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6: 奴隷商(3)※

「それでは実際に見て頂きましょう」


奴隷商に着いて行く


「こちらは奴隷と個別に会って短時間ですが話が出来ます」


ふむ、有難いな


「それでご予算はおいくらでしょうか?」


「まだ傭兵を初めて短いものですから金貨1枚しか用意出来ていません」


「そうですか、あらかじめ伝えさて頂きますが最低価格は銀貨50枚。当店の最高価格は金貨28枚となっております」


1人は買えそうだが…明日からオーク狩りもあるし、もう少し高くてもよさそうだな


「今日は買えませんが参考までに金貨3までの中で、傭兵家業を出来そうな奴隷は居ますか?」


「はい、獣人は身体能力が高いため傭兵としても優秀ですよ」


まじか!


「値段が安くても身体的には大丈夫ということでしょうか?」


「説明させて頂きますと、値段は年齢、スキル、容姿、従順度を総合的に判断して決めております」


従順度は大事そうだ


「獣人ですと雄は15〜25才は働き盛りなので値段が上がります」


雄って獣扱いなのね


「雌は12〜18才までが高くなります。これは容姿が劣化するまでの期間が長いためですね。そして獣度が最も重要視されます」


劣化って、劣化って、大事だから2回言いましたよ


女性に怒られたらどうすんだ!


あと獣度はわかるね


人間に近い方が高いんだろうね


俺はもふもふ度が高くても気にしませんよ


半端よりは、どっちかだよね?


「おすすめは年齢16才で獣度が低い雌ですね。長く使えますから」


いや、だから怒られたらどうすんだ!


俺が欲しいのは戦力だよ






本当だよ?








「ではおすすめをお願いいたします」


怒らないで〜


しばらくすると奴隷商が1人の獣人を連れてきた


「こちらがおすすめのメルです。猫族で16才の獣度は高になってます。値段は金貨23枚です」


逆だった!


モッフモフだよ!


ケットシーだよー!


でも高いわ〜



「申し訳ありません。流石に金貨23枚はすぐに用意出来ません」


「そうですよね、ですが良い商品を見て頂いた方が良いかと」


いや、高いの見せてから安いの見せて、高いの買わせる気ですやん


騙されへんで!


「確かに素晴らしいですね」


「そうでしょうとも、この雌は当店でも最高品質です!」

ドヤってるよ


「次は最低値になりますがよろしいのですか?」


チラチラとケットシーを見ながら言ってるけど買えませんよ


「では御用します」


ケットシーを連れて行きましたよ


シッポ振ってた……めっちゃ可愛い


「お待たせしました。正直お見せするのは躊躇われるのですが…」


ずいぶん戸惑ってるな?



一体どんな………





はっ!


驚きで止まったわ


「こちらはサイカ20才、種族は豚族。獣度は低です」


可愛いと思った?


俺も思ったよ?


うん、子ブタちゃんやん?


これで低なの?



見たまま言うよ、二足歩行のピンクの子ブタちゃん


120cmくらいかな?








かわえ〜〜〜!


何この子目がクリクリですやん


でもね手が蹄なの武器持てないやん


でも欲しい!


リュックをあげて荷物持ちにするかするか…


いや、それ俺役目だし


「如何ですか?」


「凄く欲しいですね」


「え?!」


マジで!嘘でしょ!て目で見てくるよ


誤魔化すか…


「いえ、明日からオーク狩りに行くのですが荷物持ちは欲しいんですよ」


「なるほどそれなら使えるかもしれませんな。豚で豚を狩るわけですな。ぶふっ!」


こんにゃろ笑うんじゃねえよ!


「他に経費はかかりますか?」


ここは冷静にいこう


「いえいえ、経費は含まれていますから大丈夫でございます」


「そうですか、ではこの子を買わせて頂きます」


「畏まりました準備をいたします。サイカ失礼のないようにな」


奴隷商は出ていった


「あっ、あのよろしくお願いします。ご、ご主人様…」


おっふ…


声も可愛いやないかーーーーい!


「あっ、あの」


「ああ、すまない今日から、え〜、サイカの主人になるハルトだよろしく」


「は、はいよろしくお願いいたします」


俯いてるかわえぇ


しかし、蹄がな〜


待てよ…



「お待たせ致しました」


「いえいえ」


「それでは登録してしまいましょう」


なんで忙いでるの?


止めるなんて言わないよ?


「では血を一滴頂きます」






こうしてサイカは俺の奴隷になった…



_______________

サイカ20才


スキル


綺麗好きLV1

自身と周りの人、物を清潔に保つ



隠しスキル


友愛

誰にも愛されなかったため、自身を愛する又は可愛がる者は成長速度が大きく上がる


________________


隠しスキルはハルトには見えていないが、ハルトの成長が凄い事になるかも?








「カナエさん、ただいま帰りました」


「あっ!おかえりなさいハルトさん」


「この子を傭兵登録して頂きたいのですが」


「えっ、何方ですか?」


キョロキョロしてる…


ああ、小さいからカウンター越しじゃ見えないのか


サイカを持ち上げて椅子に座らせてみる


「あら?この子は?」


「奴隷として買ってきたサイカです」


「あら可愛い!」


この可愛さがわかるか…カナエさんに花丸あげちゃう


「では登録しますね。スキルは綺麗好きですか…ハルトさんも変わってますから今更ですね」


どういう意味よ?


「宿泊施設は使われるんですよね?」


『お願いします』


「サイカちゃんは大丈夫ですか?」


ちゃん付けだ


「カナエさん。サイカは20才ですよ」


カナエさんは実は19才なのだ、この前教えてもらった


「え?ごめんなさい私ったら」


「あっ、あの大丈夫です」


「じゃあサイカちゃんで!」


サイカも気に入ったようだ、ニマニマしてる


「一緒の部屋になりますが」


「だっ、大丈夫です」


「それじゃあ、飯にするかサイカ」


「はっ、はい」


「うふふ」


「どうしました?」


「ハルトさんが敬語じゃないので」


「あぁ、サイカに敬語だと気にするかと思って」


「けっ、敬語だと緊張します」


「わかった」


「じゃあ行こうか。カナエさんお疲れ様でした」


「はい、お疲れ様でした」


食堂に移動したが、サイカは挙動不審だ


「どうしたサイカ?」


「あ、あの椅子に座っていいんでしょうか!?」


テンパって声が大きい…かわいい


「ああ、だい「おう坊主も飯か?」あっ、はい」


「ん?なんだこの子」


「今日奴隷商で買って来ました」


うわ〜、みんなガン見してる


「ひっ!」


あっ、ヤバいサイカが泣きそうだ、守らねば!


「みなさんあ「なんだこの可愛い生き物は!」へっ?」


なんだ?


「おい坊主、まだ奴隷商にこの子みたいなのはいたか?!」


必死なんですけど?!


「いや、サイカは最安値で売られていたので」


「あ?」


えっ、切れてらっしゃる?


「見る目のねぇ奴隷商だなぁおい!」


「「そうだそうだ!」」


「可哀想によ〜」


「よし、サイカちゃんとの出会いだ今日は奢っちゃうぞ!」


「えー、あたしが奢るよ!」


「バッキャロー!早い者勝ちだ!」


「「ブーブー!」」


「あっ、あのご主人様。皆さんからかってるんですよね?」


涙目に!


「ち、違うぞみんな顔は怖いけどいい人達だからかうなんでしないさ」


ゴン!!


「いってーー!」


「誰が顔が怖いだ!」


「いや、怖いじゃないですか!」


「あいつは怖いな」


「うるせーバーロー」


「あっ、あの」


「サイカも心配しなくていいぞいい人達だから」


「はい…」


「よっしー!歓迎会だ飲むぞー!」


「「おーー!」」


こうして夜まで飲み会が続いた


「う〜ん、う〜ん」


サイカは潰れている、かわいい

と言うことでサイカちゃん登場回でした


ヒロイン枠の登場も検討したんですが結局サイカにしました


ハルト成長のためですね


隠しスキルは我ながらよく考えたなと思ったらスキル欄を書く時に突然降りてきました!


可愛がるほど成長しやすくなる


ハルトは今回壊れ気味ですが正常です


突然の異世界転移、精神の不安定感を出そうとも考えましたが止めました


普段の敬語は自身を守るためだったんですよ


なんせ周りは強面ですからねw


まあ、いい人ばかりなんですが…


元々ハルトは動物が大好き


なのでサイカに会ったため壊れましたw


徐々に落ち着いていきますので安心してください


問題は強面ーずがサイカを可愛がるのは、悩みましたがサイカは可愛いのでイジメたくなかったのが本音です


次回からはオーク戦が始まると思わせての…


※修正したので、ハルトの口調を変えようかと思いましたが、そのままにしてあります


しかし、後書きを見ても初期は酷かったとわかりますねw

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