87: 総力戦
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は、早い(汗)
ものすごくありがたいんですが…
ミルクの話を書く準備が出来てません
絞りだせ〜
ついに邪神が、異次元の壁を突破してこちらの世界にやってくる予定の日になった
この頃には邪神と眷属が現れる、およその場所は予想されていた
ハルトと黒の傭兵団は各地に散らばり、防衛の態勢を整えていた
「各地域、問題ないか?」
『こちら北部方面、問題ありません』
『南部方面も同じく、問題ありません』
「わかった」
各地の黒の傭兵団の配置はこうだ
北部にはソフィア、サーニャ、サイカと15名
南部にはカナエ、ミルク、カレンと15名
西部にはハルト、クレイ隊長と獣人隊150名
遊撃としてガンダルーに魔帝ギンガ、娘のミカがそれぞれ配置されている
獣人隊には、戦闘経験のある元奴隷が参加しており、ハルトによってクズ石をコーティングした装備を与えられている
獣人の奴隷解放は各国の承認を得て着実に進んでおり、ハルトが開拓中の島に続々と渡ってきている
その中でも、義勇軍として参加を表明した者が今回の参加者だ
「無理に参加しなくてもよかったんだぞ?」
「俺たちだってこの大陸に住んでいたんだ、邪神なんかに滅ぼされてたまるかよ」
「おい!口の利き方に気をつけろ、ハルト様に失礼だろう!」
「あ、すみません…」
「かまわんよ」
「しかし…」
獣人達はまともな教育を受けていないので、敬語を使えるものが少ない
一応気を使って敬語が使えるものが、俺と話をすることにしているらしい
「それよりも、訓練をしっかりとしてあるのか?」
「儂が鍛えましたが、いかんせん時間が足りませんでしたので、完璧とは言えません」
「クズ石をコーティングしてあるから、厄災クラスでもない限り大丈夫だとは思うが…」
「相手は邪神ですからな、万が一もありえます」
「俺達は大丈夫です」
「囮でも壁でも、何でもやります」
「無駄死にさせるつもりはない」
「ぬしらのやることは、1匹でも多くのモンスターを倒して、生きて戻ることだ」
「クレイ隊長の言う通りだ」
「ハルト様…」
「クレイ隊長…」
「返事はどうした」
「「了解しました!」」
「よろしい」
獣人たちと話していると、兵士がやってきた
「ハルト様、会議の準備が整いました」
「すぐに行く」
西部方面の連合軍は公国が中心だ
「失礼する」
「ハルト殿、お待ちしていた」
「報告を」
「現在、次元の壁の亀裂部分から、瘴気が漏れだしており。見たこともないモンスターへと姿を変え、交戦状態に入りました」
「モンスターに姿を変えただと?」
「はい、まだ数は大したことありませんが、壁が破られればどうなるかは分かりません」
「ふむ…」
魔帝ギンガの力と似ているので、モンスターを生み出す可能性は考えていたが…
「万が一に備えて機甲師団を配置していますので、問題はないかと思います」
「邪神が現れるまでは、持つでしょう」
「そのまま警戒を続けてくれ」
「分かりました」
「大陸の総力を結集した作戦ですから、負けることはあり得ませんよ」
「油断はしないでもらいたい」
「ハルト殿は心配性ですな」
「全くです」
事ここに至っても、未だ緊張感が足りないものもいる
「ハルト団長は、邪神の危険性については十分に説明したはずですが?」
「そうは言われても、これだけの戦力が集まっているのですぞ?」
「しかり」
大陸全土から集められた戦力は
北部方面は総勢92000人
南部方面は総勢74000人
西部方面は総勢134000人
被害のなかった西部の国々は、十分な戦力を維持していた
「13万もの戦力ですぞ?問題ないのでは?」
「準備万端整えておるのです。厄災に翻弄された国とは違いますよ」
「はっはっはっ!」
「不用意な発言ですぞ。ぶふっ!」
あまりにも緊張感がないが、しょうがないだろう
厄災と戦った王国や帝国と違い、公国と周辺国は怖さを知らないのだから
「余裕ならば構わんよ。俺は手伝えないからな」
「お任せください」
「英雄殿は必要ありませんよ」
会議を終了し、各方面へと通信を繋げる
「モンスターの出現はあるか?」
『北部はありません』
『南部は少数ですが、モンスターが現れてます』
「瘴気が増えれば、モンスターの数も増える可能性がある、油断せず当たってくれ」
『了解しました』
邪神到来の予想時刻まで、あと2時間
人類は最後の休憩を取っていた
「ハルト団長、邪神はどこに現れますかね?」
「どうだろうな…」
「ハルト団長は、西部と予想したので?」
「いや、違うぞ。単にソフィアやカナエを公国に来させたくなかっただけだ」
「信用なりませんか?」
「参加を、散々渋っていたからな」
「緊張感も足りませんしね」
「侮り過ぎだ」
「奴らは厄災とも、戦っていませんからな」
「任せると言っていたから、任せとけばいいだろう」
「我らは、自分の役割を果たすだけですな」
ハルトは公国に、良いイメージを持ってはいない
公国だけは戦力を温存していたので、戦後に何かやろうとしていたのではないかと勘ぐっていた
「今回は大陸すべての総力戦になる。信用はならないが、あてにはさせてもらおう」
「儂の方でも、警戒しておきます」
「頼む」
それから2時間、遂に邪神と眷属が現れた




