表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

宇宙船第二の地球号

作者: 眞蛸
掲載日:2018/08/03

 地球から約二十光年のところを航海中だった移民宇宙船「第二の地球号」に緊急連絡が入った。船の通信プログラムが、自動的に受信処理をおこなった。通信プログラムが中央処理プログラムに報告する。

「地球の人口管理センターの人口管理プログラムより報告がありました。たったいま、すなわち約二十年前になりますが、地球の最期の人間が死亡しました。すなわち地球上の人類は滅亡しました」

「いかがいたしましょうか。放送いたしますか」

 ブロードキャストプログラムが、中央処理プログラムに訊ねた。中央処理プログラムが、この船に関するすべての意思決定をおこなうのだ。

「規則だからな。いちおう放送しておけ」

 ――ピンポンパンポ~ン。お知らせいたします。ただいま、地球上から人類が滅亡いたしました。

「ご苦労」

 中央処理プログラムがねぎらった。

「はい。しかし虚しいですね。この放送を聞く人類も、この宇宙船内には既にいないのに」

〈了〉

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] すぐに読める手軽さと心に来るストーリー あるある定番ネタだけど切ない気持ちになりました
[良い点] 読みやすいけど薄くない、文章構成が上手い点。 人類が滅びたあとの、機械だけで運営している雰囲気が良い点。 [一言] 面白かったです。
[良い点] 短い文章の中に多くの情報が詰め込まれていて、かつ読みにくくない。 構成力が素晴らしいです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ