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いきなり漆黒の力手に入れちゃった件について(仮)  作者: 漆黒の鎧
第二部 成長が必要なのかどうなのかという件について(仮)
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矢文を放っていた件について(仮)


「はあ、はあ、はあ」


 かおるが、その場で腰をつく。


《流石にこれ以上力を使うと、体に悪いぞ》


「そうだな。今日はもうこれくらいにしておくよ」


 かおるは、なんとか、立ち上がり、洞窟に向かう。



「あ、かおるさん・・・」


「終わったよ。アリスの具合はどう?」


「そうですか・・・、本当によかった。なんとか、一命は取り留めたって感じですわ」


 孝子の目には涙がこぼれる。

 かおるは、2人の傍までよる。

 アリスが孝子に膝枕される形で眠っていた。アリスの貫通されていた胸は見事に塞がっており、出血もしていなかった。


「すごいな。あの穴を防ぐなんて」


「心臓が貫かれていれば、直すことは不可能でしたが、幸い、胸を貫いていた場所が心臓を通っていなかったので助けることができました」


「そうなんだ」


 かおるは、一息をつく。

 ここまではアリスによって飛ばされてきた。場所がいまいちわからない。肝心のアリスはおそらくしばらくは目を覚まさないだろうし、かおるも力をこれ以上使うのは避けたほうがいい。

 はたしてどうしたものか・・・、正子達のことも気になっていた。中根は彼らと同じ場所にいたのに、こちらにやってきた。ということは一緒にいた彼らに何かあっても不思議ではない。

 

「よかった。見つけました!」


「!?」


 そのとき、洞窟の入り口から声が聞こえてくる。


「宮内さん・・・・?」


「ご無事でなりよりです」


 正子が四人の場所に近づいてくる。その他にも2人彼女の後から入ってくる。


「どうしてここが?」


「としこのおかげです。彼女がわたし達にこの場所を矢踏みで伝えてくれたんです。それが、かおるさん達がテレポートした後に届いたんです。それで、ここまで来ました。遅くなってしまってすみません」


「そうなんだ。いや、助かったよ。もう、一応全部は終わったんだけど、帰りをどうするかってなっててさ」


「そうなんですか・・・」


 正子が孝子に膝枕されている姿に目をやる。


「まあ、いろいろあってさ。もう大丈夫だよ」


 かおるは、他の2人にも目をやる。


「2人もありがとうな。少し肩を貸してくれるとうれしいかな」


「お疲れ様だね」


「ぼろぼろじゃないか」


 かおるが、良太郎、竹市に笑顔を向ける。それに2人が答える。


 その後、かおる、アリス、孝子、としこの四人は、無事、3人に保護されて氏宮病院にて療養となった。それが落ち着いた時刻が午前10時である。



 -   -   -   -   -


「そうですか、中根さんの中に大罪悪魔が・・・」


「ああ、それで最後はその悪魔との戦闘になった」


 かおるは、氏宮病院の診察室で、その日の夕方、正子、孝子、良太郎、竹市と共に今回の騒動の説明をしていた。


「それにしても、中根に2人はやられてしまったと思っていたよ」


「中根さんは、意識が戻った後、急に頭を抱えたんです。本人は大丈夫だといっていたんですが心配だったので、その場に残してわたし達は洞窟に向かったんです。そのときちょうど矢文が来ましたから・・・」


 そのときに中根は、洞窟の場所を知ったんだろう。

 それを頼りにして、正子達よりも早く洞窟にやってきた。洞窟の場所は正子達がいた場所から、徒歩で1時間はかかる距離だ。良太郎が車でその場まで援護するために来たものの、3人は洞窟までは徒歩を使って向かった。それは最短距離が徒歩のほうがよかったからである。

 つまり、中根、いや、アウモデウスは正子達には手を出さなかった。

 アリスの胸の傷も心臓は貫通してなかった。


「それで、かおるさんのほうは大丈夫ですか?」


「まあ、体のほうはもう大丈夫だね。多分、宮内さんたちのほうが、重いと思うよ。俺のはただの疲労だから」


 アリスと孝子の2人も無事だ。アリスは力を根こそぎアウモデウスに取られたのと、ウリエルの炎の行使による傷が心配されたが、齋藤先生の力で、普通の人間ほどの寿命は確保できたらしい。


 ハルカには、先ほど連絡を入れておいた。孝子は無事で、見つかったこと、それと、今日は帰れないことをだ。もしかしたら、それを突っ込まれるかもしれないと思ったが、案外ハルカはそれをすぐに了承した。


「本当に今回も、かおるのおかげでいろいろと助かったよ。ありがとうね」


「わたくしも、本当にありがとうございますわ。もうわたくしの命はかおる様のものと言っても過言ではありません。いったいどれほどの恩返しをすればいいのか・・・」


 孝子と良太郎が頭を下げる。


「いや、そんな大げさなことは言わないでくれ、2人とも頭を上げて! これからも普通にしてもらったらいいから」


(様付けなんかされては、居心地が悪くなる・・・)


「わかりましたわ・・・」


 なぜか、孝子がしょんぼりする。 


 その後、アリスが、孝子の姉であることや、その他のもろもろについてはも説明をした。


「としこはまだ目が覚めない?」


 かおるが聞く。


「はい、そうですね。おそらく、アリスさんの催眠が思ったよりも効いたのでしょう」


「まあ、疲労はかなりあっただろうからね。それのせいかもしれない」


「それで、あのアリスさんとの、夜中の戦いから、何があったのですか?」


「そうだぞ。あれから、お前達2人は数時間消えたのはなんでなんだ?」

 

 正子と竹市が聞く。


「ああ、少し拉致されてたんだ。としこの仲間達にな」


「「「「え!?」」」」


 その言葉にその場の、かおるを除いた全員が驚きの声を挙げる。


「それはいったいどういうことですか?」


「そうだなあ、順を追って説明をしないといけないかな・・・」

「これから空白の時間で、かおるに何があったのかが分かるわけだね」


「ああ、なんでも作者は、途中からわけがわからなくなってるらしいけどな」


「まあ、それはいつもだけどね」


「確かに」



 小説の中身で気になることがありましたら、感想でもなんでもお尋ねください。書けていない裏設定など、そこで説明したいと思います。

 お読みいただきありがとうございました。

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