しいです〜」

「やはり団長に買われて正解でした」

「美味しい物を食べれる?…」

「それは…、ミルクは料理が得意なんだよな?」

「得意ですけど〜今まではクズ野菜のスープくらいしか作った事がないです〜」

「普通の料理は作れないのか?」

「スキルはあるので〜、作れるとは思います〜」

「どうするか…」

「団長、自分は家庭くらいなら出来ます」

「おお!ならミルクに教えてやってくれ」

「わかりました」

「お願いします〜」

「それなら食材と日用品を買いに行くか、あとは服だな」

「「わかりました」」



諸々と揃えているうちに夕方になった


「今から料理をしてたら遅くなりそうだな」

「お肉…」


サーニャは肉に釘付けだ


「簡単な物を作りましょうか〜」

「いや、今日は酒場で夕食と歓迎会にしよう」

「酒場ですか?」

「ああ、酒場には傭兵が集まるから顔見せを兼ねて夕食にしよう」



新たな奴隷を紹介


ソフィア

元帝国騎士であり士官候補として騎士団長直々の手ほどきを受ける

士官学校時代から天才と呼ばれていてその美貌も相まって非常に有名であった

性格は礼儀正しく堅物であるが人当たりもよく騎士団と市民にファンクラブがあったほどである

将来は騎士団副団長を女性で初めて務めるのではないかと言われていた


ソフィアを嵌めた貴族は何としても手に入れたくて奴隷に落とすように画策し奴隷として手元に置こうとしたが騎士団長に阻止された

その貴族はソフィアを嵌めた事で騎士団から反感勝ってしまい不正の証拠を徹底に調べられた

ファンクラブの市民も協力したため不正証拠を抑えられ現在拘留中



ミルク

牛族の中でも人族に近く角と尻尾が生えている事を除けば違いがない

牛族は力が強く種族特性として怪力スキルを必ず持っている

ミルク本人は料理好きでおっとりした性格




サーニャ

狼族としては異例の人族に近い姿をしている

本来の狼族は全身を毛で覆われており二足歩行の狼のような見た目をしている

一族から忌み嫌われておりハルトに買われるまでは会話をほとんどしなかった

本能的にハルトの優しさを理解しておりハルトや仲間とは会話が出来る

余談であるがサーニャは狼族進化の祖であり後の狼族は人型が多くなる





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