82: ゲンズ攻略戦(1)
アクセス数が突然伸びております
土曜日だからですかね?
確認したら驚きました
ブックマークも増えております
登録していただいた方にはお礼申し上げます
ハルトは王都へ戻って来ていた
「改めて、ハルト殿に謝罪しよう」
「何度も謝罪していただかなくても結構ですよ」
「そういうわけにはいかん、我が国の馬鹿な貴族のせいで、ハルト殿との信頼を壊してしまったのだ」
この数日で、国王は帝国と奴隷についての取り決めをまとめ上げ、その上貴族の処罰についても進めていた
王都陥落とハルトの件で、心労がたたった国王はすっかりやつれていた
「分かりました。謝罪はお受けしましょう」
「そう言ってもらえると助かる。貴族点についてはすぐに処罰をしたいところだが、まだ混乱の中にあるので、もうしばらくかかることは承知しておいてくれ」
「分かりました」
「では、ゲンズについてだがハルト殿は、どうするつもりなのだ?」
「飛行船でゲンズの上空から、浄化の力をぶつけてみようと思っています」
「上空から?」
「はい、異次元から流れてきた、瘴気はどこから出てきてるのか分かりませんので、上空からゲンズの都市を中心に浄化をしていきながら場所を探したいと思っています」
「浄化と探索を同時に行なおうというのだな?」
「その通りです」
「わかった、我々も気球船で探索を手伝おう」
「ありがとうございます」
国王との会談を終え、飛行船に戻るとダンタリオン陛下から通信が入った
『ハルト殿、奴隷の話は聞いた』
「ええ、奴隷解放に賛成していただいたとか」
『うむ、丁度いい機会だと思ってな』
「いい機会とは?」
『何1000年も前の罪を、未だに獣人たちに負わせているのは、間違っていると思っている者も少なくないのだよ』
「そうなのですか?」
『特に最近は、ハルト殿の影響で、奴隷に対する扱いを改める動きが起きている』
「それは嬉しいですね」
『特に帝国ではその考えが広まっている』
「王国の方が多いかと思っていましたが?」
『何を言う、帝国の領土奪還は、ハルト殿あってるものである。はっきり言って、私より人気があるぞ』
「それは…」
『別に恨んでいるわけではないから、気にしないでくれ』
「分かりました」
『そんなわけで、帝国では奴隷を解放したとしても、問題はさほど起きないだろう』
「それならば安心です」
『ハルト殿は獣人を連れていきたいと聞いたが、本当なのか?』
「ええ、新たに開拓をしている場所に連れていき、独立をさせるつもりです」
『独立か…』
「大陸ではないので、問題ないと思いますよ」
『大陸の外に移動しているのか』
「そうです」
『ならば問題ないか…』
「せっかくなので、戦いが終わったらのんびりしようと思っています」
『わかった、できることがあれば何でも言ってくれ』
「その時はお願いします」
ダンタリオンとの通話を終えたので、さっそく行動を開始する
「ソフィア飛行船の出港準備を始めてくれ」
「分かりました。すぐに準備します」
ハルト達は飛行船でゲンズに向かって出発を始める
『こちらも出発する』
「わかった、異次元の亀裂には気をつけてくれ、どんな影響があるかわからない」
『了解した』
「あなた、彼らは大丈夫なのでしょうか?」
「どうだろうな…瘴気を浴びたら、彼らも豹変するかもしれない」
「それならば、手伝いを断った方が良かったのではないですか?」
「侵略を受けた彼らに、何もするなとは言えないだろう」
「そうですね」
「よほど深く瘴気の影響を受けなければ、浄化できるはずだ」
「それならばいいのですが…」
「心配か?」
「少し心配ですね」
「わかった、注意はしておこう」
「ありがとうございます」
ソフィアの心配はわかるが、心配し過ぎても行動できなくなる
「ハルト団長、そろそろ都市が見えてきます」
「わかった」
都市の上空で確認してみるが、あまり影響を受けてるようには見えない
「影響は少ないようですね」
「これなら、すぐに浄化できる程度だ」
「では、周囲の警戒をしておきます」
「頼む」
ハルトが浄化を開始すると、すぐに都市から瘴気が立ち上る
「うまくいったようだ」
「そのようですね」
「それほどの混乱は見られないな」
「はい、ここからでは細かくは見れませんが、問題はなさそうです」
「では、次に向かう」
「了解」
その後も、いくつかの都市を浄化しながら移動していく
「これで最後だな」
「はい、残りは王都だけです」
「これまでで、異次元の亀裂は確認されていないな?」
「王国軍からも、報告は来ていません」
まさか、王都に亀裂があるんじゃないだろうな?
それなら、かなり面倒くさいことになる
「王都が見えました」
「あれは?」
「どうした?」
「王都に人の気配がほとんどありません」
「確かに感じないな」
「どうしたのでしょう?」
王都には2万人近い住民がいると、情報は入っている
人の気配がしないのは異常だ
「団長、あそこに集団がいます」
「移動しているようだな」
「近づいてみますか?」
「彼らに話を聞いてみよう」
「分かりました。降下します」
一体どうなってるのか…
まずは話を聞いてから、判断しよう




