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88: ミルク過去編

ミルク過去編です


設定を考えて無いので大変だった…


今のうちからサーニャとサイカは設定を考えねばなりませんね(汗)


カレンは…頑張れ!

ミルクがハルトに出会う前からの話




ミルク13歳


「う〜、難しいです〜」

「ミルクちゃん、無理しないで」

「料理を覚えたいんです〜」

「包丁は気をつけないと、手を切るからね」

「気をつけます〜」

「火加減に気をつけないと焦げるからね」


「難しいです〜」

「ご主人様の、大事な食料を無駄にしたら怒られるよ」

「う〜」

「頑張ろうね」

「はい〜」




奴隷として売られるために、何かしら得意なことを覚えるのは必要であった


奴隷商では職人などを招いて、教えることはよくある


「今日は戦闘訓練だ」

「はい〜」

「お前は力が強いから、斧にするか」

「分かりました〜」


「ミノタウロスと言ったら斧だしな」

「そうなんですか〜?」



ミルクの種族である牛族は、ミノタウロスから派生した種族と思われていた


実際は女神クローディアが


「やっぱり巨乳は必要よね!」

「何バカなこと言ってるんですか…」


という、安直な理由で作った種族である



ミルクは産まれてからすぐに両親と離され奴隷商で教育を受けていたが、獣人としては普通の事だ


この世界では獣人は永久奴隷として、人類の労働力とされているので。嫌な話ではあるが、繁殖を目的として産ませる事も多い


理解のある主人に買われたものは、恋愛結婚もする事があるが少数派だ


人類との間に子供を作ることはできるが、獣として扱われていたため、殆ど居ないとされている


ハルトによって獣人の扱いが見直されたため、現在では獣人との間に生まれた子供は増えている


「おら、その程度じゃゴブリンすら倒せないぞ」

「う〜、こうですか〜?」

「違う、もっと腰を入れて振るんだ」

「や〜」

「いいぞ」


傭兵を招いて戦闘訓練を受けていたミルクは、この頃から才能の片鱗を見せていた


「明日はゴブリン狩りに行くからな」

「分かりました〜」


翌日、女獣人の奴隷達を連れた傭兵達はセロの街から、ゴブリンの森へ来ていた


「いいか、ゴブリンとはいえ油断するなよ」

「油断したらケガするからな」


「怖いよ…」

「私は戦いなんて…」

「大丈夫です〜」

「ミルクちゃんは度胸あるよね」

「うん、私達とは違うよ」


今回連れてこられた奴隷は、愛玩奴隷と言われる容姿の優れた種族が多い


とは言っても、子猫や子犬などに見えるような、大人になっても愛らしい容姿をしている種族だ


戦闘をさせられるようなことはほとんどないが、奴隷の教育の一環で連れて来られている


「それじゃあ、順番に戦わせていくぞ」

「「はい」」


ゴブリンを探しながら、森を進んでいく


「居たな、それじゃあ3人ずつで倒していくぞ。うまく囲んで倒していけ」


指示に従いゴブリンと戦う奴隷たちだったが、腰が引けている


「ひぃ」

「や、やあ」

「来ないで!」


「ほら、ちゃんと戦え」

「ちっ、初めてじゃこんなもんか」

「しょうがねぇな」


結局、傭兵がゴブリンを倒してしまった


「すみません…」

「ぶたないで…」

「ひっく…」


「ぶたねぇよ」

「まあ、最初だから気にすんな」

「次行くぞ」


奴隷の訓練をする傭兵は、獣人に理解がある者が担当することが多いので、滅多なことでは酷い扱いをしない


「お、見つけたな」

「次も3人でかかれ」


ミルクの番になったが、他のふたりは初めて見るゴブリンに怯えていた


「怖いよ…」

「無理だよ」


しかし、ミルクは持ち前の能天気さとでも言うべきか、気軽にゴブリンへと近づいていく


「いきますよ〜」

『ゲ?』


「や〜」

『グギャ!?』


気の抜けた掛け声には、似つかわしく無い鋭い振り下ろしで、ゴブリンを真っ二つにする


「おー」

「やるじゃねえか」

「こりゃ、鍛えれば相当なもんになるぞ」

「ありがとうございます〜」


戦闘訓練から戻ったミルクは、奴隷商から戦闘奴隷にならないかと誘われていた


「才能はあるようだから、戦闘奴隷になった方がいいんじゃないのか?」

「私は料理が好きなんです〜」

「だがな…」


ほとんど人型である牛族は、男は戦闘奴隷として需要があったが、女は無駄に乳がデカイ!と過去に奴隷にされた時に、女性から嫉妬されたため未だに人気がない


牛族のメスを買う奴らは変態だと、女性から見られる風習があった


実はハルトも当初そう見られていたが、オークロード討伐やミルクへの接し方を見て、誤解は解けていた



「お前達牛族のメスは、愛玩としては売れないぞ?」

「わかってます〜」

「ならば…」

「料理が得意なら、売れるはずです〜」


傭兵は自身で料理をしないものがほとんどなので、需要としては高い


奴隷商としても、料理が出来る戦闘奴隷として売りに出したかったが、余程の問題がない限りは奴隷の意見が優先される


これはアルストリア王国に限った事ではあるが、奴隷対しても一定の配慮をしなければならないと決まっている為だ


「分かった」

「ありがとうございます〜」



ミルクが17歳になる頃には、共に育った者たちはほとんどが売られていた


「や〜」

「いいぞ」


ミルクは相変わらず料理と戦闘訓練を受けていたが、売れ残っていた


「これだけできれば、戦闘奴隷としてなら売れると思うがな…」

「そうですか〜?」

「まあ、牛族のメスはな…」


訓練を担当していた傭兵も実力は評価していたが、変態と見られるのが嫌で買うことをためらっていた


「まあ、そのうち買ってもらえるだろう」

「なら、いいんですけどね〜」


ミルクとしては特に悩んでもいなかった


だが、18歳になると鉱山や危険な場所に売られる事もあるため、実際は崖っぷちに立っている


「ミルク」

「なんですか?」

「お客さんが来たから準備しろ」

「分かりました〜」


また、売れないだろうと思っていたが…


「こちらはミルク17歳です。牛族でみの「買います!」そうですか…」


頼りなさそうな男性が買ってくれた


やたらと胸を見ているが、なんでだろう?と思っていた



一緒に買われたソフィア、サーニャと着いて行ったが、ご主人様は凄い人だった


オークロード討伐に始まり、開拓の成功


帝国解放に貢献し、神から邪神討伐さえ依頼されている



ミルクとしては、好きな料理を任せてくれるし、優しいので好いていた


異次元で離ればなれになった時は、再開した時に思わず抱き着いてしまった程だ


ミルクとハルトの関係はどうなるのか?


それは神のみぞ知る




「義理の孫が一杯じゃ!」

「ゼウス様、落ち着いて下さい」

ミルクはヒロインに昇格するのか?


教えてゼウス様




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