65: 仲間達の修行
ソフィアside
ソフィアが異次元に飛ばされてから1ヶ月
「おいおい、そんな程度じゃ邪神には通用しないぞ」
「もう一度お願いします!」
「いいだろうかかってこい」
剣神の修行は激しかった、ソフィアは才能はあるが人間の域を超えるためには、まだまだ時間が必要であった
「その程度では半神に至るなど到底叶わぬぞ」
「はい!」
「遥斗と共に戦いたいのであれば神気を身に付けよ」
「頑張ります!」
通常の人間であれば神気を身につけるなどそう簡単ではないが、剣神の神気にさらされ続けることによってソフィアは神気の解放を身に付けつつあった
「はぁぁぁぁ!」
「そうだ、体の中から神気を発するのだ」
「はい!やあーー!」
『ガキン!』
「見事だ!」
「ハアハア…」
「神気が出ていたぞ」
「あ、ありがとうございます」
「では次の段階に入るぞ」
「お願いします」
「俺の神気を軽くぶつけるので耐えろ」
「はい!」
剣神は神気をソフィアに感じさせないように抑えていた
「では、解放する」
「ぐうっ!」
「どうした、その程度か?」
「まだ…いけます!」
「いいだろう」
剣神の100分の1の神気でもソフィアにとっては重圧に感じる
「ハアハア」
「うむ、今日はここまでだ」
「あ、ありがとうございました」
修行を終えた剣神は天界へと帰っていく
「私は本当にあなたの横に並べるのでしょうか…」
人間が半神に至るには本来信仰が必要であるがソフィアはハルトと契約した事で神気を少しではあるが得ていた
更に半神として認識されているハルトの最初の妻として帝国の民に絶大な人気を持っており、半ば信仰に近い思いを懐かれているため半神へと至る素質は充分にある
剣神からの手ほどきで人類最強の剣士になっているが未だ先は長い
カナエside
「いくわよ」
「お願いします」
「闘気解放!」
「闘気解放!」
カナエは神気を覚える前に闘技と呼ばれる武神の奥義を習っていた
「いいわよ。闘気と神気を同時に使えたら身体能力は飛躍的に上がるからね」
「はい!」
カナエはハルトの転移の影響を受けたので物質操作を僅からながら感覚として覚えていた
身体の中にあるエネルギーを闘気に変換する奥義を異次元に来てからすぐに身に付けていた
「貴方才能があるわ」
「ありがとうございます。旦那様のお陰です」
「羨ましいわ…」
「すみません…」
「いいのよ」
「それじゃあ闘技を教えるわよ」
「はい!」
闘技を覚えた始めたカナエは既にイクシオンやバンダーとも互角に戦えるほどになっていた
戦い始めて僅か2週間足らずの事である
黒の傭兵団side
「あなた方の修行を担当します天使の責任者ヒリングと申します」
「よろしくお願いします」
「まずは人間の限界を超えるため天使と融合して頂きます」
「融合?」
「はい、皆さんは神気を扱う事が出来ませんので邪神の眷属すら戦えば死にます」
「それは…」
「確かに儂らでは力不足かもしれませんな」
「ですから、あなた方には遥斗さんの眷属になっていただきます」
「ハルト団長の眷属に?!」
「団長の…」
「はい、眷属になれば遥斗さんの力の10分の1が手に入ります」
「ハルト団長から分け与えられるのですか?」
「それは不味いのでは?」
「いえ、眷属として繋がる事で強制的に力が引き上げられるのです。力を奪う訳ではありません」
「そうですか…」
「遥斗さんが強くなればそれだけ力は増えますがいきなりでは体が持ちませんので、まずは力が弱い神の眷属である天使との融合を経験してもらいます」
「なるほど」
「弱いと言っても神ですので、イクシオンとバンダーと言いましたか?あの厄災の倍は強いので気を抜かないでくださいね」
「わ、わかりました」
天使たちと融合を試した黒の傭兵団は疲れ果てていた
「これほどとは…」
「辛い…」
「遥斗さんとの融合はこの20倍は辛いと思いますよ」
天使の言葉でとどめを刺された傭兵団は、がっくりと肩を落とした




