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セッション1-1

昔から基本的に影響が受けやすい事もあって、今回のこの企画もやっぱり唐突だった。

某動画某作品を見る事、大凡一週間。以前からの興味もあって完全にやる気になっていた俺は、直ぐにルルブを購入し、読みふける。

だけどまあ、それを読むだけで満足出来るかと言われれば当然否。そんな訳で、不特定多数の友人知人を巻き込む事にした。

ある者は普通に誘った。

ある者は少しだけ脅迫してある者には懇願した。

そんな風にして集まった五人。そんな彼らに俺を含めた六人は現在、学校内のとある教室を占拠している。


GM:それでは『ソード○ールド2.0』の初セッションを始めたいと思います。皆よろしくー。

一同:よろしくー。

プレイヤー1:ってか、TRPGかよ!先に言え!態々脅すな!

GM:……つい?

プレイヤー1:つい!?

プレイヤー2:まあまあ。それよりGM。私、TRPGって初めてなんですけど。

GM:なんとかなる。

プレイヤー2:説明放棄!?

プレイヤー3:まあ、凄く難しいって事は無いから、大丈夫だよ。要所要所でGMも流石に説明は入れるだろうし。

GM:そりゃまあ、勿論。

プレイヤー2:それならまあ、いいですけど。

プレイヤー4:僕も数える位しかやった事無いんだけど。皆はどれくらいやった事あるの?

プレイヤー1:俺はぼちぼちってところか。クトゥルフばっかで、SWは殆どだけど。

プレイヤー2:私は完全に初心者です。

プレイヤー3:多分、この中だと私が一番やってるんじゃないかな?3年位やってるし。GMはどうなの?やってるって話、聞いた事無いけど。

GM:初心者ですが。

一同:……は?

GM:プレイヤー2さんと同じく、初の素人です。初セッション、初GM、初シナリオ。初めて尽くしですよ。

プレイヤー2:……まじで?

GM:はい。そんな訳で、プレイヤー2さん。あんまり気にしないで行きましょう。

プレイヤー2:あ、うん!

プレイヤー3:(GMが素人……大丈夫か、この卓)

プレイヤー4:(ま、まあ、敷居は低いのは確かだよね)

プレイヤー1:(始めてみないと分からんが。とりあえず、経験者として、何かあったらサポートだな)

GM:さて、世界観の説明っている?

プレイヤー1:あー……、三行で頼む。

GM:世界は始まりの剣で作られた。

   蛮族との大規模な戦闘があったのは大凡300年前。

   現在は冷戦状態?

プレイヤー4:大凡間違ってないけど間違えてる気がするのはなんで……。

GM:まあ、必要ならその場その場で注釈するので。先ずは自分の分身となるキャラクターを作る所から始めましょう。種族は人間、エルフ、ドワーフ、ルーンフォーク、タビット、ナイトメア、リルドラケン、グラスランナーの八種類。それぞれに特徴があるのですが、口頭だと長いので、詳しくはルールブックを参照してください。

プレイヤー1:シャドウは?

GM:ヴァン○ードで言う所のぬばたまみたいなもん。

プレイヤー1:何その説明酷い。

プレイヤー3:まあ、フリップでも無いと、口頭説明無理だし、仕方ないんじゃない?

プレイヤー4:プレイヤー2、大丈夫?

プレイヤー2:う、うん。私、人間の神官をやろうかな。前衛ってタイプでも無いし。

プレイヤー4:別に気にしなくていいんじゃない?ロールプレイなんだし、普段やれない事をやってもいいと思うけど。

プレイヤー2:うーん……。でも、やっぱり神官。可愛いし。

プレイヤー4:可愛いって……。まあ、アンタがそれでいいならいいわ。なら、私は前衛をやろうかしら。グラスランナーの軽剣士。

プレイヤー3:なんか、女性陣が早々に決めちゃった。えっと僕は……。

プレイヤー1:俺、種族人間の魔法拳士でいいや。あ、グラップラーな?

プレイヤー3:隣でも早々に!? じゃあ、僕はナイトメアでマギシューでもしようかな。ルーンフォークでもいいけど、それだと普通すぎるし。

プレイヤー1:……色物?

プレイヤー3:そんな事無い!と、思う……。多分。一応、ナイトメアのマギテックなら、心の能力値12+2dだから、悪くはならない筈……。体も能力値9だから、持てないガンも殆ど無いし。

GM:では、やりたい事が決まった辺りで、キャラ製作どうぞ。


(キャラクター製作中)


GM:出来たなら、プレイヤー1から公開よろしく。

プレイヤー1改めヒイロ:おう。さっき言った通り、人間の魔法拳士だ。


名前:ヒイロ・ハイスロープ  冒険者レベル:2

種族:人間  性別:男

年齢:17歳  生まれ:拳闘士

能力値

器用度:19(+3) 敏捷度:14(+2)

筋力:16(+2)  生命力:18(+3)

知力:09(+1)  精神力:13(+2)

生命抵抗力:5  精神抵抗力:4

HP:24  MP:16


種族特徴

[剣の加護/運命変転]


冒険者技能

グラップラー:2 コンジャラー:1


戦闘特技

【追加攻撃】【投げ攻撃】【両手利き】


練技/呪歌/賦術


装備

武器:セスタス【魔法の発動体】(威力1/命中4)、投げ(威力0/命中5)

鎧:ポイントガード(回避1/防護0)

盾:


装飾品



経歴

神の声を聞いた事がある(と信じている)

家族から探されている

近所に芸術家が住んでいる(いた)


ヒイロ:……まあ、こんなもん? 経歴に関しては、神の声を聞いたヒイロが勢いのまま武者修行の為に家を飛び出して、捜索されている程度だな。芸術家に関しては、拾ってシナリオに組み込んでいいぞ?

GM:了解で。ありがとうございます。

プレイヤー3:にしても、神の声を聞いた事があるのに、神官にならなかったの?

ヒイロ:うーん……ならなかったっていうより、なれなかった?

プレイヤー4:どういうこと?

ヒイロ:俺が聞いた神の声は“戦神”ダルクレムだし。

一同:蛮族の神じゃん!?

ヒイロ:あらゆる柵から解放された時、生物は本来の姿を取り戻す的な事を言われて、成る程と思い、家を飛び出して大好きだった格闘術の修行に出たんだよ。まあ、穢れとか色々言ってたけど、知力9だから理解出来なくて。インスピレーションのままに、その言葉を受け取った。

プレイヤー2:そのインスピレーションのままに?

ヒイロ:ああ。あらゆる柵から解放される為に強くなる……。ようは冒険すればいいよ!と。

プレイヤー3:訳が分からないよ……。

プレイヤー4:ダルクレムも同じ気持ちだったでしょうね。

ヒイロ:そんな訳で、GM。実家が厳しい家だった的な設定も入れていいかな?

GM:面白いからOKです。じゃあ次はプレイヤー2さん。

プレイヤー2改めカーナ:はーい。素直に神官にしましたよ。


名前:カーナ・メシリア  冒険者レベル:2

種族:人間  性別:女

年齢:17  生まれ:神官

能力値

器用度:12(+2) 敏捷度:12(+2)

筋力:10(+1)  生命力:9(+1)

知力:15(+2)  精神力:17(+2)

生命抵抗力:3 精神抵抗力4:

HP:15  MP:23


種族特徴

[剣の加護/運命変転]


冒険者技能

プリースト:2 セージ:1


戦闘特技

【魔法拡大/数】


練技/呪歌/賦術


装備

武器:

鎧:ソフトレザー(回避0/防護3)

盾:ラウンドシールド(回避0/防護1)


装飾品

首:聖印ティダン


経歴

空腹のあまり失神した事がある

家族から探されている

歳の離れた友人が居る



GM:……普通?

カーナ:いいんですよ、初心者なんですから!

プレイヤー4:まあ、変に色物でもあれだしね。

プレイヤー3:なんでこっち見ながら言うの!?そんなにナイトメアのマギシューって駄目!?

ヒイロ:てか経歴も突拍子はあるが、これだって感じのは無いな。

プレイヤー4:ヒイロと交換すればいいのに。そうすれば分かり易いわ。

プレイヤー3:そこら辺はダイス神のお導きだからね。仕方ないね。

カーナ:うぅ……。家族から探されているっていうのは、家出じゃヒイロさんと被るから、行方不明的な感じにしようと思う。誘拐されて連れ去られた。凄く怖い思いをしている中、ティダンの神官騎士の人に助けられて、そのままティダン神殿で生活。神官になる。家に帰らないのは、小さ過ぎて家の場所が分からないから。それでも何とか帰ろうと、ティダン様の教えを広めながら旅をしている最中、食料が尽きてそのまま失神。その時助けてくれた人と今は友達、かな。

GM:普通かと思ったら結構壮絶だった。じゃあプレイヤー3、どうぞ。

プレイヤー3改めメイク:メイク・アンデルセン。ナイトメアのマギシュー。


名前:メイク・アンデルセン  冒険者レベル:2

種族:ナイトメア(人間)  性別:男

年齢:19歳  生まれ:魔動機師

能力値

器用度:19(+3) 敏捷度:21(+3)

筋力:13(+2)  生命力:13(+2)

知力:19(+3)  精神力:24(+4)

生命抵抗力:4  精神抵抗力:6

HP:19  MP:30


種族特徴

[異貌][弱点(銀&土属性)]


冒険者技能

シューター:1 マギテック:2 セージ:1


戦闘特技

【精密射撃】


技/呪歌/賦術


装備

武器:トラドール(命中4)

鎧:クロースアーマー(回避0/防護2)

盾:


装飾品

首:マギスフィア(小)

腰:ガンベルト


経歴

憧れる冒険者が居る

破産した事がある

濡れ衣を着せられた事がある


メイク:まあまあ?

GM:初期ボーナスが殆ど3以上ってどう言う事なの……。

ヒイロ:ナイトメアだからね。仕方ないね。

GM:そして中々壮絶の経歴を持ってるな。ナイトメアだから?

メイク:そうだね……。脱げ絹を着せられた結果、社会的に破産して、冒険者になるしか無かった感じ。憧れる冒険者については次回セッションまでに考えておく。

GM:了解。

プレイヤー4改めシア:この流れに乗って、私行きます。シア・カーナリウス。グラスランナーの軽戦士です。


名前:シア・カーナリウス  冒険者レベル:3

種族:グラスランナー  性別:女

年齢:10歳  生まれ:軽戦士

能力値

器用度:19(+3) 敏捷度:24(+4)

筋力:06(+1)  生命力:12(+2)

知力:13(+2)  精神力:24(+4)

生命抵抗力:5  精神抵抗力:7

HP:21  MP:なし


種族特徴

[マナ不干渉][虫や植物との意思疎通]


冒険者技能

フェンサー:3 スカウト:1


戦闘特技

【武器習熟:ソード】【回避行動】


技/呪歌/賦術


装備

武器:ファストスパイク(命中7/威力6)

鎧:クロースアーマー(回避0/防護1)

盾:バックラー(回避1/防護0)


装飾品


経歴

特定の異種族を好んでいる

純潔である

5人以上の兄弟姉妹がいる


シア:特定の異種族は人間で純潔……処女?兄弟姉妹って、グラランに居るのかしら?

GM:あ、じゃあその設定貰っていい?

シア:別にいいけど?にしても発展のさせようが無いわね、この経歴。

カーナ:あ、じゃあ、私と友達って事にしませんか?歳の離れた友人が居るらしいので。

GM:サンクス。じゃあ、突っ込もうか。

男性陣(GM込み):基本回避9ってなに!?

シア:だってかばうで守ってくれそうな前衛いないから、回避するしか無いじゃない。

ヒイロ:すいません ←グラップラーは基本回避

シア:後は【防具習熟/非金属】取って、アラミドコート切れれば一応OKかな。まあ、筋力伸ばさないといけないし、最低でもセッション2つ後だけど。

GM:基本回避10とか正気の沙汰じゃないよね。

ヒイロ:回避フェンサーって久しぶりに見た気がする。二刀流で手数勝負の方が多いし。

メイク:前衛火力に不安しか無い。

カーナ:どう言う事なの……。

シア:多分そこのコングラーがどうにかしてくれる。

ヒイロ:その略し方分かり辛いな!?

カーナ:そこはかとなく、蟹な感じですね。コングラー。

メイク:ナ○シー倒してそのまま3タテした有志は今も忘れない。

ヒイロ:止めろ!

シア:まあ、実際。前衛2人、中衛1人、後衛1人で悪くは無いでしょ。いざとなったら、アルケミスト取るし。

GM:ですね。では皆さん。準備はいいですか?

4人:オーッ!

GM:では、初セッション。皆さんよろしくお願いします。

4人:お願いしまーす!


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