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21: 開拓準備※

国王陛下より、開拓にあたり第1騎士団を与力として貸し与えられたので、合流するため騎士団の詰所に向かう


「おお、ハルト殿。お久しぶりです」

「お久しぶりです。お力を貸して頂けるとの事で挨拶に来ました」

「わざわざありがとうございます」

「いえ、助かります」

「あの時は余裕がなく自己紹介がまだでしたな。第1騎士団の団長をしていますヘリオスです」

「ヘリオス団長ですね」

「ヘリオスで結構です。これからは部下に成りますので、言葉遣いも普通にして頂いて結構です」

「……わかったヘリオス、よろしくたのむ」

「これより、第1騎士団500名指揮下に入ります」

「5日後に出発するから準備してくれ」

「了解しました」



騎士団の詰所を出てソフィア達に合流する


「団長、お疲れ様です、どうなりましたか?」

「オークの領地を開拓する事になった」

「開拓ですか〜」

「やはりそうなりましたか」

「ああ、5日後に出発する」

「食堂を制覇したい…」

「サーニャは食いしん坊だな」

「生きがい…」

「ははっ、皆に小遣いをやるから、好きに使うといい」

「ありがとうございます」

「ご主人様はどうするんですか?」

「俺は疲れたから休む」



3日後


「さて、行くか」

「団長、何処に行くのですか?」

「国王陛下がクズ石の事を知ってな、王宮に集めてくれている」

「クズ石を…」

「近くの鉱山から取り寄せたのが、今日届くんだ」

「ご一緒しても?」

「ああ、構わない」




「おや、御用ですか?」

「はい、クズ石を取りに来ました」

「貴方がハルト殿ですか」

「ええ」

「それでは、こちらにどうぞ」



「この中にありますが……、運べますか?」

「問題ありません」

「そうですか、私は仕事に戻りますので」

「案内ありがとうございました」


「結構な量がありますね」

「これだけあれば全員分になるか……、いや足りないな」

「団長を優先して下さい」

「だが… 」

「自分達は奴隷ですから、それに団長のスキルじゃないとクズ石の本領は発揮されません」

「わかった俺の装備を作って、お前達の装備はコーティングしよう」

「はい」

「コーティングでも充分な硬さはあるはずだ」


『造形』


今使っている防具を参考にして作っていくが、真っ黒な鎧は悪役にしか見えない


「これはどうなんだ?」

「カッコイイと思います」

「そうか……、これでよしとするか」


あとは剣だが大剣に変えよう、盾も左の手甲にはめて使えるように小さめに作れば両手で振れるな


背中に背負えるようにして、大剣はマントで隠そう



「大剣に変えるのですか?」

「ああ、今回みたいに多数の相手なら大剣の方が良いだろう。ロードみたいな大型種にも有効だしな」

「そうですね。クズ石の重さならドラゴンでも切れると思います」


普段は軽くしないと床が抜けるけどな


「では、ソフィアの装備もコーティングしてしまおう」

「お願いします」


おー!ソフィアのヴァルキリー装備を黒くしたら、闇堕ちしたみたいになったわ


「重さはどうだ?」

「大丈夫です」


ソフィアは剣を振りながら答える


「よし、マントを買いに行こう」



服屋に到着したが、赤色のマントが無い


「すいません、赤色のマントはありませんか?」

「ございますが、何枚必要ですか?」

「5枚です」

「赤色は染色用の素材が高級なので値段の方は金貨5枚になります」

「これでお願いします」

「ありがとうございます。ではこちらになります」


マントも買ったし、宿に戻ろう



「おかえりなさい」

「ただいま、クズ石を仕入れたから、全員の装備をコーティングするぞ」

「わかりました準備します」


なんとかクズ石は足りたな


「真っ黒ですね」

「すぐに私達だと分かりますね〜」

「斥候には丁度いい…」

「皆お揃いです」


「マントも買ってきたぞ」

「赤色ですか」

「ああ、居場所が分かりやすいからな」


嘘です、黒い鎧には赤いマントがカッコイイと思ってます




2日後


「これからセロの街に帰るが、辺境伯の護衛も兼ねてるから油断はしないように」

「500人を超える部隊を襲う者など居ないと思いますが…」

「油断はするなということだ」

「わかりました」

「では出発する」


移動中はさすがに襲われる事もなく、セロに到着した


「ではハルト殿開拓の成功を祈っているよ。人材の募集は自由にしてくれて構わないからね」

「ありがとうございます」


「今日はセロの街に泊まって、明日開拓地へと向かう。しばらくは娯楽が無いから、必要物資の調達を完了したら自由に遊ぶといい。だが問題は起こさないようにしろ」

「「了解しました!」」

「では解散!」


騎士は調達に向かう


「団長、私達はどうしますか?」

「ギルドに顔を出す」

「わかりました」



「お久しぶりです、ギルドマスター」

「おお、ハルト戻ったか」

「戻りました」

「真っ黒じゃないか」

「国王陛下がクズ石を取り寄せてくれたので、装備を作りました」

「そうか、益々強くなったな」

「それでどうだった?」

「ええ、予想どうり開拓を任されました」

「やっぱりな、お前さんの能力を知ればほっとかないだろ」

「面倒なんですけどね」

「そう言うな、ハルトしか出来ない仕事だ」

「まあ、頑張ってみますよ」




翌日


「ハルト殿、準備完了しました」

「では出発する」

「了解!全体移動開始!」


騎士団を率いて開拓地へ向かう



「到着まで3日の予定です」

「了解した」


野営をしながら、開拓地へと到着する


「まずは拠点を作るぞ付近の伐採と、モンスターを警戒する者に別れろ」

「了解、第1から第5までは伐採を担当しろ。第6から第10は付近の偵察をせよ」

「「はっ!」」


「お前達は食事の用意だ」

「わかりました〜」


ミルクを中心に食事を作らせる



「ヘリオス、防壁の予定地点を確認しに行こう」

「わかりました」



「どの程度の規模にするのですか?」

「そうだな…。1万人規模で2重の防壁にしよう」

「2重ですか?」

「ああ、外側に畑や家畜小屋を作って、内側に住居を作ろう」

「わざわざ分けるのですか?」

「攻められても二段構えになるし、臭いも外側に作れば気にならないだろう」

「なるほど…」

「この地点まで伐採するとなると、数ヶ月は掛かるな」

「仕方ありませんよ」

「そうなんだが…」


スキルでなんとかならないだろうか?


「少し試してみる」


『造形』


周りの木を集めるようにして、防壁の形に作りかえてみる


「おお?!」

「成功したか」

「凄いです!」


造形のスキルは、触れていなくても効果があるとは思わなかった


「ふむ、周りを土壁で覆うか。上手い具合に掘りになるだろうしな」


木の壁では火に弱いから、土を圧縮して防壁を作りあげる


「これでよし。時間まで防壁を作って行こう」

「お供します」




3時間後


「とりあえずは2キロほど完成したな」

「ハルト殿のスキルは凄まじいですね」

「自分でも信じられないよ。戻ろうか」

「はい」



「おかえりなさい。皆さん食事を始めてます」

「ただいま、俺たちにも食事を出してくれ」

「わかりました」


「防壁の目処は立ったが住居はどうするか?」

「我々でも簡易的な住居なら作れますが、職人を呼んだ方がいいと思いますよ」

「そうだな、外側の防壁を作ったら募集するか」

「それがいいと思います」

「セロの街にも金を落とさないといけないし、輸入路の確保が必要だな」

「手配しておきます」

「頼む」



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