51:聖女ソフィアとハルトの誓い
「ソフィアさんは覚悟が決まっているようですね」
「え!?」
全員が固まる
「ソフィアさんが聖女の1人です」
「ソフィア…」
「ひゃ?!ひゃい!」
「だ、大丈夫か?」
「にゃにがでふか?!」
あかんテンパっている
「落ち着け」
「落ち着いていましゅ!」
「噛んだ…」
「噛んだな…」
「ソフィアさんは遥斗さんと長く一緒にいるため聖女としての力が備わったようですね」
「ハルト殿と近しい人間が聖女になると?」
「そうではありませんが素質があったのでしょう」
「そうですか。もう1人の聖女は何処に?」
「場所は……セロの街ですね」
「最初に行った街だな」
「セロの街にいるカナエという女性ですね。遥斗さんが飛ばされた時に1番近くに居たため影響を受けたようです」
カナエさんかよ!
「ではセロの街に向かいましょう」
「だが帝都はどうする?」
「わたくしの力で3ヶ月ほどなら抑えてみせましょう」
「ありがとうございます」
「その間に残りの1人を見つけて下さい」
「わかりました」
「では3ヶ月後に逢いましょう……そうそう。ソフィアさんやり方はわかりますか?」
「ひゃい!わかりましゅ!」
「そうですか。では失礼します」
女神は帰っていったがこちらはそれどころじゃない
「うむ、ここは若い二人だけにした方がいいですな」
「そうしましょう」
「ではハルト殿失礼する」
「ハルト団長。優しくするんですぞ」
「クレイ……」
「はっはっは!団長も憎からず思っていたのでは?」
「いやまあそうなんだが…」
「ならば頑張りなさい」
皆が退出していった
「だだ、団長!おね!お願いします!」
「いや、力入り過ぎだろ…」
「初めてですので……ですが頑張ります!」
「ああ」
自粛…………………………
翌朝大変な事が分かった
「だ、団長。スキルはどうですか?」
恥ずかしそうにしているソフィアが聞いてくるので久しぶりにスキルを確認してみる
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ハルト
スキル
重量軽減Lv5 闘士Lv5 超人Lv5
威圧Lv5 破軍Lv5 軍団指揮Lv5
戦意高揚Lv5
ユニークスキル
造形 英雄 死神
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スキルが統合されているが肝心の重量軽減と造形は変わってないな。英雄と死神がユニークスキルになってるのが気にはなるが……
「すまん変わってない…」
「え?どういう…」
「わからん。女神が間違っているとは思わないが…」
「ですよね…」
どうしてだろう?
「あ、あの……違う方法があるとか?」
「…かもしれないな」
「調べてみませんか?」
「そうだな」
部屋から出てグランドギルドマスターを探す
「グルマス。聞きたい事があるんだが」
「どうした?」
「その…女神が言っていた交合うとは…」
「うむ…違ったようだな」
「ああ」
「儂には分からんが王宮に行けばわかるかもしれん」
「王宮でわかるのか?」
「うむ、王宮にある図書館には今は失われた教会の書物が収められているはずだ」
「そうかなら王宮に行くとしよう」
行先を王都に変えてからソフィアと話す
「まあ、違ったわけだが…」
「は、はい」
「責任は取る」
「いえ、自分は奴隷ですから気にしないで下さい」
「そういう訳には行かない」
「ですが…」
「嫌か?」
「嫌ではありません!」
「そうか、ならば王都で奴隷契約を解除する」
「あり…がとうございます…」
黒の傭兵団の仲間を集めて説明をする
「そういうわけでソフィアの奴隷契約を解除して結婚する事にした」
「おめでとうございます〜」
「めでたい…」
「おめでとうございます!ご主人様、ソフィアさん」
「ソフィアに先を越されたか…」
「はっはっは!まさか違ったとは。だがかえって良かったかもしれませんな!」
「「おめでとうございます!」」
「「ぐっ!俺たちのソフィアさんが!」」
仲間には宣言したので他にも説明する
「まさか違うとは…」
「我らも勘違いしましたな」
「あれは勘違いしますよ」
「だがハルト殿にはめでたい事ですな!」
「うむ!おめでとうございます」
「英雄の結婚ならば王都で大々的に発表せねば!」
「やめてくれ」
「何を仰る!」
「そうですぞ!皆が不安な時ですからな」
「今だからこそです!」
「ぐっ!」
「ソフィア殿はどうですかな?」
「私ですか?!」
「うむ」
「私は…今はまだ必要無いと思っています。魔帝をどうにかしないと人類の危機は終わりませんから」
「そうですか…」
「わかりました」
ソフィアは一人称を変えた。俺の妻としてはおかしいと思ったらしい
「では戦後改めてという事で……」
諦めてくれないのね
王都へと到着したハルトは国王に許可をとって図書館で調べていた
国王はハルトが女神の使徒だと聞いて腰を抜かしていた
ちなみにソフィア達を侮辱したカルビン侯爵は更に罪が重くなってしまい一族すべてに罰を与えねば済まなくなったが、ハルトが使徒だとは公言しないため嫁いだ第2王女に累が及ばないと知って国王は安堵していた
その代わりハルトの結婚式は大々的にやると言ったので威圧してしまったらちょっと漏らしていた
面倒なのでお断りだ
「ハルト殿。これはどうですか?」
「ふむ、やってみましょう」
宰相が見つけてくれた書物には手を繋いで集中すると書いてある
「ダメですね」
「違いますか…」
「あ、あなた。これはどうですか?」
「や、やってみるか」
ソフィアにあなたと呼ばれると照れる
「初々しいですな…」
書物では指に傷を付けてお互いの血を混ぜ合わせながら口付けをすると書いてある
「じゃあ…」
「はい…」
「おお!」
口付けを交わすとハルトとソフィアが光だす
『封印が一部解除されました』
『重量軽減と造形が統合されます』
ユニークスキル
物質操作
全ての物質の重量と形を自由に変える事が出来る。契約者は重量のみ自由に変える事が出来る
「出来たな」
「はい」
「おめでとうございます」
「ありがとう 」
「ありがとうございます」
「ソフィアも重量を変えられるようになったぞ」
「え?私もですか?」
「契約者は出来るようだ」
「やってみます」
ソフィアは自身を軽くして飛び上がると4mはある天井まで軽く到達した
「ほう…」
「凄いです!身体が軽い!」
「良かったな」
「はい、これで一緒に戦えます!」
図書館を後にしてから国王に挨拶をしてセロの街へと向かう
1人目のヒロインはソフィアでした
没案
「ソフィアが聖女なのですか?」
「はい、交合って貰います」
「ソフィア?」
「……すみません無理です」
「そうか…」
「流石に団長とは……カレンに怒られますし」
「ん?」
「なんでもありません」
「しかしどうすれば?」
「どうしても無理ですか?」
「えっと…」
「指に傷を付けて血を混ぜながら口付けをするだけなのですが」
「え?それだけですか?」
「はい。他になにが?」
「い、いえ!それなら大丈夫です!」
「大丈夫なのか?」
「問題ありません!」
「ならば我らは出ましょうか」
「そうですな」
2人きりになったハルトとソフィアは契約を済ませる
「これでいいのかな?」
「スキルを確認してみては?」
「うむ……変わってるな」
「良かったですね」
以下続く
簡単にですがこんな感じも考えましたがソフィアと結婚させました
初期からハルトを支えていたソフィアとハルトは両思いだったわけです
ミルクやサーニャはどうしようかな?
サイカはマスコットなのでありえません
サイカに手を出すなんて許しませんよ!Byソフィア




