8: おいサイカを見るな殺すぞ!※
ご指摘によりユニークスキルを変更しました
はっ!
一体何が起きた!
「ご主人様大丈夫ですか!」
サイカが慌てている
「あ、ああ大丈夫だよ」
「よかった」
「おい、心臓が止まりかけてたぞ。もう少しで人工呼吸をするとこだった」
なん…だって……
危なく登りたくない階段を登るところだった
気を取り直してオークの領域へと移動
「ここからは慎重にいくぞ」
強面ーズも緊張しているようだ
「坊主とサイカちゃんは前に出るなよ。オーク相手じゃ油断出来ないからな」
「「わかりました」」
ゆっくりと林の中を進んで行く、すると1匹のオークが現れた
「やるぞ!」
強面ーズが武器を構え半包囲を敷いていく
「サイカ絶対に前に出るなよ。武器はあるが、かわす事に専念しろ」
「はい、ご主人様」
半包囲しなが徐々に狭めていく
「ブモォーー!」
オークは武器を持っていないため、丸太のような腕を振り回す
「へっ、そんなの当たるかよ!」
さすがは強面ーズ、見事な連携で追い詰めていく
足を狙い打ちすることでオークが膝を着いた
「いまだ!」
一斉攻撃で切り刻んでいるため、オークは血を流し始めたがあまり効いているようには見えない
「ブモォブモォ!」
オークは鬱陶しそうに腕を振るい強面ーズを追い払おうとする
頑張ってはいるようだが、倒しきれるかわからない
「坊主!こいつは硬すぎる。異常だ、隙をみて全員で撤退するぞ!」
「わかりました!」
だが声を出したのが悪かった
オークは周りを見渡した
そしてこちらを見た…
「ブフォフォーーー!」
「!!」
突然興奮しだした
目線を追っていくとサイカを捉えている
まさか……
「ひっ!」
サイカはオークの視線に耐えられず木の陰に隠れた
それでも興奮したオークは、強面ーズを振り払いながらサイカへと迫る
「くそ!坊主、サイカちゃん逃げろ!」
強面ーズも止めようとするが構わず進む
そして俺は見た オークの欲望に塗れた目を…
その時何が弾けた
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ハルト 22才
スキル
剣術レベル3
剣術の理解が深まる
威圧 New
自身より劣る者に恐怖を与え動きを封じる。護るべき者には影響を与えない
ユニークスキル
万象改変(限定解除)
生物以外のあらゆる物を自由に改変する事が出来るが、限定解除のため制限あり
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「おい豚」
「サイカを汚れた目で見たな」
1歩また1歩とオークに近づいていく
「おい、坊主…」
「覚悟はあるんだろうな?」
ハルトの怒気がその場を支配した
スキルを発動させ、オーク付近を真空状態に変える
『ガアッ?!』
呼吸が出来なくなった事で、オークは俺を恐怖が宿った目で見る
ハルトはスキルを制御しているように見えるが、暴走状態なので味方に影響が無いのは運がよかった
オークがサイカへと向かった為に、たまたま影響が無いだけだ
「死ね!」
オークは肺最後まで抵抗しようとしたが、窒息により苦しみながら死んでいった
対象が倒れた事でユニークスキルの限定解除が消え、ハルトへ反動が訪れる
「はぁはぁはぁ」
大量の汗をかき膝から崩れ落ちる
「おい、坊主大丈夫か!」
「ご主人様!」
ぐっ!辛いが気を失う程ではない
「ええ、大丈夫です」
このままでは狩りが出来ないため、窒息死したオーク回収して野営地へと戻る
「しかし、何だったんだ、坊主のあの力は?」
「分かりません。火事の馬鹿力とでも言いますか、切れたら出せました」
「ははっ!坊主は怒らせない方が良いみたいだな」
「オークは殲滅ですけどね」
そう言って笑った
「だがあのオークは変だな。普通のオークはあんなに固くないぞ」
「ああ、俺も思った」
「このオークは解体せずに、ギルドに調べて貰ったほうがいいな」
「ああ」
さてどうするか…
またサイカが汚い目で見られのは嫌だな
「サイカ、このローブで姿を隠した方がいい」
「わかりました」
そのあとオークを数匹狩ったが、異常はみられなかった
その後、強面ーズと話し合い、一旦セロの街に引き返すことにした
「ただいま戻りました」
「おかえりなさいハルトさん、早かったですね。何かありました?」
「おうカナエ、ギルドマスターは居るか?」
「はい、居ますけど」
「裏まで呼んでくれ」
「わかりました」
しばらくしてギルドマスターが来た
「ギルドマスター、このオークを見てくれ。やたら硬いわ切っても死なないわで大変だった」
「傷が無いようだが?」
「坊主がやったんだよ」
「ほう」
ギルドマスターの目に、怪しい光が灯る
「あの時は夢中だったんですよ」
「まあいい、とりあえず調べてみるか」
ギルドマスターが解体しようとするが、硬い過ぎてその場にある刃物では解体出来無かった
強面ーズはそれでも傷つけていたんだから、やっぱり実力はあるんだと改めて感じた
「おい、あれ持って来い」
ギルドマスターが職員に指示を出して持って来たのは、鈍く銀色に光るナイフだった
「ギルドマスター、それってミスリルのナイフか?」
強面ーズが訪ねる
「ああ、これだけ硬いと、ミスリルを使わんと解体するのも手間だ」
剣で切るのなら出来るがなと言って笑った
当たり前に出来そうだから怖い
解体していくと、ギルドマスターから驚きの声が上がる
「おいおい、こりゃオークロードのなりかけじゃないか!」
オークロード?キングじゃないの?
俺は内心疑問に感じていたが、周りは騒然とし出す
「オークロードってマジかよ!」
「嘘だろ!」
「間違いねぇ、これはオークロードのなりかけだ」
独りついて行けない俺、いや、サイカも首を傾げている
「よく倒せたなお前ら」
「坊主が居なかったら危なかったぜ」
「しかしこりゃ厄介だぞ。オークロードになるってことは、オークの集落は少なく見積もっても1000匹だ」
「「1000?!」」
「少なく見積もってもだ。近場のギルドに応援要請を出すぞ、領主や国にも知らせろ!」
職員達が一斉に動き出す
「お前らには特別報酬を出す。気付かずにいたら、オークロードが率いる数千のオークに攻められてたとこだ。オークロード討伐報酬はすぐには出せん、オーク討伐に金がかかるからな。だが国も動くだろうから、もぎ取って来てやるよ」
ニヤリと笑いながら戻っていった
「大変なことになりましたねご主人様」
「ああ、だがスキルが上がったおかげで身を守るぐらいは出来そうだ」
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ハルト 22才
スキル
重量軽減LV4 New
全ての物に重量軽減を付与出来きレベルに応じた軽減の範囲で自由に重さを変えられる
レベル4 80%
剣術 LV4 New
剣術の理解が深まる
威圧
自身より劣る存在に恐怖を与え動きを封じる。自身が護るべき存在には影響を与えない
ユニークスキル
造形
物の形を自由に変える
厄災を退けし者 New
厄災に対峙した場合全てのスキル効果が2倍になる
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厄災
過去の大氾濫の原因と考えられている
ハルトの対峙したオークロードはなりかけであり本来の力の半分も無かった
古文書によれば数千年前から定期的に生まれているが時代よって1体が長く君臨することもあれば同時に複数体が存在した可能性があることが示唆されている
大氾濫時の厄災が存命であるかは不明




