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77: 王都奪還(2)

王都を奪還するために、兵器を量産していたハルトは考え事をしていた



「ゲンズの国王が邪神の影響をか…」

「あなた、どうしたのですか?」

「ん?考え事を少しな」

「ゲンズのことですか?」

「ああ、異次元の壁に亀裂でも出来ているのかと思ってな」

「恐らくそうなのでしょうね」

「そうなると、他の場所でも亀裂ができている可能性がある」

「まさか…他の場所でも厄災が?」

「居てもおかしくないだろうな」

「どうすれば……」


その時、ゼウスから念話が入る


『遥斗よ』

「じいさん」

『邪神の瘴気が漏れているようだな』

「瘴気?」

『うむ、邪神によって破壊された次元の壁から漏れておるのだが、その瘴気は人間の負の感情を増幅する』

「負の感情を?」

『うむ、そのためゲンズの国王は暴走したのだろう』

「やはりか…」

『現在、善神が浄化を試みているが、難しい状態だ』

「浄化…」

『遥斗の力であれば、可能であるかもしれん』

「世界に干渉する力か」

『そうだ、浄化が成功すれば、厄災とて力を失うだろう』

「厄災を浄化出来るのか!」

『魔帝の力は瘴気に近い、分析すれば浄化に役立つはずだ』

「分かった」


ゼウスとの念話を終えたハルトは、ギンガを呼び出す


「私の力が役立つのであれば、もちろん手伝いましょう」

「ありがとう」

「しかし、厄災を浄化出来るかもしれないとは…」

「そのためにも、ギンガに手伝ってほしい」

「では、力を少し解放しますので、調べてください」


ギンガの力を調べてみたが、確かに厄災と同じような力を感じる


「この力が、そうなのかもしれないな…」

「何かわかりましたか?」

「恐らくこれだろう」

「では、もう一度やりますので、浄化してみてください」


『浄化』


ギンガがから溢れる瘴気に浄化の力をぶつけてみると、瘴気が消えていく


「成功だな」

「やりましたね」

「ああ、これで厄災を浄化できるぞ」


浄化ができるようになれば、単なるモンスターなんてボーガンでも倒せる


「試してみないと分からないがな」

「それは作戦が始まってからですな」

「そうだが…」

「何か心配でも?」

「ゲンズ方面も心配なんだ」

「黒の傭兵団に任せてはどうですか?」


「そうだなぁ…」

「彼らの力であれば問題ないでしょう」

「うむ…」

「あまり過保護ではいけませんぞ」

「そんなつもりは…」

「ソフィアさんとカナエさんは、実力もついてますし、任せてみるのもいいと思いますぞ」

「確かにそうだな」

「クレイ隊長がついてるので心配がないでしょう、彼なら経験もありますので、不足の事態でも対処できます」

「ならばそうしよう」





帝国軍が到着した日、作戦会議を始める


「よく来てくれた、礼を言う」

「何をおっしゃいますか」

「帝国解放の折には王国から支援をいただいていますから、支援するのは当然です」

「邪神の件もありますから、さっさと解放してしまいましょう」

「それについて俺から話がある」

「何ですかな?」


「厄災を浄化出来るかもしれない」

「なんですと?!」

「そんなことが!」

「それは素晴らしいですな」

「ゼウスから情報があって、浄化をできる可能性があることが分かった」

「ふむ」

「魔帝の協力を得て、浄化を試したが成功した」

「では?」

「ああ、今回の作戦で試すつもりだ」

「分かりました。まずはハルト殿に試していただきましょう」

「では、出発は3日後でよろしいですか」

「我らに異議はない」

「同じく」

「では、解散しよう」


解散後、ハルトはソフィアとカナエの元に向かった


「今回の作戦なんだが…」

「どうしました?」

「何か問題でも?」

「ああ、飛行型の厄災に備えて、黒の傭兵団にはゲンズとの国境線に向かってもらいたい」

「私達がですか?」

「国王が、邪神の影響を受けているようだから、お前たちじゃないと防げないかもしれない」

「確かにそうですね」

「いわば邪神の眷属ともいえる存在ですからね」

「そうだ」

「分かりました。私達が向かいます」

「指揮は、ソフィアとクレイ隊長に任せる」

「了解です」


国王がどの程度の力を持っているかわからない以上は、黒の傭兵団に任せるのが一番いいだろう


「今回、俺はあまり手を出さないことにする」

「なぜです?」

「ギンガに言われたんだ、任せることも必要だとな」

「私達に任せてもらえると?」

「そうだ」

「分かりました。期待に応えれるように頑張ります」

「私も頑張ります」

「飛行船は使ってくれ」

「いいのですか?」

「俺は王国軍と一緒に行く」

「分かりました」

「旦那様の期待に応えてみせます」

「では、確認だが………」




「団長〜」

「ご飯…」


話し込んでいたら、ミルクとサーニャが迎えに来た


「分かった、すぐに行く」

「今日は団長のお好きなお米ですよ」

「おお!」

「栽培出来た…」

「なんだと!」

「開拓地の人達が団長のために栽培してくれたようです」

「収穫したのを譲ってくれました〜」

「そうなのか、ありがたいな」

「早く食べないと冷めてしまいます〜」

「行くぞ!」


久しぶりに嬉しい報告だな!

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