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72: ゲンズ国の反乱(1)

善神のおかげで対策する為の時間ができたことで、さらに準備を進めることができるようになった



「ハルト殿、気球船の進捗状況はどうなっている?」

「7割といったところですね」


帝国で気球船を作り始めてから10日ようやく終わりが見えてきた


「すまないな」

「今回は作りましたが、新しく作る場合は帝国側でお願いしますよ」

「わかってるさ、残っている場合は使ってもいいのだろう?」

「どれだけ残っているかわかりませんけどね」

「それほどの相手なのか?」

「どうですかね、正直想像がつきません」

「ふむ、厄介だな」

「ゼウス様の話では、破壊神よりは強いらしいんですけどね」

「それは…大丈夫なのか?」

「どうでしょう、修行中に戦っていましたが、破壊神も実力を上げていましたからね…」

「現時点では同等だと?」

「なんとも言えませんね」

「ハルト殿は破壊神に勝てるのか?」

「今のところ5分5分ですね」

「やはり規格外だな…」


破壊神との修行で実力はついたが、邪神の強さは全く分かっていない


善神の話では、神に対しては絶対的な強さを発揮するようなので、神々では強さが測れないらしい


一体どれほどの強さなのか…


「モンスターを扱う能力はあるのだろう?」

「らしいですね」

「ならば、モンスターだけなら兵士を派遣するために、気球船があればなんとか防衛はできそうだな」

「邪神はどこに出てくるかわかりませんからね」

「それだ、次元の揺らぎは確認されているので、特定できないのか?」

「複数の場所で次元の壁を破壊するために攻撃をしているようなので、何処が薄くて硬いのかは全くわかりません」

「後手に回るのは嫌なものだな」

「全くです」


こちらから、次元の壁を超えていけるのなら、世界への影響を考えずに戦えるのだがな


地上を目指されている以上は、なんとか早めに倒すしかない


「では、よろしく頼む」

「分かりました」



それから5日後


「ハルト様!予定の数が完成しました」

「そうか」


兵士から連絡を受けたハルトは、ひと安心する


「帝国側は大丈夫そうだな」

「王国に向かいますかな?」

「そうだな…」

「団長〜」

「どうしたミルク?」

「陛下から連絡です〜、帝国西部で次元の揺らぎを確認したと連絡が入りました〜」

「またか…」


邪神達が次元の壁を破壊する為に攻撃を繰り返しているので、こちらの世界で次元の揺らぎが複数確認されている


「陛下はなんて言っていた?」

「兵を派遣するみたいです〜」

「そうか」


ハルト達が異次元で修行している間に、こちらの世界では通信の魔道具が発達しているので、長距離の通信が可能になっていた


「通信機の開発で私達がわざわざ動く必要がないのは楽ですね」

「かなり楽になったよな」

「とはいえ帝国にずっといるわけでも行かないからなぁ」

「まだ時間はあるようですが、この後はどうしますか?」


時間はあるとは言ってもあと2ヶ月と少ししかいない


大陸には大小含めて20近い国があるので、時間はいくらあっても足りないのだ




「まずは王国に向かうか…」

「ご主人様!」

「サイカ?」

「王国が攻撃を受けました!」

「モンスターか?」

「いえ、小国の一つから攻撃を受けたようです!」

「小国が?」

「はい!」

「解せませんなぁ、いくら国力が落ちているとはいえ、王国相手に戦争を仕掛けるなどあり得るのですか?」

「複数の小国なのか?」

「ゲンズ国という国が攻めたようです」


おかしいな、そんなことがあり得るのか?


いくら国力が落ちてるとはいえ、俺が開発したバリスタやボーガン使っていることは知っているはずなんだが…


まして、今はカナエと黒の傭兵団の仲間が王国で気球船の作成をしているので上空から攻撃すら可能である



「誤報ではないのですかな?」

「間違い無いそうです」

「ふ〜ん」


カナエと共に黒の傭兵団が王国にいるため、たいして心配はしていなかった


「カナエがいるから心配無いだろ」

「1人で小国なんぞ滅ぼせますからな」

「だよな?」


しかし、ここで緊急の連絡が入る


「ハルト様ー!」

「どうした?」

「大変です!王都が陥落しました!」

「はあ?」

「一体何が?」

「こちらを!」


『旦那様!』

「カナエか?」

『王都が厄災の大群に攻められました!』

「厄災の大群だと?!」

「バカな!厄災が複数発生することですら稀なのだぞ!魔帝が力を抑えている今、厄災が発生することなどありえん!」


ゲンズ国ではないのか?


「ゲンズ国が攻めたのではないのか?」

『それが、厄災を率いているようです』

「厄災を率いているだと!」

「ギンガはどこにいる!」

「ミカさんと原因を調べています!」


『旦那様、情報が入りました、厄災はオークロードです!数は1200ほどのようです!』

「なんだその数は!」

「カナエは何処にいる?」

『私たちは、開拓地で作成をしていましたので、今のところは巻き込まれていませんが、この場所を守る為に動けません』

「分かった、すぐに向かう」

『難民が流れてきていますので、事情を詳しく聞いておきます』

「頼むぞ。黒の傭兵団全員出撃準備だ!」

「了解しました!」


一体何が起きてるというんだ…


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