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50:女神クローディアとハルト転移の真相

帝都からなんとか撤退したハルト達だったが気分は最悪だった


「おのれ!」

「陛下落ち着いて下さい!」

「これが落ち着いて居られるか!帝都がモンスターに占拠されている可能性は考えていたがダンジョン化だと?復興は絶望的ではないか!?」


ダンジョンコアは破壊しても再度復活する


帝都がダンジョン化してしまったのでもはや復興は出来ないだろう


「今は復興は忘れましょう」

「だが!」

「ダンジョンの攻略が優先です。南部にあるはずのダンジョンが帝都にあると言うことは他にもあるかもしれません」

「なっ?!まさかダンジョンが増殖されていると言うのか?!」

「可能性としては有り得ると言う話です」

「馬鹿な!」

「団長。流石にそれは…」

「ハルト殿。ダンジョンが多数増えるなど聞いた事が…」

「現に帝都がダンジョンになってるだろう」

「そうですが…」

「他の都市がダンジョンになっていないとは言いきれん」

「「……………」」


誰もが言葉を発せない


「ダンジョンは増えていますよ」

「誰だ!」

「貴方は?」

「皆様。突然の訪問失礼致します」

「何か知っているのか?」

「はい、ダンジョンの作成には多数の人間の魂が必要です」

「人間の魂だと?」

「今回のダンジョン発生にはある男が関わっています」

「何故知っている?」


「自己紹介を致しましょう。わたくしは女神クローディアと申します」


「め、女神だと?!」

「まさか本当に…」

「確かに神々しい…」

「皆伏せよ!」

「「ははぁーー!」」


皆一斉に地面へと伏している


「必要ありません。座ってください」

「で、ですが…」

「今はダンジョンの話が重要です」

「は、はい。皆座ろう」


椅子に座り女神の話を聞く


「ダンジョンというのは本来はこの世界にはありませんでした。今から約3万年前にある男が別の世界より飛ばされて来た事で生まれたのです」

「その男というのは何なのですか?」


「別の世界で魔帝と呼ばれていました」

「魔帝……」


「魔帝は魔物を生み出し世界を混乱させて人類を滅亡させる寸前まで追い込みました。その結果こちらの世界に飛ばされてきたのです」


「まさかモンスターが氾濫しているのは?」

「魔帝の力の一部です」

「しかし3万年も前の話ですよね?」

「はい魔帝は既にこの世界からは離れています」

「離れている?」

「実は魔帝とは自身の持つスキルが暴走した結果魔物を生み出し続けてしまっているのです」

「魔帝の意思では無いと?」


「はい、この世界に飛ばされて来た彼とわたくしが話し合い。ダンジョンを作成して魔物を封じ込めていたのです」

「なるほど…魔帝自身は人類に仇なすつもりは無いのですね?」


「そうです。彼はその力ゆえ両親に捨てられて絶望からスキルが暴走しましたが人間が嫌いな訳ではありません。スキルを抑え込みながらも出会った女性と愛し合い結婚もしました。結局は力の暴走に負けてしまいましたが……」

「ふむ、悪い人間では無いのですか…」

「もちろん人間ですので負の部分は持っていますが基本的には善良な人間です」


「それでその魔帝が何故帝国を襲っているのですか?」

「3万年が経った事で魔帝の封印が弱まってしまったのです」

「封印されているのですか?」

「はい。彼は自らを封印して異次元で眠りに着いています。彼ほど力が強いと簡単に死ぬ事が出来ないのです」


「自ら封印とは…」

「彼の封印はもうすぐ解かれてしまいます。そこで遥斗さんを送り込んだのですが…」

「へ?」

「ハルト殿を?!」

「団長?」

「女神様の使徒だったのか!」

「ご、御無礼をお許し下さい!?」

「まってくれ!俺は知らないぞ?!」


「遥斗さんは記憶と力を失っているのです」

「記憶を?」

「実は普段わたくしがいる場所へとお呼びして遥斗さんにはこの世界を救う事に同意して貰っていたのです」

「……」

「しかし封印が緩んだ魔帝の力の影響を受けて記憶と力を失ってしまいました」

「団長…」

ソフィアが不安そうに手を握ってくる


「本来の力があれば魔帝を封印する事が出来るのですが……」

「ちなみにハルト殿の本来の力とは?」

「万物創世です」

「それは?」

「この世界にある全ての物質を作り出し操る事が出来ます。この力であれば魔帝封印の宝玉を作れました」


そうか重量軽減と造形は力の一部だったのか



「女神様は作れないのですか?」


「わたくしは今も魔帝の力を弱めるために力を使っていますので宝玉を作れるほどの力は残っていません」

「一時的に封印を弱めたりは?」

「無理ですね。一瞬でも弱めれば全てのダンジョンが暴走します」

「それは……」

「他に宝玉を作る方法は無いのですか?」

「………ダンジョンコアです」

「ダンジョンコアを集めればいいのですか?」

「ならば集めよう!」

「待って下さい!」

「ソフィア嬢どうした?」

「ダンジョンコアは人間の魂ですよね?」

「そうか……だが今あるダンジョンコアならしょうがあるまい」

「いえ足りないのです」

「足りないのですか?」

「残念ながら…」

「参考までにあとどのくらい必要なのですか?」

「全人口の約7割です」

「なっ?!」

「不可能だ!」

「それほどの犠牲者を出すなど!」


7割もの人間を殺すなど出来る訳がない


「団長の力を戻す事は出来ないのですか?」

「可能ではありますが……」

「まさかそれも犠牲が必要だと?」

「ある意味で犠牲にはなりますが命は取られません」

「では安心ですね」

「女神様その方法とは?」

「聖女3人と交合う(まぐわう)事です」


は?


「簡単ではないか!」

「人類の為です」

「すぐに探しましょう!」

「女神様居場所はわかりますか?」

「分かっているのは2人です」

「残り1人か……」

「まずは2人確保しよう」


いや待て待て。交合う(まぐわう)って…



「ハルト殿お願いしますぞ」

「はっはっは!ハルト団長役得ですな!」

「聖女と言えば美しいはずですからな」

「うむ、変われるならば変わりたいです」

「簡単に言うなよ」


嫌がるに決まってるだろうに…



「団長。人類の為ですからお願いします」

「ソフィアよ簡単に言ってくれるな」

「ですが必要な事です」

「だが…」

「自分も頭を下げてお願いしますので説得しましょう」




「ソフィアさんは覚悟が決まってるいるようですね」


「「………………」」


「えっ?!」

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