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いきなり漆黒の力手に入れちゃった件について(仮)  作者: 漆黒の鎧
第二部 成長が必要なのかどうなのかという件について(仮)
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再度入りました件について(仮)


「孝子を助けにきたんでしょう? でも残念、あの子はここにはいないわよ」


「わかっています。あなたから彼女の居場所を聞き出します」


 正子達が構える。


「ふーん。でも、私にあなた達ごときが勝つことでできるかしらね!」


 アリスが自分の周りに槍の集団を作りだす。

 それを正子達に向かって放つ。


「正子様!!」


 近衛部隊のうちの一人、この中で一番背の高い人物が正子を抱えてその場を後にしようとするが、それを正子を固辞する。


「問題ありません」


 正子は、その場を動かない。

 

 槍が彼らに向かう直前で、止まる。


「あら、そんな隠しだまを持っていたなんてね」


「ええ、この能力は体力の消耗が激しいので、あまり連発はできないのですが、あなたから孝子の情報を得るためには仕方ありません。わたしも全力でいきます」


「いったい何が・・・・」


 一番背が低い近衛部隊の人物がその場の状況についていけていない。

 それを見て、竹市が説明する。


「槍は金属ですよね。そして、正子様は雷の力を持っています。ということは電気を操れるということ、今、正子様は槍を電気で操り、自分のものとしたのです」


 この力は、厳しい修行の元で特訓したことにより手に入れたものだ。


「はあ!」


 正子はアリスに向かって手をかざす。そして、槍がアリスに向かって飛んでいく。

 だが、槍は軽くアリスの防壁で防がれてしまう。


「少しは驚いたけど、それがどうしたの? って話だけどね。結局私を傷つけることができなければ意味がないわけだから」


 そう。アリスの指摘の通り。彼女を傷つけるだけの力を今彼らは持っていない。アリスの防壁を破った正子の天のイカヅチも、連発は厳しいし、彼女は負傷している身だ。簡単には放つことができない。

 それに、アリスに攻撃を当てるにしても、彼女の動きを拘束できなければいけないが、現在の竹市にそれだけの力はもう残っていなかった。

 

 だが、彼らに考えている時間はない。


「それでも、友のため、わたしは戦います!」


 アリスの周りに大きな術式が出現する。これは広範囲電撃の術式だ。


「竹市さん!」


 そして、同時に竹市はアリスに拘束系魔術を行使する。これはひも状の魔力で拘束するもので、結界ほどの力はないが、攻撃を当てることができるものだ。だが、拘束力が弱い。


「甘いわ」


 簡単に拘束系は破られてしまう。

 だが、今度は近衛部隊3人による連携攻撃がアリスを襲う。


「我らとて、宮内家に属するものだ。貴殿の動きを封じることくらいぞうさもないことだ!」


 3人が各々に攻撃をアリスに加えていく。

 それをアリスが防壁で凌ぐ。


「確かに、私の動きを止めれるだけの力はあるようね。でも・・・」


 アリスは今度、ナイフの集団を作り出す。それを近衛部隊に放つつもりである。


「そうはさせません!」


 しかし、そのナイフの主導権は正子が奪った。


「やるわね。自分の攻撃準備をしながら、私のナイフを奪うなんて、器用なことをよくやるわ」


 そのナイフをアリスは自分の魔力による魔弾で消し去った。


 ここまでの戦いで、正子はアリスが弱っていることを確信した。防壁にしても先ほどまでの硬さはないだろう。攻撃の威力もそこまでではない。

 

 だが、それはこちらも同じ。


 正子は電撃の発動にかなりの時間を要している自分に対してもそう思った。


「それなら、魔弾で攻撃をすればいいんでしょう?」


 アリスは魔弾で近衛部隊に攻撃を仕掛ける。


「俺もいることを忘れてもらっては困るな」


 近衛部隊に向かっていく魔弾は、竹市が防ぐ。


「いい連携ね」


 そのときやっと正子の術式が充電完了となる。


「皆さん離れてください!!」


 その掛け声で皆が離れ、竹市が再度拘束系魔術で拘束する。これにさほど意味はないが、一瞬でも動きを鈍らすのがねらいだ。


 四方八方から、アリスに向かって電撃が飛んでいく。


 ドカーーーーーーン!!


 大きな爆音とともに、アリス爆炎に包まれる。


「!!」


 その爆炎からこげた塊が落ちてくる。


「やったか!」


 近衛部隊の一人が言う。

 そして、その場に急いで近づいていく。


「待ってください!」


「え?」


 正子が声をかけた瞬間、その人物の上から無数の魔弾が降りかかってくる。


「うおおおおおお!」


 一瞬にしてその場が見えなくなるほどの量だ。

 

 上空の爆炎から、アリスが出てくる。


「あら、残念、引っかかったのは一人なのね」


 出てきたアリスには上着がなかった。

 おそらく、上着を落とすことによって、やられたことを偽装したのだろう。


 魔弾が落ちた場所には近衛部隊の一人が意識を失って倒れている。


「いいわよ。あなた、名前は?」


「宮内 正子です」


「あなたも、持って行こうかしら?」


 そのとき、正子と竹市は理解した。

 アリスがまた、あのバーサーカーモードに入ったということを・・・





 

「俺もバーサーカーモードに入りたい!」


「それは無理だ。何せこれはある特定の人間しかなれないものだからな」


「だめだよ。元ネタのことを言ったら!」


 小説の中身で気になることがありましたら、感想でもなんでもお尋ねください。書けていない裏設定など、そこで説明したいと思います。

 お読みいただきありがとうございました。

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