60: 魔帝復活祭
ハルトと女神、天使は魔帝が封印されている異次元へと突入したが驚愕する
「な、なんだここは?!」
「知りませんよこんな空間は?!」
「馬鹿な!」
「ど、どういう事ですか?!」
「お茶をどうぞ」
「あ、どうも」
「なかなかいい茶葉を使ってますね」
「ありえない!」
「異次元にお茶など!」
「ぐっ!別の空間に迷い込んだというのか!」
「お茶菓子をお願いします!」
「どうぞ〜」
「う、上手い?!惑わせるつもりか!」
「わたくしの舌を唸らせるなど!」
「ありがとう」
「魔帝め!」
「許せないわ!」
「遥斗さん、クローディア様もういいですか?」
「あ、はい」
「もうちょっと…」
時間は10分前に遡る
異次元へと入ったハルト達の目の前には1軒の家があった
「なあ、女神よ」
「これは予想外ですね」
「家ですね」
「あら?女神様?」
「え?ミカちゃん!」
「やっぱりクロちゃんだ!」
「久しぶり!」
「わ〜い!」
抱き合って喜ぶ2人
「なあ、これなんだ?」
「魔帝の娘さんのミカ・エルさんです」
「娘が居るなんて聞いていないが?」
「言ってませんから」
「言えよ」
「戦いにくいかと思って」
「いきなり娘が居る方が戦いにくいわ」
「なんでクロちゃんがいるの?」
「お父さんに会いに来たのよ」
「そうなんだ!上がってよ!お父さーーん!」
「仲良くね?」
「親友ですから」
「言えよ」
「戦いにくいかと思って」
「……」
家にお邪魔すると魔帝が居たが…
「これは女神様!」
「お久しぶりですね」
「はっ!お陰様で娘と楽しく過ごしております」
「それは良かったですね」
「良くないわボケ!」
「ひっ?!遥斗さん?」
「なんだここは!」
「し、知りませんよこんな空間は!」
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「いやあ、女神様がお越し下さるとは光栄の極み。どうぞゆっくりしていって下さい」
「いや、待ってくれ」
「遥斗殿でしたな?初めましてギンガ・エルです」
「初めましてギンガさん…じゃなくて貴方が魔帝か?」
「ええ、魔帝と呼ばれています」
「貴方の力が世界に影響を与えモンスターを生み出しているのは?」
「当然知っています」
「そうか…」
やりずらいな!思ってたのとキャラが違いすぎる
もっと傍若無人な奴だと思ってたよ
「悪いが貴方を殺さなくてはならない」
「そうですか…」
「待って!お願いします。お父さんを助けて!」
「ミカ、下がっていなさい。遥斗殿は世界の為に言っているのだ」
「でも!」
「私の力が漏れ出しているのですな?」
「ああ」
「わかりました。この命で世界が救えるのならば構いません」
「お父さん!」
「いいのだ…」
「……」
どうしろと?
「でも宝玉さえあれば!」
「無理を言うな。あれは女神様が1ヶ月も苦労して作り出して頂いた物だ。私の封印を解いたらそんな時間はない」
ん?宝玉?
「あ、それなら遥斗さんが作れますよ。ミカちゃんお代わりお願いします」
「え?はいおか…わ…り……えぇ!?」
「宝玉を作れるのですか!」
「あ、ああ」
「やったわ!これでお父さんは助かるわ!」
「ああ、ああ…」
「どういう事だ?」
話が見えない
「私はお母さんの結界術を受け継いでいるんです。宝玉に結界術を組み合わせればお父さんの力を抑え込めるんです」
「おい、女神。聞いてないぞ」
「知りませんよ?!」
「異次元での訓練で手に入れた力です」
「ほら〜。わたくしは知りませんよ!責任を取って結婚して下さい!」
「私も、もれなく付いてきますよ?」
「いらんわ」
「酷いわ!ミカちゃん!」
「よしよし」
「凄腕のジゴロですね」
「なんでだよ!」
「遥斗殿…宝玉を作れるのならお願いしたい」
「私からもお願いします。なんでもしますから!」
「わたくしと一緒に遥斗さんのお嫁さんになるんですね!」
「え?それは…チラッ…ちょっと…」
「ジゴロ…」
「真面目な話なんだからふざけるなよ…」
宝玉を創り出して渡してやる
「これで私の力は抑えられる…」
「良かったねお父さん!」
「しかしイクシオンは…」
「イクシオン?まだ生きているのですか?!」
「済まない…跡を頼んで心臓を俺に託した」
「おお、イクシオン…今蘇らせてやるからな」
「よみ…」
ギンガがイクシオンの心臓に力を与えると蘇った
『ここは?』
「イクシオン」
『ぎ、ギンガなのか?』
「ああ、イクシオン。長い間済まなかったな」
『なに、大した事はない』
「イクシオン!久しぶり!」
『おお、ミカなのか?大きくなったな』
「うん!」
『それで何故我は蘇ったのだ?ハルトに心臓を預けたはずだが?』
「えっとね、私が修行して宝玉があればお父さんの力を抑えられるようになったの!」
『なんと!ならばギンガは外に出れるのか?』
「ああ、大丈夫だ」
『そうか…ハルト感謝する』
「いや、俺は殺す気だった。助かったのはミカの力だ」
『だがハルトが居なければ世界かギンガを選ぶしか無かっただろう。ギンガなら世界を選ぶはずだ』
「分かった。礼は受け取ろう」
『それでいい』
「私からも礼を言わせて頂きたい」
「私も何でもしますからね」
「ふむ、ならばミカを嫁に出しましょう」
「へ!お、お父さん何を…」
「遥斗殿は女神様とも結婚されるのだろう?ならばお前も遥斗殿に嫁としてお仕えしなさい」
「わ、わた…しは…チラッ…別にその…お父さんを助けてくれたし…遥斗さんが…チラッ…いいのなら…」
「いや、待ってくれ…」
「遠慮せずとも宜しいですぞ。これでも料理は得意ですし家事は万能ですからな。親から見ても美人で器量良しですから遥斗殿には満足して貰えるでしょう」
まずい!このままでは…
「ではわたくしとガブちゃんもお嫁さんですね!」
「まて…」
「ふつつか者ですがよろしくお願い致します」
「だから…」
「お父さん!私幸せになります!」
「ちょ…」
「やりましたよガブちゃん!」
「はいクローディア様」
『では仲間を迎えにいってやろう』
このタイミングで!?
「まてイクシオン!」
『どうした?』
「ソフィアとカナエに怒らないように言ってくれ」
『分かった伝えよう』




