始まりの朝
ジリリリリリリリリリ〜
爆音が鳴りやまぬ部屋で1人の少年が寝ている。
そこに大きな音をたて扉が開く音がする。
「勝斗!いつまで寝てるの!おきなさい!今日から学校でしょ!1日目から遅刻してどうするの!」
「ん、、、かーさん、いま何時〜?」
と眠たそうな顔をして少年が言う。
「もう朝の7時よ」
「7時か〜7時?、、、7時かよ!遅刻じゃん!やべーよ!登校初日から遅刻だよ!なんで起こしてくれなかったのさ!」
「散々起こしたのにもうちょっと〜って言って寝てたのはあんたでしょ!はやく着替えて下に降りてらっしゃい」
とこの勝斗と呼ばれる少年の母親は部屋を出て行った。
「初日から遅刻はやべーな!さっさと着替えて学校いかなきゃ!」
少年は尋常じゃない早さで部屋着から学ランに着替え下に降りて行った。
「かーさん!飯はこの食パンだけでいいから!もう行くわ!いってきまーす!」
少年は口に食パンをほうりこむ。
「勝斗!今日からあの学校にいくんだから気をつけなさいよ?あと、、、負けるんじゃないよ?」
「わかってるって!絶対負けねーよ!いってきます!」
少年は待ちきれないかのように出て行った。