表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
割と本気な大革命  作者: 壁殴り代行と黒歴史処理
ゼルファイスの平穏
4/4

始まり壊れ行く日常と

今日もよろしくお願いします。え?更新が遅いって?何の事やらサッパリですね。


ふわぁぁ。う~~~。眩しい。眩しすぎる太陽だな。太陽はもうちょっと自重した方がいいと思う。それにしても昨日はとんでもないことになってしまったな。やはりこんな国にも吸血鬼がいたとはな。可愛かったな。思い返してみれば凄いな。美人と言うよりは可愛いという言葉があう気がする。まぁいいや。多分もう一度会うような事はない。と言うよりちょっと身の危険を感じたから正直あまり会いたいとは思えない。私も私で残酷な事を考えてしまったな。ちょっと憂鬱だな。


**

ん?声が聞こえる。

「おーい、ファイスー。」

白い髪のちっこい奴がにこやかに笑いながら走ってきた。結構遅いからこちらからも走ることにした。

「おはようなの、ファイス。」

「おはよう、エフェラ。」

お互い途切れながらの挨拶。まぁとても平穏だな。そして疲れた。

「今日は休みなの?殆ど年中無休のバーベラちゃんのお店なのに?」

「無理矢理作った休みだぜ!」

「えー、悪い子なのー。」

「そんな事言われても私は傷つかないぜ。」

「悪い子にはお仕置きしちゃうのー。」

パーン、とおもむろにハリセンで叩かれた。痛い。が、周りの人は生暖かい目で見ている。

「どこからとってきたんだそれ!?」

「そんな事気にしちゃダメなのー。」

ダメと言われたら、それ以上に気になる。

「気にしちゃうぜ!っていうかそんなもの持ち歩いているのか?物騒だな。」

「エフェちゃんだから大丈夫なのー。」

なるほど、わかった。

「で、今日はどうする?新しい本でも探してみるか?」

「またそれなの?いつも本ばっかりなのー。」

うぐ!確かにそうだ。趣味は読書だ、と言えば聞こえはいいかもしれないが、それしかないと言ってしまえばどうしようもない。

「まぁ、私はそういう運命の元にあるのだから仕方ないぜ。」

「仕方なくなんかないのー。今日は違うことしたいのー。」

そうか、なら私の脳内にある選択肢は、1適当に歩いてそれから考える。2しつこく本屋に誘う。3一緒に勉強する。4帰る。う~~~ん。4か2かな~~。

「間違いなく1なのー。と言うより1以外ありえないのー。」

「えーー、そうなんですか?」

「そうなのー。」

まぁ、そりゃそうか。

「じゃあ、歩くか。取り敢えず。」

「出発進行なのー。」

元気な白と面倒くさがりの黒の休日。平穏なゼルの日常は終わらない。

**

「お腹すいちゃったのー。」

涙目のエフェラ。勿論私はロリコンではない。そもそも私は13歳だ。エフェラは8歳だ。ここに恋愛要素など皆無に等しい。まぁ、ちょっと何かが込み上げてきたような感じはするが。まぁいいや。そんなことより大変な事がある

ここは海。そして今、片道切符の島流しというものが今わかった気がする。今は3時だ。勿論午後なのだが。ちなみに出発したのは9時だ。何故6時間も歩いて国境も出てここまで来てしまったのだろうか?謎すぎる。もうこのまま海で泳いでどっか行こうか?ああ、あとどれくらい待てば夕焼けが見えるんだろうか?今は生憎青空と青い海だが。まぁそれも全然悪くないし、こっちの方が綺麗に思えるしな。ふぅ、現実逃避はいい加減やめよう。

「帰ろうなのー。みんな心配してるのー。」

「そうだな。どうやって帰ろうか?歩くしかないぜ?このまま歩いてちゃんと帰れるか分からないぞ。」

「仕方ないのー。それ以外の方法なんてないのー。」

う~~~ん、もう既にエフェラは限界なのではないのだろうか。正直私もかなりしんどい。ならばエフェラはもっとしんどいのだろう。よし、頑張ろう!元々は私の責任だ。

「まぁ、帰りは背負ってやるよ。」

「男前なのー。でも、いいの。エフェちゃん体力はある方なのー。」

すげぇ。8歳児ってこんな凄かったけ?

「分かった。まぁ、疲れたら言ってくれ。」

「ふふーん、ファイスの方が先にばてちゃうかもしれないのー。」

「そんなことはないぜ。多分な!」

「そこは絶対っていってほしかったのー。」

絶対?何か思い出しそうだな?何だか忘れていないか?何だ?頭にノイズの様な+何か+が走る。

(兄貴、絶対にザーザーしあザーザーしてくれよ。)

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

頭が痛い。何だ?何が起きた?何があった?何を忘れた?

「どうしたのファイス!?ねぇ!ねぇ!苦しいの!?ファイスーーー!」

「どうしたんだ!?君たち!?」

痛い。頭が割れそうだ。意識も朦朧としてきた。助けも来たし、寝てしまっていいかな?

そして、ゼルファイスは気絶して家に運ばれる事になった。

家に着いた頃には日が沈んでいた。


いかがでしょうか?

でっきればコメント下さい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ