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セッション1-3

GM:宵闇のルキスラへ駆け出した四人。双方それぞれの目的地でもあった《白峰領》ゼスへ向かう道を急ぎます。

シア:全力疾走だね!←敏捷度24

ヒイロ&カーナ:追いつけません!←敏捷度14と12

メイク:僕はギリギリかなぁ?←敏捷度21

GM:あはは……。それじゃあ、一番前はシアかな?

シア:そうじゃない?……もしかして危機感知判定!?

GM:……じゃあそれで。達成値10。暗視ペナルティー-2で判定どうぞ。

シア:じゃあ!?ってか、無理じゃね?(ころころ)8。だから達成値9だね。気がつかないね。

GM:ではシアが勢い良く道を駆けていると、道の脇から赤い体の蛮族が2体。いきなり襲いかかってきました。とりあえずシアは魔物知識判定どうぞ。


魔物知識判定 達成値7


シア:平目 (2,5)= 7


 シアは魔物の正体を見抜いた→レッドキャップ


シア:おおう。これはちょっときつい?

GM:距離が空いているので、メイクが合流するのは2R目。離れすぎているだろうから、ヒイロとカーナは一緒にいるってことで1D振ってもらって、1と2なら3R目、3と4なら4R目、5と6なら5R目合流ラウンド決めてね。

ヒイロ:ちなみにここで変転は使える?

GM:使いたいならどうぞ?

カーナ:ここは私が振ります。前衛のヒイロさんより後衛の私の方が変転を使うタイミング少ないでしょうし。(ころころ)2です!

ヒイロ:カーナ、ナイス!

GM:残念。じゃあ、3R目に合流ってことで。それじゃあ、第1セッション、第2試合ですよ!

一同:かかってこいやー!


 気合は十分らしい。だが正直。レッドキャップで勝てる気がしないのは、シアが暗視ペナルティーを受けたところで回避基準値が7あるのだ。固定値を使えば、結局シアがピンゾロ振らない限り当たらない。まあ、ボス戦以外振らないと決めたので、今回も振りませんが。


GM:というわけで、戦闘開始です!レッドキャップAとBとシアは既に乱戦状態。追いついて、戦闘に参加し始めた地点は10mとします。

一同:はーい

GM:それじゃあ、シアに攻撃。不意打ちと暗闇で-4ペナルティーね。

シア:了解。(ころころ)ペナルティー込みで13、14。

GM:基準値9のせいで、-4修正でも基準値5とかね(泣)。シアどうぞ。

シア:レッドキャップAに攻撃!命中ころころ5だから達成値10だね。

GM:同値回避!

シア:ですよねー。しゃあ、こいや!

GM:では。AとBでシアに攻撃。二回振っていいよ。

シア:(ころころ)6ゾロと18。

GM:そっちどうぞ。

メイク:この時点で、私合流でいいよね?

GM:どうぞ。

メイク:じゃあ、魔物知識判定はしていいのかな?

GM:いいよ。

メイク:それでは。


ダイスを振った結果、残念ながら弱点を抜くことはできなかったメイク。


メイク:まあ、いっか。制限移動で3m前進。主動作でフラッシュライトを宣言。(ころころ)12。成功。これで半径10mは暗視関係ないね。

GM:レッドキャップは勝機を失った……。

シア:ヒャッハー!お前の体をお前の血で染めてやるぜー!(ころころ)命中込みで18!(ころころ)6。残念7点。

GM:十分痛いの……。ええい、レッドキャップAとBはシアに攻撃じゃー!


とはいえピンゾロ以外で当たらないシア。1/36がここで出る事もなく、次のラウンドでヒイロとカーナが合流。

刺されて殴られて。後衛組はやんややんやと騒いでいました。メイクは撃たないし、カーナは魔法を使わない。こっちの攻撃は当たらない。リソース削りたかったなぁ。


戦闘終了 

報酬 赤い髪(10G)*2

   武器(30G)*2




GM:ひどい戦いを見た。

シア:いやー、レッドキャップは強敵でしたね。

ヒイロ:全くだね。

メイク:許してやれよ。

カーナ:それにしても、さっき危機感知判定じゃなくて何をさせるつもりだったんですか?

GM:見識判定。成功したら地面に足跡があるって気がついたって言おうとした。

一同:……

GM:まあ、派手に戦ったし、足跡潰れたね。

ヒイロ:……俺たちの冒険はここまでだ。

GM:いやいやいや!?

メイク:落ち着けって。取り敢えず足跡追跡判定で。

GM:うぇ?

メイク:ボガードの足跡が見つかるかもしれませんし。

GM:じゃあ、足跡追跡判定どうぞ。さっき言ったとおり、足跡潰れてるから、達成値15で。

メイク:ちょいと厳しいな。3人平目だし。


 そんなこと言いつつ、自分だけピンゾロ出して自動成功させるメイク。


GM:じゃあ、メイクは森の中に続くボガードの足跡×2を見つけたよ。

メイク:向こうの森の中だね。急ごう。フラッシュライトが切れたら危ない。

ヒイロ:っしゃ。んじゃ、行くか!

三人:オー!

GM:OK。じゃあ、森に入ったって事でいいかな?

ヒイロ:いいよ。

GM:ボガードの足跡を追って森を進む4人。じゃあ(ころころ)3か。3回2D振ってね。3人で一回ずつ。

一同:……うぇ?

GM:イベントだよ。エンカウントから何もなし。お助けまでピンキリさ。最初は誰かなー?

ヒイロ:……じゃあ、俺。(ころころ)7。

GM:何も起きなかったね。

ヒイロ:安心したような、残念なような……。

カーナ:次は私です。(ころころ)10。ちょっと微妙……?

GM:じゃあ、1Dどうぞ。

カーナ:うぅ……。(ころころ)2です。

GM:じゃあ、2個の救命草を見つけた。

カーナ:やった!あ、救命草ですよ!2個もあります。

シア:カーナ、すごーい!

ヒイロ:ありがたい……けど。

メイク:今は意味ないな……。

カーナ:……気を取り直していきましょう!

シア:じゃあ、ラストは私が振るわ。(ころころ)……4?

GM:フラッシュライトの光で目が覚めた動物ウルフが3匹、襲いかかってきました!


 戦闘全略


戦闘終了 

報酬 狼の皮(20G)*3


GM:狼さんぇ……。剣のかけら5つくらい突っ込めば良かった……。

ヒイロ:やめて!結構回避ぎりぎりだったの!

シア:私はまだ結構余裕あるなー。

メイク:二人共落ち着いて。そろそろ見えてくるはずだよ

GM:メイクの言うとおりだね。君達が森を進んでると、開けた場所と切りだった崖とくぼみが見えてきたね。そのくぼみの中には隊商などから奪ってきたであろう、色々な荷物が確認できる。その中にはサカロスの聖印が下がったバックパックが確認できる。

 そしてその手前。くぼみのなかの品を守るようにして立つのはレッドキャップ2体。そしてその手前には焚き火を囲むボガード2体とボガードより二回り大きいボガードの姿が確認出来るね。

メイク:……え?

GM:どうする?1ラウンド分なら、先に準備してもいいよ?

ヒイロ:嫌な予感しかしないね。

シア:単純にボガード2体とレッドキャップ2体だけでも厳しいのに、私の記憶が正しかったらもう1体いるのって。

メイク:逆に考えろ。ソーズマンがいないだけマシ。

ヒイロ:電撃ぇ……。

カーナ:とりあえずフィールド・プロテクション皆に使いますね。(ころころ)成功です

ヒイロ:ここはマジだね。自分相手にエンチャントウェポン使用で。(ころころ)こっちも成功。

シア:私とメイクはなにもないかな。

メイク:そうだね。

GM:了解。じゃあ、蛮族たちは君達に気がつくと、凡庸蛮族語で捲し立てるように言葉を発した。凡庸蛮族語が分かる組は「人間がなんのようだ!」とか「俺たちの集めたものは渡さない!」的な発言をしているとわかった。

メイク:盗んどいてよく言う。

カーナ:荷物は返して貰います!

GM:じゃあ、まずは魔物知識判定どうぞ。ボガードとレッドキャップは既にしてるから、でかいボガードだけだね。


魔物知識判定 目標値10


ヒイロ:平目(2,1)= 3     カーナ:基本値4(4,1)+4= 9

メイク:基本値4(4,2)+4= 10 シア:平目(6,3)= 9


 メイクは蛮族の正体を見抜いた→ボガードトルーパー


メイク:やっぱりお前かあああああああ!!!

シア:レベル5とかあああああああ!!

ヒイロ:良く分かんないけどてめぇえええええええ

カーナ:えっと……新しいキャラクターシート?

メイク:前衛抜かれたらね。兎に角、まずは先制取らないと。


先制判定 目標値11


ヒイロ:平目 (1,2)= 3 カーナ:平目 (4,6)= 10

メイク:平目 (2,5)= 7 シア:基本値5 (3,3)+5= 11


メイク:よし。まだなんとか。

GM:さて、焚き火があるし、暗視ペナルティーは無し。距離はボガード達との間が8m。その後ろのレッドキャップが更に5mだね。

ヒイロ:とりあえず、カーナ。開幕バニッシュ叩き込め。逃げてくれるなら御の字だ。

カーナ:了解です。

ヒイロ:俺とシアはボガード狙い。メイクは落とせそうならそっちを手伝いつつ、基本はボガトル頼む。

シア:OK。

メイク:わかった。

ヒイロ:よっし、こっちはいつでもいいぜ、GM。

GM:ふっふっふ。いい度胸だ。なら始めようか、戦争だ!そんな訳で1R目どうぞ。

カーナ:ボガード達の居る所にバニッシュです!(ころころ)8なんで……達成値12!

GM:ボス戦だから全員ダイス振るぜ!まずはボガトル(ころころ)12。ボガードころころ13。ころころ10。ボガードBだけ抵抗失敗か。2D振るよ(ころころ)8だから恐怖にとらわれて行為判定-1だね。

カーナ:うっ、ごめんなさい。

ヒイロ:今のはGMの出目が走ったから仕方がない。次のR。もう一回頼むかも。

カーナ:はいっ!

ヒイロ:さて、じゃあ俺から行くかな。ボガードBに接近。そのままセスタスで攻撃。

GM:おっと、投げないの?

ヒイロ:ボガトルは投げるかもな。まずは右手。(ころころ)低いな。命中9で。

GM:(ころころ)5だから8だな。バニッシュェ。

ヒイロ:攻撃ころころピンゾロ……。じゃあ左手ころころ6ゾロ。自動命中。ダメージ(ころころ)回らない。7だから7点。そして追加攻撃の右手。(ころころ)8点。

GM:(ころころ)流石に避けた。8だから12。

ヒイロ:終わりで。

シア:よっし、行くよ!Bに向かって前進!乱戦エリア突入で。これでボガトルたちは巻き込めたかな?

GM:うーんと、そうだね。乱戦エリアで独立した状態だ。

シア:なら良し。そのままBの攻撃。(ころころ)11だから18だね。

GM:(ころころ)うん、避けられん。

シア:ダメージ(ころころ)一回転。(ころころ)止まった。12点。

メイク:続けてボガードB行くよ。【クリティカルバレット】(ころころ)8。

GM:(ころころ)11。避けたね。

メイク:ヒイロ、ダイス交換しよう。

ヒイロ:……まあ、いいけどな?

GM:さて、こっちの番だ。ボガードトルーパーが……見た目弱そうなシアに攻撃。(ころころ)16でどうだ!

シア:(ころころ)同値回避。ちょっと危なかったね。

GM:Shit! ボガードBはさっき与えたダメージが大きいシア。Aはヒイロに攻撃。(ころころ)それぞれ、10と14!

シア:(ころころ)18。

ヒイロ:14って当たる気がする……。(ころころ)14!しゃあ!


*以下、ボガード、ボガードトルーパー、レッドキャップの発言は全て凡庸蛮族語です。シアとヒイロは何を言っているのか、分かっていません。


ボガードA:「何だこいつら、すばしっこいぞ!」

ボガードB:「く、くそ!」

ボガードトルーパー(以下、ボガトル):「落ち着けてめぇら!おい!レッドキャップ共もこっち来やがれ!」

レッドキャップA,B(以下RC):「へ、へい!」

GM:そんな感じでレッドキャップ達は前進。Aはヒイロ、Bはシアに攻撃!(ころころ)どっちも10。

ヒイロ:(ころころ)11。

シア:(ころころ)15。

GM:当たりません……。そっちどうぞ。

ヒイロ:カーナ。残りMPはいくつ?

カーナ:15です。キュア・ウーンズ打つにもバニッシュ打つにも後5回。魔晶石も無いですし。

ヒイロ:流石に休み無しの3連戦はきついよな……。此処は待機で頼む。先ずは火力組で行こう。俺はボガードB。シアとメイクで落とせるならAを落として。それで大分楽になる。

シア:オーッ!

メイク:今度は外さないよ。

ヒイロ:よし。ボガードBにセスタスで攻撃!命中ころころ12!

GM:(ころころ)避けらんねぇ。

ヒイロ:(ころころ)回らない。8点。

GM:ボガードBは落ちたね。

ヒイロ:よしっ。仕事はした。

シア:じゃあ、私も仕事するよ!ボガードAに攻撃!(ころころ)14!

GM:(ころころ)同値回避。

シア:ごめんなさい……。

メイク:【クリティカルバレット】宣言。ボガードAに攻撃。(ころころ)7……。

GM:(ころころ)8。

メイク:すいません。

カーナ:えっとバニッシュ……。

一同:お願いします。

カーナ:(ころころ)ピンゾロ……。

GM:何これ酷い。でも手加減しない。仲間を殺された敵!ボガードAがヒイロに攻撃!(ころころ)15!

ヒイロ:(ころころ)11。まあ、無理だね。

GM:初ダメージ(ころころ)12点。

ヒイロ:かなり痛いです……。防護点1しかないから。

GM:そして連続攻撃。(ころころ)しょっぱい、10.

ヒイロ:(ころころ)8。

一同:ええええええええ!?

GM:あー……(ころころ)12点。

ヒイロ:残りHP2だな。

GM:容赦はしない!ボロボロのヒイロにボガトル追撃!(ころころ)11.しょっぱい再び。

ヒイロ:(ころころ)11.同値回避。


 その後のレッドキャップの攻撃もギリギリで回避したヒイロ。とはいえ、HP2なのは変わらず。満身創痍である。


ボガードA:「チッ、しぶてぇ野郎だ!」

ボガトル:「んな体で、ちょこまかと良く動きやがる!」

ヒイロ:なんつってるのかわかんねぇよ。

カーナ:えっと、回復?

ヒイロ:ボガード優先。追加攻撃は厄介過ぎる。ボガードAに攻撃。(ころころ)10.

GM:(ころころ)回避した。

ヒイロ:二撃。(ころころ)伸びない、7.

GM:(ころころ)それも避けた。

ヒイロ:追加攻撃。(ころころ)6ゾロ。自動命中。(ころころ)弱点込みで7点。

GM:喰らった。てか、ヒイロマジモード?

ヒイロ:あー、そうかも。

シア:命中ころころピンゾロ……。私達の冒険は早くも此処まで?

メイク:このままだとシャレにならないね。それ【クリティカルバレット】ボガードAに。(ころころ)命中14.

GM:(ころころ)7。流石に無理だね。てか、固定値使えば良かったなぁ……。

メイク:今さらだね。(ころころ)ピンゾロ……。

カーナ:何なんですか、貴方達!

シア:カーナも出したよね!?

ヒイロ:出してないの俺だけだな。

GM:ゲームバランス云々の前に、ダイスの出目の格差がマッハ。今回も攻撃当てたのヒイロだけって言うね。

カーナ:兎に角回復です。(ころころ)7!? 1,2とかギリギリ過ぎる!(ころころ)8なんで4点です……クスン。

ヒイロ:……これ、マジで最後の手段考えといた方がいいかな?最悪、バニッシュ使って逃げて貰おう。

カーナ:準備しておきますね。

ヒイロ:シア。次乱戦から離脱して一回下がろう。てな訳で、後2R耐えないと駄目だな。

シア:ぶっちゃけ、私が狙われる要素が無いから、ヒイロが8回回避しないと無理だよ?

ヒイロ:変転使うわ。


 そんな訳で。3R裏のダイス結果。全員ヒイロ狙いであり。


ボガードトルーパー 達成値11/回避値12

ボガードA     達成値15/回避値6ゾロ

レッドキャップA  達成値8 /回避値12

レッドキャップB  達成値13/回避値15


 見事に全避けである。信じられん。何回6ゾロだすんだこいつ……。


ボガトル:「な、何なんだこいつ……」

ボガードA:「あ、兄貴。こいつ何かヤバいんじゃ」

ヒイロ:舐めんな、テメェ。

シア:……あれぇ?

メイク:回避フェンサーのお株を奪う回避っぷりだね。

カーナ:と、とりあえず回復します。


 そうして迎えた4R。作戦通り、ヒイロとシアは乱戦エリアの離脱を宣言。メイクは弾の装填に入り、カーナはヒイロの回復をし、5点回復した。

 そして4R裏。


ボガードA:「死ねてめぇえええええ!!」(達成値10)

ヒイロ:断る。(回避値11)

RCA:「うぉおおおおおおお!!」(達成値11)

ヒイロ:何処を狙ってるんだ?(回避値13)

RCB:「貰ったああああああああ!!」(達成値14)

ヒイロ:何を?(回避値15)

ボガトル:「この、人族があああああああああ!!!」(達成値18)

ヒイロ:……。(ダイス出目ピンゾロ)

ボガト:「くたばれえええええええええええ!!!」

ヒイロ:……全く。その程度で殺せると思うなよ。(運命変転:ダイスピンゾロ→6ゾロ、自動成功)

GM:orz

ヒイロ:どやっ。

一同:ヒイロさんかっけぇえええええ!?


 いや、変転を使わせたと思えば……。緊急回避を使わせたと思えば。

 そう思っていると、乱戦エリアを離脱したヒイロとシアが10m後退し、カーナが【バニッシュ】を宣言。


カーナ:(ころころ)あ、6ゾロ。

GM:……え?

カーナ:自動成功なんで、2D振ります。……ボガトル(ころころ)2ゾロ。

GM:ア、アハハハ……。

カーナ:運命変転♪ 10だから、ボガードトルーパー逃走で♪

一同:よっしゃああああああああああ!!!!!


 バニッシュは「蛮族」と「アンデット」にマイナス効果を与える基本神聖魔法である。

 1R目のボガードBが恐怖にかられ、色々な行為判定-1を喰らうものが2Dの出目が5~9。命中+2、回避-2の効果を与える狂化状態になるものが2~4。そして……。恐怖にかられた結果、逃走してしまうものが10~12。

 正攻法で勝てないと考えたPC達の苦肉の策と言えるだろう。2Dで10~12は六分の一で出るとは言え、狙い通りボガードトルーパーで出るとも限らない。そう言う意味では、(ヒイロの)粘り勝ちと言えようか。だが、ボガードとレッドキャップが残れば、どうとでもなる。そう考えた俺が追加でダイスを振って行くと……。


カーナ:続き~。ボガードころころ12。レッドキャップころころ8。レッドキャップころころ10。

ヒイロ:カーナ、出目自重。

カーナ:さっき出て欲しかったなぁ。

メイク:んー……。じゃあ、ヒイロに一応【ヒーリングバレット】。(ころころ)成功。(ころころ)5点回復で。

GM:……こっちの番。逃亡可能なんで、ボガードトルーパーとボガードAとレッドキャップBは逃走。……すいませんレドキャップAも逃げていいですか?

ヒイロ:これってどうなるの?結果的に?

GM:戦闘はそっちの勝ち。だけど剥ぎ取りはボガードBのみ。剣のかけらと経験点はあげる。

ヒイロ:レッドキャップAを倒しても?

GM:そしたらレッドキャップ分の剥ぎ取りも増えるね。

シア:どうしよっか?

メイク:別に逃がしてもいいんじゃない?今回の仕事はバックパックの回収だけだし。

ヒイロ:だな。GMがいやらしい顔してるし、寧ろ下手に時間かけて、バニッシュが解けた皆が戻ってくるなんて状況も考えられる。元々バニッシュは3分しかもたねぇし。ボガードBの剥ぎ取りも諦めて、バックパックだけ回収してさっさと退散しよう。

カーナ:そうですね。バックパック以外の荷物を探れないのは残念ですけど。

GM:探ってもいいよ?一回だけなら許してあげる。それならボガード達が帰ってくるなんてことしないよ。流石に今回剥ぎ取り無しってのは辛いだろうから。

シア:って言ってるよ?

ヒイロ:んじゃ、変転あるし、カーナに任せた。

カーナ:はーい。

メイク:じゃあ、レッドキャップAさんはお逃げ下さい。

GM:了解で。


戦闘終了

戦闘報酬 剣のかけら*10


ヒイロ:剣のかけら10個!? 全員に2個ずつ!?

GM:ボガトルに10個。

ヒイロ:ふ・ざ・け・る・な・よ?

GM:HAHAHA!流石にやり過ぎた。反省してる。後悔はしてない。

メイク:ほんとにバニッシュ成功して良かったね……。

シア:ほんとにね……。あのままじり貧になってたら、負けてたわ。

カーナ:えっと、とりあえずバックパック回収しましょうか。

ヒイロ:そうだな。……そういえば、剣のかけらってどうするの?今居る宿屋?

GM:いや。ゼスの冒険者の店に渡す予定だから。持っておいて。

ヒイロ:イエッサー。

メイク:じゃあ、バックパックの回収と探索をしちゃいます。2D?

GM:うん。それからは指示する。

メイク:OK。じゃあ、探索の時に振って無いし、運命変転残って無いから、僕振ります。(ころころ)高い。10。

GM:高いな。それなら……1Dどうぞ。

メイク:(ころころ)5。

GM:Oh……。じゃあ、トリートポーション5個見つけたね。

ヒイロ:1500G相当か。これは美味しい。

シア:やったね、メイク!

カーナ:おめでとうございます、メイクさん。

メイク:あはは、戦闘じゃからっきしだったのにねぇ。

ヒイロ:よっし、じゃあ帰ろうか。

GM:了解。帰りは振らなくていい。君達は何事も無く宿屋に戻れるよ。


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