67: 黒の傭兵団合流
異次元に来てから20年
徐々に仲間達が合流し始めた
「あなた!」
「ソフィア」
「旦那様!」
「カナエ」
お嫁さん2人は合流したことで剣神と武神もこちらの空間へと現れた
「久しぶりだな」
「はい、あなた…」
「旦那様…」
「俺たちもいるんだがなぁ」
「しょうがないわよ」
済まないね
「ハルト団長儂らもいますぞ」
「居る…」
「ご主人様ー!」
「ハルト殿ー!」
「「お久しぶりです!」」
「みんなも久しぶりだな」
見ただけでも実力が上がっているのがわかる
かなり厳しい修行をしてきたのだろう
「あ・な・た・きゃ!」
「遥斗さんお久しぶりです」
女神と天使も帰ってきたようだ
無視はするが
「お父さん!」
「おお…ミカも実力を上げたようだな」
「うん!」
「うむ、全員の実力も上がっておるようじゃ」
「途中からは俺たちも傭兵団のやつらを鍛えてやったからな」
「そうね」
ほう、そりゃ実力も上がるわけだ
「大変でしたぞ…」
「団長…」
「私も必殺技を覚えましたよ」
「サイカも必殺技を覚えたのか、良かったな」
撫でてやろう
「えへへ」
「ずるい…」
サーニャもか
「それじゃあ、これからは眷属化の練習をしていくぞ」
「眷属化?」
「うむ、眷属化をすれば傭兵団の実力も更に上がるぞ」
「へ〜」
「遥斗の実力をまずは見てみようか」
破壊神と模擬戦をするために、空間を強化して結界のように張り巡らせる
「やるか」
「負けないよ」
「ドキドキしますね」
「どれだけ強くなってるんでしょうか?」
「儂らもかなり強くなっているが、ハルト団長は別格でしょうな」
「凄いですよ〜」
「何で知ってるの?…」
「ミルクさんは、ゼウス様と一緒だったんじゃないんですか?」
「かなり前から、団長と一緒にいます〜」
「詳しく…」
向こうは何やら話し合ってるようだが、こちらは戦いを始めよう
「行くぞ!」
「来なよ!」
ハルトと破壊神が激突すると、まるで空間が歪んだように衝撃波が駆け巡る
「ひゃ!?」
「なんですかこれは!」
「ありえない…」
「見えません」
「相変わらずの化け物ぶりですな」
「また、腕を上げやがったな」
「破壊神と互角とは…」
「私たちの立場がないわよ」
周りは驚いているが、未だウォーミングアップの段階で、ハルトも破壊神も実力はまだ半分も出していなかった
「まだ上がるのか?!」
「おいおい、勘弁しろよ…」
「ハルトなら1人で邪神を倒せるんじゃないのか?」
「強くなりすぎじゃな」
徐々に速さが上がっていく戦いに周りはもはや目で追うこともできないほどの早さになってきていた
「ちっ、さすがにやるな」
「まだまだ負けられないよ」
会話をしながらも激しい戦いを繰り広げる2人
「なら、とっておきを出すか」
「きなよ」
ハルトのスキルを最大限まで高めたことで使えるようになった、世界を掌握する力の極値点とも言える、最大の奥義を使う
「全てを侵食しろワールドイロウション!」
全てを侵食するかの如く、漆黒の闇が破壊神へと迫る
ハルトを中心に逃げ場がないほどに広がった闇は破壊神を持ってしても簡単にかわすことはできない
「さすがにやるね、ならボクも使うかな。破壊の閃光」
ぶつかり合う闇と光
「やりすぎじゃ!」
「結界は持つのか!」
「ダメだわ、抑え込むわよ!」
3人の神の力でも抑え込むだけでいっぱいであった
ハルトと破壊神はお互いに力に飲み込まれて姿を隠す
あまりの衝撃に傭兵団の皆は言葉もなく唖然として立ち尽くしていた
「また決着はつかずか」
「強くなったね」
2人はのほほんとしているが3人の神は怒りでいっぱいであった
「この馬鹿もんがーー!」
「やりすぎだボケが!」
「何考えているの!」
「邪神の前に世界を破壊する気か!」
2人は怒られてはいるが、あまり気にしている様子はない
「だって、このぐらいの強さじゃないと邪神は倒せないでしょ」
「そうだよな」
「それでもやりすぎじゃ!」
「2人揃ってのバカとは救えねぇな」
「だってなぁ?」
「僕達は悪くないよね〜」
2人は全く反省をしていなかった
「そもそも結界の外に影響が出ないように戦っているから大丈夫だろう」
「それぐらい考えてるよね」
「焦るほどの力を出してないはずだかなぁ」
2人はこの数年、この調子で戦い続けていたため、自分たちが異常なことに気づいていなかった
ハルトとしては仲間を守るために自分の限界まで強くなるために破壊神との修行をしていたため、絶対的な力を手に入れるまでは手を抜くことはしていなかった
破壊神は自らに迫るほどの力を付けている、ハルトとの修行が楽しくなってきていた
破壊神はこの世界最強の神であるため、自分とまともに戦えるものはこの数10万年現れていなかった
ハルトは唯一自分と戦える存在であり、自らもさらに力を上げていることに気づいた破壊神は、一切手を抜いてはいない
そもそも破壊神とは、この世界を守る最終防衛線としての役割を担っている
邪神との戦いに自身が参加出来ないことでストレスが溜まっていたところをハルトに救われたと言っても過言ではない
ハルトを鍛えれば空間を固定できる力で邪神との戦いにも参加できるのではないかと思っている
実際にハルトの空間固定の力は神ですらも容易に破壊できないほどの強度に達していた
残り30年あれば可能になると思われる
ちょっとバトル漫画風になってきましたが、戦闘シーンを描くのは難しい
邪神との戦いで普通に剣を振っているだけでは、さすがに勝てないと思いましたので、強力な必殺技を作ることにしました
ワールドイロウションの意味は英語で世界と侵食を組み合わせたものです
黒の傭兵団の仲間にも必殺技は考えております
まあ、ハルトだけが強くなってしまっても問題がありますのでしょうがありませんね
作品のタイトルである、クズ石は使っていきたいので少し設定を考えております




